こんにちは、
ともやんです。
盤鬼こと音楽評論家にして自分のレーベルまで立ち上げて活躍されている平林直哉氏の本『盤鬼、クラシック100盤勝負!』を読んでいると、イギリス・テスタメントというレーベルから、クナッパーツブッシュのステレオ録音盤が出たということが記載されていました。
その録音というのは、1956年のR・シュトラウスの「ドン・ファン」と「死と変容」です。
1956年というとステレオ録音の黎明期で、クナッパーツブッシュだと1956年6月のウィーンフィルとのブルックナーの交響曲第5番がステレオ録音されています。
実は、R・シュトラウスは、その前月の1956年5月の録音なんですね。
この時期の1ヵ月の違いは大きかったと思います。
実際、いままでのリリースされてきたCDは、モノラルで僕が所有しているやつもモノラルです。
ところがテストメントからステレオ録音は平林氏のみならず驚きですね。
さて、今回入手できるCDでは、以下の18枚組のボックスセットがありますが、残念ながらR・シュトラウスの「ドン・ファン」「死と変容」に限ってタワーレコードやHMVで見る限り明記されていないのが残念です。他の録音は書いてあるんですがね。
ただ残念なのが、平林氏は本で紹介しているテスタメントのCDは、タワーレコード、HMV、Amazonでも見つけることが出来ませんでした。もしかして廃盤状態なのかもしれません。
中古店で見つければ即買いですね。
クナッパーツブッシュ R・シュトラウス 「ドン・ファン」「死と変容」
リヒャルト・シュトラウス – Richard Strauss (1864-1949)
交響詩「ドン・ファン」 Op. 20, TrV 156
Don Juan, Op. 20, TrV 156
1.(17:04) Don Juan, Op. 20, TrV 156
パリ音楽院管弦楽団 – Paris Conservatoire Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 7 May 1957, Paris, France
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交響詩「死と変容」 Op. 24, TrV 158
2.(21:02) Tod und Verklarung (Death and Transfiguration), Op. 24, TrV 158
パリ音楽院管弦楽団 – Paris Conservatoire Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 8 May 1957, Paris, France
オーケストラ・エディション<限定盤> ハンス・クナッパーツブッシュ
比類なき才能を持つ指揮者ハンス・クナッパーツブッシュのDecca, Polydor, Westminster管弦楽録音が、初めて1つのBOXセットにまとめられて登場します。
ミュンヘンやウィーンで活躍したドイツの指揮者ハンス・クナッパーツブッシュはワーグナーやブルックナーの大家として知られています。
生前、リハーサル嫌いで知られる彼の技術的な失敗を嫌う聴衆と、リヒャルト・ワーグナーから続く伝統的演奏の後継者とみなす人たちの間で彼の評価が分かれていました。
しかし、戦後デッカで録音されたベートーヴェンからシュトラウスまでの主要なレパートリーには、今日では想像もつかないほど柔軟で壮大な解釈が刻まれています。クリフォード・カーゾンとの素晴らしい協奏曲もその一つです。
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