トスカニーニ CDベスト5 タワーレコード編

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こんにちは、
ともやんです。

トスカニーニ(1867-1957)は、フルトヴェングラー(1886-1954)とその演奏スタイルや政治的な立場など比べられることもあるし、ライヴァルと見られますが、年齢差は20才近くあり、ライヴァルというより、全く生き方も音楽性も違うそれぞれ独自の音楽家と観た方がいいかなと思います。

僕が二人の録音を聴いていて感じるのは、二人共激しい情熱、パッションの持ち主ですが、トスカニーニが楽天的な響きと感じるのに対し、フルトヴェングラーは、暗く重く悲劇的な響きとして感じます。

今回タワーレコードでのベスト5をチェックしてほぼほぼ思っていた内容でしたが、レスピーギが入っていないのは残念です。

ただ、トスカニーニは名盤も多いので、ベスト5と言っても内容の良しあしと言うよりも単にセールス上のことですので気にしないことにします。

逆にこれ以外にも紹介した名盤がたくさんあることをここに記します。

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トスカニーニ 名盤 トップ5 2020

1、トスカニーニ ガラ・コンサート1945

『トスカニーニ ~ ガラ・コンサート1945』

トスカニーニの1945年ライヴ! 圧巻!豪快!ローマの松!

ギルド・ヒストリカル&レイノルズ・マスタリングによるトスカニーニ放送音源復刻の最新リリースは、1945年11月13日に行われたニューヨーク・フィルとのガラ・コンサート。

トスカニーニのニューヨークフィル音楽監督就任時と同じプログラムが組まれたガラ・コンサートの最注目は、やはりレスピーギの「ローマの松」! トスカニーニのローマ三部作と言えばNBC響との演奏があまりにも有名だが、終始ハイテンションをキープし、高速テンポで突き進むNYPとの「アッピア街道の松」も圧巻。

クライマックスでの豪快なリタルダンド、縦の線の乱れなどはお構いなしの突進力は迫力十分! ピーター・レイノルズのリマスターにも期待!

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2、ベートーヴェン: 交響曲全集、ミサ・ソレムニス<完全生産限定盤>

ベートーヴェン: 交響曲全集、ミサ・ソレムニス<完全生産限定盤>

20世紀演奏史に巨大な足跡を残した大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニ。

この1949~1953年の録音は、20世紀が生んだベートーヴェン演奏の最高の規範と讃えられる名盤中の名盤。

トスカニーニのベートーヴェンは同じ時代のフルトヴェングラーの対極に位置する、贅肉をきっぱりと削ぎ落とした厳しい造形に、ラインのはっきりとした歌を乗せていくスタイル。

彫像を思わせる硬質で厳格な造型には、燃焼度の高い熱情が常にあふれ、強靭なカンタービレ表現と相まって熱いパトスは、世紀を越えてベートーヴェンの改革的な交響曲を伝えています。

大作《ミサ・ソレムニス》でもトスカニーニ流のベートーヴェン像は揺るぎなく、声楽陣も完全にコントロール下に置いた、身の引き締まるような緊張感と統一感は格別といえましょう。
ソニー・ミュージック

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3、Arturo Toscanini Conducts Verdi<完全生産限定盤>

Arturo Toscanini Conducts Verdi<完全生産限定盤>

トスカニーニがRCA に録音したヴェルディの代表的名演を集成した12枚組BOXです。

トスカニーニは歌劇『オテロ』の初演にチェリストとして参加した歴史の証人であり、指揮者としてのデビューもリオ・デ・ジャネイロでの「アイーダ」で行なうなどヴェルディとの所縁が深く、それ以来生涯にわたってヴェルディ作品を演奏活動の柱としていました。

その最晩年にNBC交響楽団との演奏会形式上演でライヴ収録された4曲のオペラ全曲盤と「レクイエム」は、ヴェルディの演奏解釈の聖典ともいうべき歴史的名演です。

いずれもバルビエーリ、ディ・ステファノ、シエピと言った当時のメトで活躍していた第一級の歌手を起用した熱のこもった演奏で、「これでもか」とばかりに突き進む迫力ある演奏です。これこそがトスカニーニを聴く醍醐味といえましょう。

なお、マスターテープに起因するノイズ等が入っている部分がございます。御了承下さい。ソニー・ミュージック

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4、ヴェルディ: レクイエム(全曲)<完全限定盤>

ヴェルディ: レクイエム(全曲)<完全限定盤>

トスカニーニ傑作中の傑作、1951年の「ヴェルディ:レクイエム」にステレオ録音が存在しておりました!といっても初めからステレオ収録を行ったわけではなく、偶然にもマイクが二カ所に同時に立っていたという事情によります。

右チャンネル、左チャンネルは異なるレコーダーによる録音故に、もちろん合成による不安定な箇所もありますが、伸びやかで良く歌う木管、艶やかな弦楽の妙技、歌手の堂々たる歌唱が見事にとらえられております。

芸術鑑賞に十分なクオリティです。
この名演は、イタリア、ミラノにある音楽家専用の老人ホーム「カーサ・ヴェルディ」(ダニエル・シュミットのドキュメンタリー映画『トスカの接吻』でも有名)への基金のための演奏会で8Hスタジオでなくカーネギーホールで行われました。

正に万感を込めての超絶的ライヴ。
前半プログラムはヴェルディ:「テ・デウム」でこれもステレオで現存する可能性が高く調査中とのことです。

トスカニーニがこだわったヴァイオリン両翼、低弦左側のオーケストラ配置が存分に堪能できる貴重な一枚がUHQCDで甦ります。

写真も初めて公開される珍しいもので1950年4月のNBC響アメリカ国内ツアー時のリハーサル風景です。

さらに気鋭のジャーナリスト、ネストル・カスティリオーネ氏による書下ろし記事(対訳付)がつきます。ミューズ貿易

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5、レスピーギ: 交響詩「ローマの松」、「ローマの噴水」、「ローマの祭」

レスピーギ: 交響詩「ローマの松」、「ローマの噴水」、「ローマの祭」

トスカニーニ指揮、NBC交響楽団のレスピーギ「ローマ三部作」(「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭」)は言わずと知れた永遠の名盤です。

当シリーズでもこの演奏はGS-2029(2008年9月発売/廃盤)として復刻しましたが、これはLP復刻としては非常に完成度が高く、早々に完売してしまいました。

しかしながら、「LPのノイズが気になる」というファンも少なからず存在しましたが、今回のオープンリール・テープ復刻のGS-2143は、もちろんそうしたストレスは一切ありません。

しかも、全体の音像はGS-2029をさらにクリアにしたものであり、当分の間、これ一枚あれば特に困ることはないと言えます。(平林直哉)
キングインターナショナル

ベートーヴェン 交響曲全集 巨匠たちの遺産

トスカニーニ、ワルター、シューリヒト、クレンペラー、フルトヴェングラー、シェルヘンによるベートヴェン交響曲全集は、まさに世界遺産です。

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