フルトヴェングラー ベートーヴェン 運命 戦前の録音より

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こんにちは、
ともやんです。

今年2024年は、20世紀を代表する不世出の名指揮者ヴィリヘルム・フルトヴェングラーの没後70年の年です。

昨年末には、それを記念してタワーレコード限定でCD80枚組セットでなんと7万円近くする商品が発売されました。その内容は、全てライブ録音というもので、フルトヴェングラーが一期一会で臨んだ入魂のものばかりです。

ただ、個人的には現在所有しているものと重複する録音もかなりあるので、購入は控えています。しかし、その内容をつぶさに見て行けば、もしかして買わざるを得ないかなとも思っています。

ということで、発表されている内容から1枚1枚チェックして行こうと考えています。

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ヘンデル ベートーヴェンを聴く

さて、フルトヴェングラー ライヴ録音大集成(80CD)<タワーレコード限定>の1枚目は、ヘンデルとベートーヴェンの録音が入っています。

CD 1
1.ヘンデル:合奏協奏曲 ニ長調 作品6の5
2.ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」
3.ベートーヴェン:カヴァティーナ(弦楽四重奏曲第13番 作品130-第5楽章)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1939年9月13日 ルンドフンクス・ハウス、ベルリン(L)(1,2)/ 1940年10月15日 テレフンケン・スタジオ(SR)(3)
原盤:Tahra Remastering(P)2021 MONO

ただ残念ながら、現在の僕には、ヘンデルとベートーヴェンの「運命」1939年録音を聴くことが出来ない。唯一、ベートーヴェン:カヴァティーナ(弦楽四重奏曲第13番 作品130-第5楽章)のみ聴くことが出来ました。

これが素晴らしい演奏!宇野功芳氏の名著『フルトヴェングラーの全名演名盤』では、次のように記されています。

“温かい人間味にあふれた演奏だが、弱音がもやつく。この幸せな音楽はもっと良い録音で聴きたいものである。”

とある。僕はナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)で聴いたが、それほど悪い録音とは感じなかった。宇野氏のいう”もやつく”とはどういう意味なのか?多分の宇野氏の使っている素晴らしい再生装置で厳密に聴くとそう感じるのかもしれない。

ベートーヴェンの「運命」は、1937年のスタジオ録音で聴いた。録音は悪くなく鑑賞には十分。なお39年録音では、欠落があり、この37年録音で補っているそうだが、それが出来ると言うことは、演奏に大きな違いがないのかもしれない。

ヘンデル合奏協奏曲は、39年と54年の録音があるが、僕は54年の録音で聴いて39年盤を想像するしかない。上記に挙げた宇野氏の著書では次のようなことが書かれている。

基本スタイルは同じ。ただ39年盤は、リズムやひびきが軽くスッキリしている。54年盤の方がフルトヴェングラー節が徹底しているそうだ。

以下にベートーヴェンの「運命」の1937年録音のCDを挙げておきます。

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フルトヴェングラー ベートーヴェン 運命 1937年

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(07:38) I. Allegro con brio
2.(10:12) II. Andante con moto
3.(05:48) III. Allegro –
4.(08:08) IV. Allegro
total(31:46)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 8 October and 3 November 1937, Beethovensaal, Berlin

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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(ベルリン・フィル/フルトヴェングラー)(1937)
※タワーレコード・オンラインショップ

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フルトヴェングラー&ベルリン・フィル 運命 1937年
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※HMV&BOOKS online

もっとも知られている交響曲を、もっとも非凡に演奏した指揮者

フルトヴェングラー選集 第2集

戦前の交響曲の録音の中で、必ずやトップクラスの評価を得るのが、フルトヴェングラーの「第5」’37年盤です。’38年盤のように原盤の欠落もなく(ちなみにその欠落はこの’37年盤で補われています。)、また演奏自体も融通無碍のオケが彼の指揮にぴたりと付き従っていく、非常に緊張感の高い優れたものです。自作の交響的協奏曲の美しいアダージョは、フルトヴェングラーのメロディーメーカーとしての才をうかがわせる叙情的な作品。ワーグナーの「聖金曜日…」の原盤第3枚目は米RCA盤と同じく、Matrix2746-2Aを使用しています。

[ベートーヴェン: 交響曲 第5番 ハ短調 Op.67「運命」(録音: 1937年10月8日、11月3日 ベルリン、ベートーヴェン・ホール)/フルトヴェングラー: ピアノと管弦楽のための協奏的交響曲 ロ短調 より 第2楽章 Adagio solemne*(録音: 1939年4月25日 ベルリン、ベートーヴェン・ホール)/ワーグナー: 舞台神聖祝典劇「パルジファル」~第1幕への前奏曲/同~第3幕「聖金曜日の奇蹟」(録音: 1938年3月15日 ベルリン、ベートーヴェン・ホール)]

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/エトヴィン・フィッシャー(p)*

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