クナッパーツブッシュ ベートーヴェン 交響曲第1番&第7番

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こんにちは、
ともやんです。

クナッパーツブッシュが、ミュンヘンフィルを初めて指揮したのが、1923年4月のことで、ミュンヘンフィルの前身であるミュンヘン・コンツェルト・フェライン管弦楽団とのコンサートにおいてでした。得意のブラームスでまとめたプログラムだったそうです。

その後戦前では、1931年から32年から客演してブルックナーの交響曲などを演奏しています。

しかし、その後ナチからバイエルン州での演奏が禁止され、戦前での演奏はなくなりました。

戦後間もない頃は、ミュンヘンフィルの首席指揮者は、ハンス・ロスバウトが48年まで務めました。その後、ミュンヘン市は、後任としてフルトヴェングラー、ヨッフム、そしてクナッパーツブッシュに打診しましたが、全員から断られ、フリッツ・リーガーが着任しています。

クナッパーツブッシュは、47年4月からミュンヘンフィルの客演を再開し、48年から64年に掛けてライブ録音中心に残しています。

残された録音からは、クナッパーツブッシュの実演の凄さが伝わってきます。

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クナッパーツブッシュのベートーヴェン

クナッパーツブッシュのベートーヴェンの交響曲の録音は、そんなに多くなく、しかも偏っているようです。

僕が知る限りでは、第6番”田園”がないようですが、逆に第3番”英雄”、第7番、第8番は複数あり、しかも特異な名演として貴重なものとして録音されています。

今回ご紹介するミュンヘンフィルとのボックスでも、この3曲に加え、第1番が収録されています。

今回は、第1番と第7番を聴きました。

どちらもクナッパーツブッシュ独特なアクセントがあり、異形の光を放っています。
第7番の第2楽章を劇的に盛り上げ、金管を強奏させたり思わず引き込まれるシーンの多々あります。

ぜひ聴いて欲しい名演の録音です。

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クナッパーツブッシュ&ミュンヘンフィル ベートーヴェン第1&7番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第1番 ハ長調, op.21
Symphony No. 1 in C Major, Op. 21

1.(07:11) I Adagio molto – Allegro con brio
2.(05:37) II Andante cantabile con moto
3.(03:45) III Menuetto. Allegro molto e vivace
4.(06:09) IV Finale. Adagio – Allegro molto e vivace

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ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 – Munich Philharmonic Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 11 September 1948

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交響曲第7番 イ長調 Op. 92
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92

5.(12:16) I. Poco sostenuto – Vivace
6.(09:00) II. Allegretto
7.(08:33) III. Presto, assai meno presto
8.(07:02) IV. Allegro con brio
total(36:51)

ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 – Munich Philharmonic Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 25 December 1948

ハンス・クナッパーツブッシュの芸術 with ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

往年のドイツの指揮者、ハンス・クナッパーツブッシュノボックス・シリーズがイギリスのスクリベンダムから登場。

第3弾のボックスには、ブルックナーの強烈なライヴ録音のほか、ステレオのセッション録音など、クナがミュンヘン・フィルを指揮した代表的な音源が集められています。

ヒストリカル系指揮者ボックスは地味なデザインが多い中、精悍でちょっと怖いクナの姿と競いあうかのような派手な色彩の背景は印象的で、実際にブルックナーの改訂版や、金管の増強など強烈なサウンドを好んでいたクナッパーツブッシュにはふさわしいデザインかもしれません。

クナがミュンヘン・フィルと遺した録音は、1948年から1964年までで、有名なウェストミンスターとのワーグナーとブルックナー以外はすべてライヴ録音で、中にはブルックナーの第5番のようにクナッパーツブッシュの実演での凄さを見せつけるような演奏もあったりするので見逃せません。

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