フルトヴェングラー シューベルト交響曲第9番「ザ・グレート」

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こんにちは、
ともやんです。

中学の時、なんとなく名前を聴いたことがあるということで、フルトヴェングラーのLPレコードを買ってしまったために、50年経ったいまでのその呪縛というか魅力から抜け出せず、むしろずぶずぶとそのその魅惑の沼に引きずり込まれようとしています。

そんなフルトヴェングラーの録音の中から数少ないグラモフォンのスタジオ録音からシューベルトの「ザ・グレート」を聴いたのでレビューしたいと思います。

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フルトヴェングラーのシューベルト ザ・グレート

フルトヴェングラー(1886-1954)は、シューベルトの「ザ・グレート」を得意としていたようで録音も5種類残されています。

その内、唯一のスタジオ録音が、51年12月もしくは53年5月にベルリン・フィルとイエス・キリストで録音したものです。

録音年に関しては情報が2種類あります。

53年5月の録音というのが多分正しいでしょう。
というのも今回紹介するLPレコードの紹介でタワーレコード・オンラインショップでは、シューマンの交響曲第4番と同じ53年5月になっているからです。
シューマンの方は、どの資料でも53年5月になっています。

ちなみに宇野功芳氏の名著『フルトヴェングラーの全名演名盤』では、51年12月?という感じで?マーク付きなのは笑えます。しかも宇野氏も自信なさそうで、録音日は不明でおそらくハイドンの交響曲第88番と前後して録音されたのだろう、と正直にコメントされています。

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まあ、どうでもよさそうなことですが、このシューベルトのザ・グレートの録音を知るうえでは大切なことだと個人的には思っています。

つまり、53年5月には、フルトヴェングラーの最高の演奏の録音と言われる、僕個人もそう思っているシューマンの交響曲第4番が録音された時なのです。

実際、今回シューベルトのザ・グレートを聴いてやはり53年5月だろうと確信を持ちました(あくまで個人的見解)。

演奏は、スタジオ録音とうこともであり、フルトヴェングラーの即興性は抑えられ、しかも第3楽章のスケルツォでは、クレンペラーの思わせるような遅めのテンポで刻明に振っているのです。

宇野氏などは、欠点がなさすぎるのが不満とまで書いています。

フルトヴェングラーが、もっと長生きしていたら違う芸風の域に達していたのではと想像させてくれる名演だと思います。

なお、近頃フルトヴェングラーのLP復刻盤が目立つようになりました。
この件に関しては、またコメントを改めていたと思います。

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フルトヴェングラー シューベルト交響曲第9番「ザ・グレート」

フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第9番 ハ長調 「ザ・グレート」 D. 944
Symphony No. 9 in C Major, D. 944, “Great”

1.(14:35) I. Andante – Allegro ma non troppo
2.(17:11) II. Andante con moto
3.(11:12) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(11:32) IV. Allegro vivace
total(54:30)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: May 1953, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany

ドイツ・グラモフォン・スタジオ録音全集<限定盤> ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

戦後に行われた伝説の録音をLP4枚組で。限定盤。

独創的で論客で才能あふれる指揮者として知られたヴィルヘルム・フルトヴェングラー。その芸術はロマン派の理想主義の伝統に深く根付いていました。この録音は一人のアーティストが非常によく知られた作品にも新たな見解を明らかにすることができることを証明しています。
ドイツ・グラモフォンへの録音は少ないながら、このハイドンの交響曲第88番、シューベルトの『グレイト』交響曲、シューマンの交響曲第4番、そしてフルトヴェングラー自身による記念碑的交響曲第2番のスタジオ録音は、同レーベルの伝説の録音として語り継がれています。今回すべてまとめてLP4枚組で発売されます。

LP 1はエミール・ベルリナー・スタジオによる2018年ハーフスピード・リマスタリング、LP 2~LP4はこのエディションのためにエミール・ベルリナー・スタジオにより新規リマスタリングされています。
180g重量級プレス盤。
ユニバーサル・ミュージック

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