フルトヴェングラー 名盤 シューマン&ハイドン

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こんにちは、
ともやんです。

フルトヴェングラーは、シューマンの交響曲に関しては残念がら第1番と第4番しか残してません。
第1番は、51年10月29日のミュンヘンのドイツ博物館ホールにおける実況録音の1種類だけですが、第4番は、スタジオ録音とルツェルン祝祭管との実況録音の2種類があります。

数は少ないですが、それがどれもフルトヴェングラーにとってとびっきりの名演の録音ということで貴重なものです。

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フルトヴェングラー シューマン交響曲第4番&ハイドン交響曲第88番

フルトヴェングラーには熱狂的なファンというかマニアがいますが、中にはアンチの人も少なからずいるようです。

村上春樹氏は、その著書の『古くて素敵なクラシック・レコードたち』の中で、選んだレコードを見るとフルトヴェングラーが数枚しかなくそれも伴奏だったりして、特に避けたつもりはないけど、敬いすぎたかなと記されているし、評論家の福島章恭氏に至ってフルトヴェングラー嫌いを明言しているくらいです。

しかし、その福島氏においてもこのシューマンの交響曲第4番に関しては高く評価しています。

福島氏の著書『交響曲CD絶対の名盤』では次のように記しています。

「フルトヴェングラーのスタジオ録音における最高峰という呼び声の高い演奏である。たしかに、ライヴにも匹敵する熱情がスタジオ録音ならではの端正な造型に封じ込められたところに凄絶な美がある。

中略

これまで、フルトヴェングラー嫌いを公言し、貫いてきた筆者であるが、シューベルトの「グレイト」と共にこの演奏にも大きく打たれたことを告白する」

僕は、中学生の時にフルトヴェングラー&ウィーンフィルの1944年12月のライブのLPを購入し、いきなりその演奏に接した関係で、割と免疫が出来ていました。しかし、ブルックナーなどは、ちょっとうるさいなとかうざいなと思わないこともありませんでした。

しかし、このシューマン交響曲第4番は、初めて聴いときからその立派さに敬服せざるを得ない演奏です。

ハイドンの交響曲第88番に関しては、宇野氏、アーベントロート盤を高く評価していて、それに比べ、いささか物足りないと書いているが、フルトヴェングラー流のハイドンで僕は楽しく聴きました。

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フルトヴェングラー 名盤 シューマン交響曲第4番&ハイドン交響曲第88番

ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
交響曲第4番 ニ短調 Op. 120
Symphony No. 4 in D Minor, Op. 120

1.(11:52) I. Ziemlich langsam – Lebhaft
2.(05:21) II. Romanze: Ziemlich langsam
3.(05:56) III. Scherzo: Lebhaft
4.(07:50) IV. Langsam – Lebhaft
total(30:56)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: May 1953, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany

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フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第88番 ト長調 「V字」 Hob.I:88
Symphony No. 88 in G Major, Hob.I:88

5.(06:52) I. Adagio – Allegro
6.(06:19) II. Largo
7.(04:25) III. Minuet: Allegretto
8.(03:40) IV. Finale: Allegro con spirito
total(21:16)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 5 December 1951, Berlin

シューマン 交響曲第4番&ハイドン: 交響曲第88番 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

制作者より
未刊行に終わったテスト・プレスLPより復刻した”フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション”の第2 弾は、セッション録音によるシューマンの交響曲第4番とハイドンの同第88番です。

演奏内容については、もはや説明不要でしょう。

今回の2曲は最も音質の安定したもので、疑似ステレオの効果はライヴによる「運命」+「エグモント」序曲(GS-2256)よりも勝っているかもしれません。特にシューマンは幻想的な作風ですので、ステレオ化は非常に成功していると言えます。
なお、このディスクはLPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。ご了承下さい。
(平林直哉)
キングインターナショナル

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