フルトヴェングラー&ベルリンフィル 戦時下のブラームス第1番

フルトヴェングラー

こんにちは。
ともやんです。

20世紀最高の指揮者とされるヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)。
亡くなってから65年も経つのにいまだに人気は衰えず、しかも以前の古い録音が新しく復刻されたり、リマスターされたりとレコード会社としては、貴重な稼ぎ手でもあります。

ただそんなフルトヴェングラーは、レコードのための録音が好まず、あまり協力的ではなかったようです。

そのため残されている録音は、ライブ録音が圧倒的に多いです。
今日ご紹介するブラームス交響曲第1番も9種類とも10種類とも言われますが、スタジオ録音は、1種類だけです。

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フルトヴェングラー&ウィーンフィル ブラームス第1番 唯一のスタジオ録音

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(14:48) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(10:39) II. Andante sostenuto
3.(05:06) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(16:32) IV. Adagio – Piu Andante
total(47:05)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 17-20 November 1947, Grossersaal, Vienna Musikverein

“ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの商業録音集(1940-1950) 第5集”

ウォード・マーストン復刻。交響曲第1番は戦後にHMV(EMI)と契約し、その初期に録音した演奏。テスタメント・レーベルなどからも既出ですが、音質の聴き比べもファンにとっては醍醐味でしょう。ハイドン変奏曲もセッション録音であり、ライヴが多いフルトヴェングラーの録音の中で存在感を誇っています。

ただ、録音は古さは致し方なく、ナクソスレーベルの復刻は悪くないし、個人的には鑑賞には支障ありませんでした。

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フルトヴェングラー&ウィーンフィル ブラームス第1番 おすすめ

彼の代表盤とするなら、5年後のやはりウィーンフィルとのライブがおすすめです。

フルトヴェングラーによるブラームスの交響曲全てとドイツレクイエムを聴くことが出来ます。また価格が超リーズナブルなのが嬉しいです。

録音は、ずっとよくなりましたが、序奏のティンパニが鈍いのが残念です。

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(14:28) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(10:22) II. Andante sostenuto
3.(05:07) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(16:33) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(46:30)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音1952年1月27日(ライブ)

ブラームス: 交響曲全集、協奏曲、ドイツ・レクイエム ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

結局、フルトヴェングラーらしい演奏が残されていないのが残念です。

ところがここに凄い演奏が残されているのです。
1945年1月23日、ドイツ敗戦濃厚になっても演奏を続ける執念を感じさせる録音です。
ただ、第4楽章しか残されていません。
緩急自在、陰影の濃さもまさにフルトヴェングラーの神業的な演奏で、しかも戦況下にも関わらず録音が悪くないのです。
どういう事情で、第4楽章しか残されていないのかわかりませんが、録音技師のプロ根性と執念に感謝です。

市販のCDでも、以下のものが現役です。

https://amzn.to/2t2B0Rv

また、クラシック音楽通販専門店アリアCD http://www.aria-cd.com/ でも独自で復刻しています。チェックしてみてください。こちらの復刻盤なら良心的な価格でお求めできます。

僕は、アリアCDの復刻盤とフルトヴェングラー レガシーという107枚組の大全集に収録されている録音を聴いています。

なお、この107枚組のレガシーは、現在廃盤で、ドイツのメルケル首相も勧めていましたが、現在中古市場でも高値の様です。
僕は、1年ほど前新宿のディスクユニオン・クラシック館で1万円で入手しましたが、本日のAmazonを見ると5万円の値付けでした。

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まとめ

フルトヴェングラーの演奏を聴いていて思うのは、その時だけの演奏を目指していることです。

だから実演でこそその真価が発揮されるということです。

それが再現芸術としての真髄だと思っているからだと思います。
フルトヴェングラーは、レコード用の録音を音楽の缶詰と言っていたという話を聴いたことがありますが、なるほどと思います。

それに対抗するようにカラヤンは、録音や映像を重視しました。
そしてその録音でフルトヴェングラーを超えようとしてのでしょうか?

ところが皮肉なことに、ステレオ録音、デジタル録音、映像への進んでもフルトヴェングラーの古い録音は情報され続けました。

むしろ時代が進むほどに、その価値は上がっているように感じます。
つまるところ、その演奏の内容なのです。

ワクワク、ドキドキさせてくれる演奏、時には失敗もするような演奏を聴きたいのです。

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