こんにちは、
ともやんです。
ブラームスの交響曲第1番は、もっともフルトヴェングラーに相応しい曲だと思います。
しかし、今一つ録音に恵まれていないという印象です。
演奏はいいと思うと録音が今一つで、録音がいいと思うと演奏が、フルトヴェングラーとしてはもっと期待したかったのに、なんてのもあります。
フルトヴェングラー ブラームス交響曲第1番 決定盤
先日、以下のような記事をこのブログにアップしています。
↓
フルトヴェングラー&ウィーンフィル ブラームス第1番
この記事は、1952年1月27日のウィーンフィルとの録音をレビューしたものですが、ティンパニが、多分録音のせいかと思うのですが、なかり鈍く収録されています。
それが一番魅力を削いでいると書いています。
逆にこの前年の北ドイツ放送響と翌月のベルリンフィルとのライブも合わせて聴いて欲しいと書いています。
つまりCDとしては、録音も含めてウィーンフィル盤が妥当かなと思うのですが、演奏自体は、北ドイツ放送響やベルリンフィル盤の方が、よりフルトヴェングラーらしく魅力的です。
そんな折、キングインターナショナルから出て新リマスター盤が出たので、52年2月10日のベルリンフィルとの録音が一気に魅力が増します。
さすが手兵のベルリンフィルだけあって、フルトヴェングラーの手足となって演奏している様子が爽快です。ティンパニも気合の籠った演奏です。
フルトヴェングラー&ベルリンフィル 最新リマスター盤
カール・マリア・フォン・ウェーバー – Carl Maria von Weber (1786-1826)
歌劇「魔弾射手」序曲
Der Freischutz, J. 277
1.(13:01) Act I: Prelude
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 08 December 1952, Berlin, Germany
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ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68
2.(14:40) I. Un poco sostenuto – Allegro
3.(10:40) II. Andante sostenuto
4.(05:24) III. Un poco allegretto e grazioso
5.(17:09) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(47:53)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 10 February 1952, Radio Recording, Berlin, Titania Palast
ブラームス 交響曲第1番 & ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」序曲 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベスト・セラーの最新リマスター!
フルトヴェングラー&BPO
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲+ブラームス:交響曲第1番(1952)
音質大幅改善で再登場!このディスクの2曲はGS-2127(2015年)として発売し、短期間で完売してしまいましたが、このたびバイロイトの第9(GS-2205/2019年)と同様、テープを録音スタジオに持ち込み、マスタリングの全行程をプロ用の機器で行いました。GS-2127も非常に良い音だと思っていましたが、リマスターのGS-2227は情報量がさらに豊かになり、一度こちらに慣れると、旧盤には戻れません!前回同様、ブラームスは全くハサミのない唯一のテープを使用、永久保存盤を目ざしました。(平林直哉)
キングインターナショナル
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