フルトヴェングラー ベルリンフィル 第九 戦中の名演

フルトヴェングラー

こんにちは、
ともやんです。

フルトヴェングラーの永遠の名演というと51年のバイロイト祝祭管との録音がまず挙げられます。

第九と言えばフルトヴェングラー、フルトヴェングラーと言えば第九ですが、もう一度ちゃんと聴いてみようと思います。

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フルトヴェングラー 第九の録音歴

フルトヴェングラーの第九の録音は9種類あるとされています。

以下に、録音年とオーケストラのみ記載します。

①1937年5月1日(ライブ) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
②1942年3月22日~24日(ライブ) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
③1943年12月8日(ライブ) ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
④1951年1月7日(ライブ) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
⑤1951年7月29日(ライブ) バイロイト祝祭管弦楽団
⑥1952年2月3日(ライブ) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
⑦1953年5月31日(ライブ) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
⑧1954年8月9日(ライブ) バイロイト祝祭管弦楽団
⑨1954年8月22日(ライブ) フィルハーモニー管弦楽団

上記のように戦時中の録音が、2種類あります。
フルトヴェングラーにとっても苦しい時期でしたが、皮肉にも音楽的には一番充実していたのかもしれません。

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フルトヴェングラーの華やかな女性関係

年齢的にも60歳前。
おっと、演奏に入る前にフルトヴェングラーの私生活に触れていきたい。

まず、この録音が行われたほぼ1年前の1941年3月、フルトヴェングラーはオーストリアとスイスの国境近くのザンクトアントンで休暇を過ごしていましたが、スキーを楽しんでいた時、転倒して重症を負う羽目となり、一時は右腕が動かなくなり、指揮者として再起できないのではと危ぶまれました。

しかし、その年の10月には復帰することができました。

またフルトヴェングラーの女性関係は華やかだったようで、当時、妻ツィトラとの関係は既に破綻状態で、別にマリアという愛人がいたのです。

でも、マリアとより親密になったかと言うと、フルトヴェングラーは、恋多き人で、ある日マリアと食事をした時、マリアが自分の妹も連れてきたのでした。

妹の名は、エリザベート。夫もいて子供も三人いました。

しかし、フルトヴェングラーは、マリアが連れてきた妹のエリザベートに惹かれ出したのです。出会った頃、エリザベートの夫は招集され戦場にいましたが、不幸にもその後戦死してしまいます。

そうなるとフルトヴェングラーとエリザベートは急接近したのです。しかし元の愛人マリアは黙ってはいません。二人は6年間も付き合っていたのです。

そして、フルトヴェングラーに自分か妹かどちらかを選べ、と詰め寄ります。
マリアとしては、自分を選ぶだろうという思いがあったのですが、なんとフルトヴェングラーが選んだのは、妹のエリザベートでした。

結局、フルトヴェングラーは前の妻と別れ、エリザベートと再婚したのです。
そして、マリアとエリザベートは、フルトヴェングラーが亡くなるまで絶縁状態になってしまいました。

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フルトヴェングラー&ベルリンフィル 戦中の第九

フルトヴェングラーの戦中に録音された第九は、2種類あります。

42年のベルリンフィルと43年のストックホルムフィルとのものです。
比べるまでもなく、ベルリンフィルとの演奏が圧倒的に素晴らしいです。

なんと言っても、気心の知れたベルリンフィルとの演奏ですし、後年のバイロイト祝祭管との寄せ集めのオケにはない一体感があります。

また、演奏の内容の深みにはバイロイト祝祭管盤に譲るとしても、その迫力は尋常ではありません。

第一楽章の再現部でのティンパニの渾身の打ち込みも凄まじいものがあります。

そして終楽章は、まさにベルリンフィルがフルトヴェングラーの意のままに起伏ある表現を見事に演奏しきっています。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

1.(17:19) I. Allegro ma non troppo e un poco maestoso
2.(11:23) II. Molto vivace
3.(20:10) III. Adagio molto e cantabile
4.(24:24) IV. Finale: Presto – Allegro assai
total(73:16)

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
ティッタ・ブリーム – Tilla Briem (ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン – Elisabeth Hongen (メゾ・ソプラノ)
ペーター・アンダース – Peter Anders (テノール)
ルドルフ・ヴァツケ – Rudolf Watzke (バス・バリトン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ブルーノ・キッテル合唱団 – Bruno Kittel Choir
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 22 March 1942

『戦中のフルトヴェングラー(6CD)』

フルトヴェングラーの苦悩と爆発!
1942年第九、1942年グレイト、1943年ベト7、1943年ブラ4、1944年ブル8など9曲、
戦中(1942-45年)の凄絶ライヴを2017年最新リマスター音源で集成!

「フルトヴェングラーの最高の演奏というと、戦時中の録音に着目するのが習いとなっている」(ジョン・アードイン『フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ』藤井留美訳、音楽之友社刊)
戦火まじえる激動の時代にあっても、自らの芸術活動に命を懸けたフルトヴェングラー。1942年3月の「第九」から、戦時中最後のコンサートとなった45年1月の「ブラームス2番」まで、巨匠の”最高の演奏”9曲をCD6枚組に集成。ファン必携!壮絶な爆演の数々が2017年最新デジタルリマスター音源でよみがえります!1942年よりフルトヴェングラー指揮の演奏会が全欧に向け放送されるようになり、ドイツ帝国放送局がコンサートのライヴ録音や聴衆不在の通し録音を行いました。この9曲はその”戦中のマグネットフォン録音”として有名なものです。音質自体は、76cm/秒速のテープにメインマイク1本によるワンポイント録音と、アナログ・テープ録音方式としては理想的といってよいかもしれません。これらの録音テープは終戦後ソ連に持ち帰られ、露メロディアからLPが発売されました。この板おこしで英ハンター社がユニコーン・レーベルのLPを発売。また、一部の曲はコピーテープが西ドイツ内の放送局に遺されていて、このテープ系音源をもとに仏ターラ等がCDを制作しています。有名な録音だけに、これまで各社から盤おこし系、テープ系と数多くの復刻CDが発売されてきましたが、今回、”復刻CDの決定盤”とすべく、キングインターナショナルが独自で音源を調達して復刻するものです。戦時中の巨匠の内奥にまで迫った衝撃の音再現にご注目ください。

・ベートーヴェン「9番」(1942)・・・緊迫感にみちたドラマチックな指揮、オーケストラとコーラスの傑出したできばえから、ファンの間では「バイロイトの第九」をも凌ぐ評価の「ベルリンの第九」。1969年に米エヴェレストが発売したLPのマスターテープを96kHz/24bitでデジタル化。LP1枚に詰め込むため、テンポを上げていますが、音質そのものは最初期のLPらしく芯のしっかりした音!キング関口台スタジオでピッチを修正したうえでリマスタリング、初CD化!
キングインターナショナル

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