ワルター マーラー『大地の歌』ウィーンフィルとの名演

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こんにちは、
ともやんです。

ブルックナーでは、厳しい評価をする宇野功芳氏もマーラーに関してはさすが高い評価をしています。

特に、52年のウィーンフィルとの『大地の歌』に関しては、総合的な評価の高いワルターのマーラーの中でも特筆すべき歴史的名盤で、これを聴かずしてマーラーの『大地の歌』を語るなかれと著書に書いています。

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ワルター&ウィーンフィル マーラー大地の歌を聴いた

マーラーの大地の歌は、マーラーの9つ目の交響曲です。

形態的には、交響曲をとらえるのか、カンタータととらえるのかわかりませんが、一般的にマーラーの9番目の声楽を伴う交響曲をされています。

そしてマーラーは、9という数字を忌み嫌い、大地の歌には、9という数字は使いませんでした。

これは、ベートーヴェンが9曲の交響曲で最後になったことと、ブルックナーも9番目の交響曲が未完になったので、9という数字を遠ざけたのです。

実は、僕はこの曲が苦手でした。このワルター&ウィーンフィルの演奏もLPで持っていましたが、なかなか聴きだせないでいました。

何が苦手と思っていたのだろうか?
やはり声楽付きということからだと思います。

それも歌詞の内容を確認していなかかったからです。

こちらで訳詞を読みました。

マーラー:「大地の歌」の歌詞と音楽

これは凄い音楽です。そして深いです。
いつもは冗長に感じる第6曲『告別』にも感銘を受けました。

ワルターとウィーンフィルの演奏が素晴らしすぎで、なんて深く意味ある音楽なのかと感ぜずにはいられません。

ただ、キャスリーン・フェリアーの声にだけ時々男性のように聴こえたりするのが少し気になりました。慣れるしかないですね。

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ワルター&ウィーンフィル マーラー大地の歌 SACDとLP

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
60:55大地の歌
Das Lied von der Erde (Song of the Earth)
作詞 : ハンス・ベートゲ – Hans Bethge

1.(08:48) I. Das Trinklied vom Jammer der Erde (The Drinking Song of Earth’s Misery)「大地の哀愁を歌う酒の歌」
2.(09:22) II. Der Einsame im Herbst (The Lonely One in Autumn)「秋に淋しき者」
3.(03:04) III. Von der Jugend (Of Youth)「青春について」
4.(06:49) IV. Von der Schonheit (Of Beauty)「美について」
5.(04:26) V. Der Trunkene im Fruhling (The Drunkard in Spring)「春に酔えり者」
6.(28:26) VI. Der Abschied (The Farewell)「告別」
total(60:55)

ユリウス・パツァーク – Julius Patzak (テノール)
キャスリーン・フェリアー – Kathleen Ferrier (コントラルト)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)

【SACDハイブリッド】 マーラー: 交響曲《大地の歌》、リュッケルト歌曲集から<タワーレコード限定>

ワルターとフェリアー&パツァークによる歴史に残る一期一会の記録。世界遺産級の名盤を、LP初出時のカップリングで遂に世界初SA-CD化!オリジナル・アナログ・マスターテープから本国で新規マスタリング

1952年5月録音のワルター&ウィーン・フィルによるDEECAレーベルの「大地の歌」を、英CLASSICサウンド社で新規に本国のアナログ・マスターテープからダイレクトDSD化を行い、最新のマスタリングを施しました。もはや唯一無二の歴史的な名盤として説明不要なほどの有名な音源ですが、これほどの有名盤でありながらモノラル録音ということもあってか、これまで一度もSA-CD化はされていませんでした。今回のSA-CD化により、マスターテープに残されていた情報を従来以上に高品位で聴くことができます。初出時のLPと同様にオリジナル通り、「大地の歌」の後に、「リュッケルトリーダー」から3曲をカップリングしました。フェリアーの含みと深みのある声質、独特の声が曲に即して爛熟と退廃の雰囲気を伝えるパツァーク、そして当時のウィーン・フィルの木質的でありながらも重厚な音色が混然一体となって迫ってくる様は圧巻です。緊張感のあるワルターの迫力に満ちた表現と、時に悲痛なまでの響きもまた心を打ちます。リリース以来、多くのリスナーの心を捉えてきた真の名盤が、ここに蘇りました。
フェリアーとワルターは1947年のエディンバラ音楽祭で初めて共演して以来、何度か「大地の歌」を含め演奏を重ね、5年後の1952年に恐らく両者の希望で当時DECCAと専属契約にあったフェリアーとの録音のために、米コロンビアの専属であったワルターがイレギュラーでDECCAに収録を行いましたが、フェリアーはこの後癌を患い、1953年10月4日に41歳という若さで亡くなったため、両者の共演はこの録音が最後となってしまいました。「告別」におけるその重みのある声とテキストの内容、それに抗い、時には呼応するかのようなワルターとウィーン・フィルの響きは筆舌にし難く、聴く者に憧れと諦観を悲痛なまでに呼び起こさせます。

マーラー「大地の歌」宇野功芳氏絶賛!「他の指揮者が束になっても適わない」あのワルターの名盤がLP化。

【LPレコード】

宇野功芳氏も絶賛の大名盤が遂にLP化!このワルター&ウィーン・フィルの『大地の歌』は有名なデッカ盤(52年5月15-16日録音)の翌日、5月17日のウィーン音楽祭でのライヴ録音です。デッカ盤の録音はリハーサルを兼ねた2日間で行われたものなので、このライヴを聴いてこそ、初めてワルターの残した名演奏の全貌が分かろうというもの。カップリングは同日に演奏されたモーツァルトの40番。こちらもまたソニー盤(52年5月18日録音)の1日前の演奏という実に興味深いものです。ライナーノートには宇野功芳氏の貴重な解説文を掲載しています!そのほか楽曲解説と歌詞対訳も完備。「50年間、夢にまで見た52年ライヴ。涙が出るほど嬉しかった」「やはり生命力はライヴが上だ」「ワルターも絶好調、・・・他の指揮者が束になっても適わない」「とにかく聴いていて胸がわくわくし通し」「濃い味と、美しさと、苦しさと、雄弁な語りかけの連続だ。ワルターも、フェリアーも、ウィーン・フィルも。」(宇野功芳氏の『大地の歌』解説より)モーツァルトの40番は1日違いの録音であるはずのソニー盤と比べると演奏がずいぶんと異なり、宇野功芳氏も「考えれば考えるほど分からなくなる」謎の40番と解説しています。踏み込んだ推理が展開されるライナーノートは必読。当盤収録の演奏は、冒頭のすすり泣く極美のポルタメントはもちろんのこと、力強く立体的な音響が魅力で、第1楽章展開部の上声とバスが対位法的に掛け合う箇所の盛り上がりは凄まじいものがあります。
キングインターナショナルの歌、モーツァルト: 交響曲第40番<完全限定生産盤>

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最後に

2020年4月5日日曜日。2月までの日曜日なら朝から合唱団の練習に行くところです。しかし、新型コロナウイルスの影響で3月から練習が中止になり、それは今のところ4月末まで続きます。

もしかしてもっと続くと思われます。

なぜなら日本はまだピークを迎える前だからです。

日本政府の作戦は、ピークを遅らせて準備を進めるというものです。
東京は現在悲惨な状況にある、ニューヨークにようにならないとは誰にもわかりません。

なにか大地の歌の歌詞が分かりように感じるのは、そんな渦中にいるからでしょうか。

早く、安心して働けて、仲間たちの酒場で美味しいお酒が飲める時が来ることを願っています。

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