こんにちわ、
ともやんです。
1942年の戦中におけるベルリンフィルの実況録音盤です。
緩急自在、良くも悪くもフルトヴェングラーの実演における特徴が最大限に発揮された録音です。
それだけにフルトヴェングラーのファンには堪らない録音ですが、そうでない方には、例えば第一楽章の序奏から、主部に入って、即物的に早いテンポになることに抵抗を覚える人もいると思います。
しかし、これだけ感情を爆発させ、白熱した演奏に興奮を覚えるのも確かです。
一期一会、一回だけの演奏に命を懸けた演奏をぜひ聴いてください。
フルトヴェングラー シューベルト”ザ・グレイト” ベートーヴェン”コリオラン序曲”
フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第9番 ハ長調 「ザ・グレート」 D. 944
Symphony No. 9 in C Major, D. 944, “Great”
1.(13:34) I. Andante – Allegro ma non troppo
2.(16:23) II. Andante con moto
3.(09:27) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(10:32) IV. Allegro vivace
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 6-8 December 1942, Philharmonie
ウィーンの中央墓地、シューベルトのお墓
EM80によるPixabayからの画像
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
5.(08:57)「コリオラン」序曲 ハ短調 Op. 626.
Overture to Collin’s Coriolan, Op. 62, “Coriolan Overture”
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 27-30 June 1943, Philharmonie
シューベルト: 交響曲第9番「ザ・グレート」&ベートーヴェン: 「コリオラン」序曲
制作者より
フルトヴェングラーとベルリン・フィルによる戦時中のライヴ、ベートーヴェンの「コリオラン」序曲、シューベルトの「ザ・グレート」は2大白熱演奏として、あまりにも有名です。近年ではノイズを可能な限りカットした復刻盤が主流ですが、当シリーズではそのような操作は行っていません。
客席のざわめきや演奏ノイズも、すべて音楽のひとつとして捉えています。
復刻には2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用しました。なお、メロディア系など、一部のディスクでは「ザ・グレート」の第2楽章、249~250小節の間合いが短くなっていますが、当ディスクでは切れ目なく収録されています。
(平林 直哉)キングインターナショナル
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