トスカニーニ ベートーヴェンツィクルス1939 胸のすく快演の名盤

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こんにちは、
ともやんです。

ベートーヴェンの交響曲第1番、往年の名演として忘れてもらっちゃ困るのが、トスカニーニ&NBC交響曲楽団の演奏。

それも1939年のツィクルスが素晴らしいです。

薩摩剣士の如く、チェストォーとバサッと切り込んでくる様に痺れます、気が付く前にというかやれちまっています。

でも、第1楽章のイントロなんか、ちょっと様子を観るように入ってくるとこなんかカワイイです。

しかし、主部に入ればお手のもの、バッサバッサと快刀乱麻の凄さ、素晴らしさ。

しかし、ピアノやメゾピアノでは、テンポを微妙に落として、哀感を出す心憎い演奏です。

だから第2楽章などは、まるで歌っているように演奏しています。

さすがオペラの国イタリア人指揮者です。

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第三楽章を経ての終楽章の推進力の強さは流石です。

自分の信じた道を迷いなく突き進む感じで、悩みや困難を乗り越えていく意志の強さを感じさせます。

トスカニーニは、後年80代でもベートーヴェン全集を録音していますが、僕は全体的にもこの39年盤が好きです。

ひと言でいえば、老けていないトスカニーニを聴くことが出来ます。

後年の録音は、外見上は似ていますが、録音のせいか潤いや瑞々しさに乏しいように感じるのです。

ただ、第3番”英雄”に関しては80代の録音が好きです。

何か、老将軍が、歴戦の集大成のように命を賭けたような演奏に痺れます。

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トスカニーニ NBC交響楽団 ベートーヴェン交響曲第1番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
Symphony No. 1 in C Major, Op. 21

1.(08:03) I. Adagio molto – Allegro con brio
2.(06:23) II. Andante cantabile con moto
3.(03:13) III. Menuetto: Allegro molto e vivace
4.(05:38) IV. Finale: Adagio – Allegro molto e vivace
total(23:17)

NBC交響楽団 – NBC Symphony Orchestra
アルトゥーロ・トスカニーニ – Arturo Toscanini (指揮)
録音: 28 October 1939, Carnegie Hall, New York, United States

トスカニーニ1939年のベートーヴェン・ツィクルス トスカニーニ協会盤『未通針』LPからの丸ごと復刻!!

トスカニーニ1939年のベートーヴェン・ツィクルス
トスカニーニ協会盤『未通針』LPからの丸ごと復刻!!

何の説明も要らないトスカニーニ+NBC響、1939年10月から12月に行われたベートーヴェン・ツィクルス(ベートーヴェン・フェスティヴァルとして開催)。NBC響とのコンビも3シーズン目を迎え蜜月であり、巨匠の手足となって迅速に呼応するNBC響の妙技が聞きものです。70歳を少し超えたばかりのトスカニーニは気合体力充分。歌いまくってオーケストラを鼓舞します。この超名演を初出であるトスカニーニ協会盤7枚組の未通針LPからまるごと復刻しました。さらに序曲集のLPも未通針物が見つかり、カプリングとして組み合わせております。演奏会場の8Hスタジオは残響皆無の殺伐とした音響として知られますが、このLPで聴くと意外やまろやかでオーケストラの音色もヨーロッパ的というか渋い風合いが出ております。安定した重厚な味わいもアナログならではです。既出盤も多くM&A盤の復刻も非常に優れたものでしたが悪く言えば尖った感じのサウンドでしたので、当盤もぜひ聞いていただきたいと思います。トスカニーニ協会盤にはニュースレターとして当時の証言や記事が充実しており、旧会員のご提供を得てこれらの日本語訳が付きます。さらに気鋭のジャーナリストネストル・カスティリオーネ氏によるFeeling the Spirit: Toscanini’s 1939 Beethoven cycle for NBC.という書下ろし記事がつきます。ミューズ貿易

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最後に

有名な、NBC交響楽団との39年ツィクルスが、未通針LPからの丸ごと復刻というのは嬉しいですね。期待できます。

僕は持っているCDでも、39年盤は、むしろ52年盤よりも音に潤いと瑞々しさを感じます。
それはまだ70代前半のトスカニーニの演奏のせいか、録音のせいかわかりませんが、52年盤は新しい録音にも関わらず、干物のように感じてしまうのは残念です。

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