フルトヴェングラー 現代音楽の名演集

こんにちは、
ともやんです。

フルトヴェングラーの録音の中でも高品質な音質として評判の「ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – RIAS放送コンプリート・レコーディングス(1947-1954)」から、一般的にはマイナーな作曲家の曲を聴いたのでレビューします。

曲目は、共に20世紀の作曲家であるウォルフガング・フォルトナーの「ヴァイオリン協奏曲」とボリス・ブラッハーの「協奏的音楽」です。

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フルトヴェングラーとフォルトナーとブラッハーと

ウォルフガング・フォルトナーは、1907年ライプツィヒ生まれ。父は宮廷の歌手でした。ライプツィヒで、マックス・レーガーの弟子だったヘルマン・グラブナーに師事し作曲を学びました。1931年ハイデルベルクからは教会音楽院の教師となり、1935年には同地に室内管弦楽団を組織し、ドイツ国内のならず、他国への演奏旅行に出掛けました。
その後はフライブルクの国立音楽院の作曲科首席教授を勤めながら作曲活動をした人です。

ヴァイオリン協奏曲は、1946年の作品で、ヴァイオリニスト、タシュナーの独奏と自身の指揮で初演され、タシュナーに捧げられました。

ヴァイオリンの機能を極限まで発揮したヴィルトゥオーゾ的な曲で、フォルトナーの作品ではもっとも成功した曲です。

ボリス・ブラッハーは、1903年に中国生まれのドイツの作曲家です。
普通の教育を受け、その後建築を学んだが、20歳前後で音楽に転じ、1922年から26年に掛けてフリードリッヒ・コッホから作曲を学びました。

1938年からドレスデン音楽院の作曲科の教授に就きました。
1948年からベルリン音楽院の作曲の教授の職に就き、53年には同音楽院の院長に就任しています。
多くの分野の作品を残していますが、「パガニーニの主題による変奏曲」が特に有名です。
「協奏的音楽」が、1937年に完成、同年12月6日にカール・シューリヒト指揮ベルリンフィルの演奏で初演され、のちにシューリヒトに捧げられました。

10分弱の曲ですが、管はもちろん、弦も独奏部が技巧的に活躍するヴィルトゥオーゾ的な作品です。

フルトヴェングラーは、両曲とも覇気溢れる演奏で、初めて聴いた僕にも、迫ってくる気迫を感じました。

フォルトナーの曲では、独奏が初演を行っタシュナーで、高音に伸びがあり、ポルタメントも心に残ります。

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フルトヴェングラー フォルトナーとブラッハー

ウォルフガング・フォルトナー – Wolfgang Fortner (1907-1987)
ヴァイオリン協奏曲
Violin Concertof

1.(06:16) I. Allegro con brio
2.(09:44) II. Canzone: Andantino
3.(06:21) III. Introduction e rondo: Molto allegro – Allegro poco scherzando – Presto
total(22:21)

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ゲルハルト・タシュナー – Gerhard Taschner (ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 18 December 1949, Berlin, Germany

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ボリス・ブラッハー – Boris Blacher (1903-1975)
協奏的音楽 Op. 10
Concertante Musik, Op. 10

4.(00:16) Applause
5.(09:38) Concertante Music, Op. 10
total(09:54)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 27 April 1954, Berlin, Germany

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – RIAS放送コンプリート・レコーディングス(1947-1954)

Auditeが満を持して放つ フルトヴェングラー・コンプリートRIASレコーディングズ!
RIASに眠っていたオリジナルテープから細心のマスタリングで、今よみがえる真実のフルトヴェングラー!

Auditeのホームページ(http://audite.de/index.php?bnm=181)でオリジナルのテープの音質とマスタリング後の音質のチェックができます。

20数分間にわたり、いかなるポリシーのもとにAuditeがリマスタリングをほどこしたかが、マスタリング前と後で聴き比べることができます。

特にブルックナー8番、1楽章コーダのわざとのような咳の嵐(それにしても、あの音楽でどうしてあんなに盛大な咳ができるのか!当時のベルリンはよっぽど風邪がはやっていたのか?3月なのに?)がマスタリング後は音楽性をまったく損なうことなく、気にならないレヴェルまで抑えられているのはデジタル・テクノロジーの驚異と申せましょう。

そして全編にわたりナレーションを担当しているのはあの、アンジェラ・ヒューイットというのも驚きです。素晴らしく聞き取りやすくわかりやすい英語です。ぜひ御一聴ください。

演奏そのものについてはもうなにも付け加えることはない素晴らしいものばかり。戦後のフルトヴェングラーの円熟期、絶頂期の音楽がベルリンフィルとの黄金の組み合わせでたっぷり堪能できる、Auditeにフルヴェン・ファンは足を向けて寝られなくなること疑いなしのセットでございます。 [コメント提供;キングインターナショナル]

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