クナッパーツブッシュの名盤 ブラームス交響曲第4番ホ短調

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こんにちは。
ともやんです。

ブラームスの交響曲第4番というと彼の最後の交響曲ということと、第1楽章のセンチメンタルな主題から、ブラームスの4つの交響曲の中でも特に内省的なイメージがあります。

そのためか哀愁を帯びた演奏も多いような気がしますが、完成したのが、1885年とブラームスはまだ50代前半の時期。

第1番を発表してから、10年も経っていない時です。

だから枯淡の境地的な演奏よりも実もあり花もある色気のある男性的な演奏もあってもいいと思います。

クナッパーツブッシュ&ケルン放送響のライブ盤は、女々しいブラームスなんてぶっ飛ばせと言わんばかりの豪快にして痛快な演奏です。

しかもクナッパーツブッシュの表現は、豪快一辺倒だけではなく、情感的に聴かせる部分では、心を鷲づかみされるような感動も与えてくれます。

ワルター&コロンビア響の澄み切った名演とは対局をなす凄みのある名演で、これはライブ録音ですが、こんな演奏を聴くことが出来た当時の人たちはいまから思うとつくづく幸せだったと思います。

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クナッパーツブッシュの凄演 ブラームス交響曲第4番ホ短調

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
Symphony No. 4 in E Minor, Op. 98

ケルン放送交響楽団 – Cologne Radio Symphony Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 08 May 1953, Westdeutscher Rundfunk, Cologne, Germany

1.(12:51) I. Allegro non troppo
2.(11:41) II. Andante moderato
3.(06:30) III. Allegro giocoso – Poco meno presto
4.(09:53) IV. Allegro energico e passionato – Piu allegro
total(40:55)

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ProfilだからできたクナッパーツブッシュのブラームスとブルックナーBox

 

正規盤発売!!! クナッパーツブッシュ渾身のブラームスの4番!
海賊盤で伝説となっていたクナッパーツブッシュの録音がついに正規盤で登場。1953年5月8日の公演のライヴ録音です。クナッパーツブッシュのブラームスでは、第3交響曲が有名で録音も多数残されていますが、第4交響曲はわずかに2種が残るだけ。このケルンでの演奏は、クナッパーツブッシュの指揮した交響曲の中でも最も豪演として名高いもの。ブラームスを完全にワーグナーの同時代人として捉え切った深いロマンティシズムに彩られた演奏です。ジークフリート牧歌は、過去に発売されたCDもわずかな珍しい音源。こちらはリラックスムードの中に豊かな喜びが繰り広げられています。どちらもWDRの蔵出し音源を使用、音の鮮度も上がりました。 [コメント提供;キングインターナショナル]

まとめ

このレコードが国内で初めて発売された時、タスキの文句に

「からだもぶっ飛ぶ迫力!」と書かれていたそうです。

そして、ライナーノートを受け持った宇野功芳氏は、「第3楽章は、いきなり顔面に一発喰らったような。。。。という記述があったそうです。

この演奏録音を高く評価する福島章恭氏の著書「交響曲CD 絶対の名盤」で、次のように書かれています。

「そんな馬鹿な」と思いながら再生して驚いたのは、本当に体も吹っ飛び、顔面にパンチを喰らったような衝撃の演奏だったことだ。

中略

ただし、この演奏を面白おかしく聴こう、という姿勢は間違っている。これだけ、やりたい放題をしても、気品や尊厳さを失わないところがクナッパーツブッシュの偉大なところなのである。

ハンス・クナッパーツブッシュ CD ベスト10 タワーレコード編

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