クレンペラー マーラー交響曲選集 SACDハイブリッド盤

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こんにちわ、
ともやんです。

20世紀の大指揮者オットー・クレンペラー(1885-1973)は、フルトヴェングラーと同時代の人ですが、87歳まで長生きしたので、セッション、ライブ共に膨大な録音が残されています。

しかも50年代中頃からは、EMIと多くのステレオ録音も残されていて、その芸術を良く知ることができます。

ほぼ同い年のフルトヴェングラーに比べれば、ファンとしては本当に有難いことです。

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クレンペラー マーラー交響曲選集

クレンペラーには、フィルハーモニー管弦楽団及びニュー・フルハーモニア管弦楽団とマーラーの10曲(未完を含めれば11曲)から、5曲を録音しています。

ただ、クレンペラーは、マーラーの交響曲に関しては、かなり好き嫌い?があったのか、例えば、第2番”復活”や大地の歌、第9番は、複数の録音が確認できますが、例えば、第1番、3番、5番、6番、8番は、現状僕は確認していません。

もしかして録音がどこかに残されているのかもしれません。
そんな発見が出来れば嬉しいですね。

とにかく、現在、5つの交響曲と5つの歌曲がステレオ録音で聴くことができます。
簡単にチェックしたいと思います。

ロンドンのタワーブリッジ。Julius SilverによるPixabayからの画像

 

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クレンペラー マーラー 交響曲選集と5つの歌曲

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調 「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”

作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock
エリーザベト・シュヴァルツコップ – Elisabeth Schwarzkopf (ソプラノ)
ヒルデガルド・レスル・マイダン – Hildegard Rossel-Majdan (メゾ・ソプラノ)
フィルハーモニア合唱団 – Philharmonia Chorus
フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音時間(78:38) 1961~62年

雄渾極まりない「復活」だ。
熱く燃え立たせた演奏だ。しかし、それはバーンスタインのような真っ赤な火柱ではなく、スコアを燻したように白い煙を上げている。表面より内部が灼熱なのだ。相変わらず、ゆったりしてテンポでじっくり音を重ねていく様が壮観である。
交響曲CD 絶対の名盤」福島章恭著より

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交響曲第4番 ト長調
Symphony No. 4 in G Major

作詞 : 伝承 – Traditional
エリーザベト・シュヴァルツコップ – Elisabeth Schwarzkopf (ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音時間(54:53) 1961年

クレンペラーのゆったりしたテンポの中にいると、まるで揺りかごの中にいるような懐かしい感覚さえ蘇るから不思議である。
交響曲CD 絶対の名盤」福島章恭著より

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交響曲第7番 ホ短調 「夜の歌」
Symphony No. 7 in E Minor

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 – New Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音時間(100:20) 1968年

この複雑で錯綜した作品の隅々まで光を当てた屈指の名演である。スコアに記されたすべてを白日の下にさらけ出さずにはおかない執念の凄まじさ。精巧なマイクロスコープで覗き込むように、作品の襞という襞まで見せつけられるのだから、この作品を愛する者には堪えられない。
交響曲CD 絶対の名盤」福島章恭著より

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交響曲第9番 ニ長調
Symphony No. 9 in D Major

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 – New Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音時間(86:30)

クレンペラーの凄みは、その冷徹さにある。否、冷酷さと言い換えてもいい。マーラーが五線紙に書き付けた死への恐怖、生への執着を情け容赦なく、ただただ克明に音にしていく。
交響曲CD 絶対の名盤」福島章恭著より

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大地の歌
Das Lied von der Erde (Song of the Earth)

作詞 : ハンス・ベートゲ – Hans Bethge
フリッツ・ウンダーリッヒ – Fritz Wunderlich (テノール)
クリスタ・ルートヴィヒ – Christa Ludwig (メゾ・ソプラノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 – New Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音時間(63:21)

テノールのヴンダーリヒは、声の伸びやかさ、艶やかさ、豊かさにおいて、これ以上は考えられないという名唱。

ルートヴィヒは、声の美しさ、感情移入の深さなど申し分ない。
交響曲CD 絶対の名盤」福島章恭著より

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リュッケルト歌曲集より3曲
Ruckert-Lieder (version for voice and orchestra) (excerpts)
作詞 : フリードリヒ・リュッケルト – Friedrich Ruckert

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子供の魔法の角笛より2曲
Des Knaben Wunderhorn (excerpts)
作詞 : 伝承 – Traditional

クリスタ・ルートヴィヒ – Christa Ludwig (メゾ・ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)

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クレンペラー マーラー交響曲選集 SACDハイブリッド

マーラー交響曲選集(第2番「復活」第4番、第7番、第9番、大地の歌、歌曲集)<タワーレコード限定> オットー・クレンペラー 、 フィルハーモニア管弦楽団 、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団

クレンペラーが旧EMIレーベルにステレオで残した歌曲を含むマーラー録音全6作品は、ワルターと並び全てのマーラー録音のなかでも特別な位置にある至高の演奏です。

ワルターの情感的表現とは異なり、極めて客観的な交響作品として扱ったクレンペラーのマーラーは、高音質でより真価を発揮します。

最大の遺産のひとつと言える名盤が蘇ります。

現況での最高音質を目指し、今回、あらためて英国にあるオリジナル・アナログ・マスターテープから96kHz/24bit(歌曲のみ192kHz/24bit)でデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。

新規解説付。永久保存盤です。1,500セット限定のシリアル・ナンバー付。

クレンペラーはこれまで当シリーズでは不定期で計5点をリリースしてきました。
大型復刻としてはモーツァルトの交響曲集に続く発売です。

しかも今回は旧EMIレーベルのクレンペラー録音のなかでは最高峰とも言えるマーラーです。

ご存じの通りクレンペラーは実際にマーラーの指揮に接しており、いくつかの初演にも立ち会っています。

著名な中ではワルターとならんで、マーラー直伝の指揮者としてリスナーから絶大な支持を得てきました。

しかしながらその作風はワルターとは正反対であり、クレンペラー独特の解釈が前面に出ているのは非常に興味深い点です。

ただいまキャンペーン中で、通常14,300円のところ11,440円です。

〈期間限定〉WARNER x TOWER RECORDS Definition Series 20%オフ〈40タイトル〉

セール期間:2021年1月11日(月・祝)23:59(予定)までです。

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