こんにちは、
ともやんです。
いやー、これは聴きまくるしかあるまい、と勝手に考え、モーツァルトの交響曲第39番をいろんな指揮者で聴きまくっています。
というのも宮本輝作『錦繍』で、主人公がモーツァルトの交響曲第39番を聴いてある開眼をするのです。あまり詳しく説明するとネタバレになるので触りだけに止ておきます。
1982年 モーツァルトの名盤は
さて、宮本輝の『錦繍』は、1982年に発表されたのですが、舞台は1980年頃の用で、そこから10年前のことをふり返っています。
主人公の女性は、あるカフェでモーツァルトの交響曲を聴くわけです。登場するのが第41番「ジュピター」と39番ですが、小説の中では39番の方が重く扱われているように僕は感じます。
当時はまだLPレコードの時代で、主人公が聴いたのは当然レコードなので、有線放送とかではないの多分新盤ではないと思われます。
ということは、70年代と言えばカラヤンかベーム。
いやワルターかクレンペラーか。
はたまたキワモノ的でフルトヴェングラーかクナッパーツブッシュか?
クナッパーツブッシュ 迷盤 モーツァルト交響曲第39番
クナのモーツァルト交響曲第39番。
クナのモーツァルトの交響曲の録音自体は、非常に貴重です。
39番以外では、1941年録音の第40番とジュピターがあります。
クナッパーツブッシュもすでに50代も半ばになりかけていた頃。
ところが第39番は、1929年とまだ40歳になったばかりの頃。
演奏を聴くと後年のクナの泰然とした演奏とは違い、速いテンポでの颯爽としてモーツァルトを聴くことができます。
タイトルに迷盤と書きましたが、これがクナ?という印象はありますが、人は変わる生き物だと考えれば、ある時期のクナの貴重な姿を記録したものと考えればいいかと思います。
クナッパーツブッシュ 名盤 モーツァルト交響曲第39番
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543
1.(06:58) I. Adagio – Allegro
2.(06:50) II. Andante con moto
3.(03:22) III. Menuetto: Allegretto
4.(03:46) IV. Finale: Allegro
total(20:56)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 – Berlin State Opera Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 1 October 1929, Berlin, Germany
ハンス・クナッパーツブッシュの芸術 with 国立歌劇場管弦楽団
ハンス・クナッパーツブッシュ
国立歌劇場管弦楽団コレクション(11CD)スクリベンダムの注目シリーズ
往年のドイツの指揮者、ハンス・クナッパーツブッシュのボックス・シリーズが、イギリスのヒストリカル系レーベル、スクリベンダムから登場 (第1弾ウィーン・フィル、 第2弾、ベルリン・フィル、 第3弾、ミュンヘン・フィル、 第5弾レジェンダリー・オーケストラ)。個性的デザイン
ヒストリカル系ボックスは地味なデザインが多い中、精悍でちょっと怖カッコイイ(?)クナッパーツブッシュの姿と競いあうかのような派手な色彩の背景は印象的。 しかもその絵柄が、正面だけでなく、天面・底面・側面にも登場してとても賑やかで、実際にブルックナーの初版や、金管の増員増強など、強烈なサウンドを好んでいたクナッパーツブッシュにはふさわしいといえるかもしれません。シリーズ第4弾は歌劇場オーケストラとの共演
クナとバイエルン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ歌劇場のオーケストラが共演した音源から、代表的なものがCD11枚分集められています。
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