クレンペラー ワーグナー管弦楽曲集 オリジナルマスターからの復刻

クレンペラー

こんにちは、
ともやんです。

クレンペラーの偉大さを如実に示した歴史的録音、

ワーグナーの管弦楽曲3枚分のアルバムを2枚に集成。新規解説付。

英オリジナル・アナログ・マスターテープから新規で復刻したSACDハイブリッド盤です。

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クレンペラー 大やけどから復活の証

クレンペラーは、1958年にベッドでの寝たばこ中にシーツの燃え移った際、近くになった液体を掛けたのですが、それが揮発性のもので、より炎が大きくなり、クレンペラーは、命も危ぶまれるほどの大やけどを負いました。

この人の人生には、大怪我やトラブルが付き物ですが、この大やけど前の数年間は、珍しく順風で名録音も多い時期でした。

そのためこの大やけどによる約1年間の治療とリハビリを余儀なくされました。
復活も危ぶまれましたが、フィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者として59年終わりごろ見事に復活しました。

復活直後にフィルハーモニア管弦楽団とステレオ録音されたベートーヴェンの交響曲第5番は、いまだに同曲の名盤として高い評価を受けています。

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ワーグナーの管弦楽曲は、大やけどから復帰した直後の1960年2月から翌年に掛けて録音され、LPでは15曲が作曲年代順に3枚に分かれて発売されました。

CD時代では「ジークフリート牧歌」を入れて全16曲が2枚に収められています。

前出のようにこれらの録音は、クレンペラーが大火傷から復活し体調が優れていた時期にあたり、1960年録音のメンデルスゾーンの一連の録音など、後に名盤と言われるものを含め、多くの録音が行なわれました。

ワーグナーは総じてテンポが遅いこともあり、曲調に合った重厚さが従来の緻密な解釈と合わさり、スケールの大きい演奏となっているのが特徴です。

ただ、録音は同じ時期に行なわれていたにもかかわらず、音質に差異があり、英オリジナル・アナログ・マスターテープから新規で復刻したSACDハイブリッド盤ですので、効果は絶大と思われます。

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クレンペラー ワーグナー管弦楽曲集

リヒャルト・ワーグナー – Richard Wagner (1813-1883)
1.(11:33)歌劇「リエンツィ」 – 序曲1.
Rienzi: Overture

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歌劇「タンホイザー」(抜粋)
Tannhauser (excerpts)

2.(14:47) Overture
3.(08:18) Act III: Prelude
total(23:05)

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歌劇「ローエングリン」(抜粋)
Lohengrin (excerpts)

4.(09:57) Act I: Prelude
5.(03:01) Act III: Prelude
total(12:58)

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楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(抜粋)
Die Meistersinger von Nurnberg (The Mastersingers of Nuremberg) (excerpts)

6.(10:58) Overture
7.(06:52) Act III: Dance of the Apprentices
total(17:50)

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8.(13:07)Parsifal: Prelude

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9.(10:49) 歌劇「さまよえるオランダ人」 – 序曲
Der fliegende Hollander (The Flying Dutchman): Overture

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10.(08:13) 楽劇「ラインの黄金」 – 第4場 ヴァルハラへの神々の入場
Das Rheingold: Scene 4: Entry of the Gods into Valhalla

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11.(02:55) 楽劇「ワルキューレ」 – 第3幕 ワルキューレの騎行
Die Walkure, Act III: Ride of the Valkyries

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12.(17:51) ジークフリート牧歌 Op. 103
Siegfried Idyll, Op. 103

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13.(08:28)楽劇「ジークフリート」 – 第2幕 森のささやき
Siegfried, Act II: Forest Murmurs

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楽劇「神々の黄昏」(抜粋)
Gotterdammerung (Twilight of the Gods) (excerpts)

14.(06:08) Act I: Dawn and Siegfried’s Rhine Journey
15.(07:40) Act III: Siegfried’s Funeral March
total(13:48)

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16.(15:48) 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 – 第1幕 前奏曲 – 第3幕 イゾルデの愛の死
Tristan und Isolde, Act I: Prelude – Act III: Isolde’s Liebestod

フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)

SACDハイブリッド ワーグナー管弦楽曲集<タワーレコード限定> オットー・クレンペラー 、 フィルハーモニア管弦楽団

今回の復刻に際しては、オリジナルのアナログ・マスターテープから最新でデジタル化を行ったマスターを聴いたところ、違いはありましたが、総じて整ったバランスであり、真摯な音が刻まれているのを確認できました。

そのため、極力オリジナルのバランスを重視し、音楽的な観点でのマスタリングを心掛けています。それにより、楽器の距離感や奥行きの見通しが良くなり、さらに定位が向上したことで各曲の録音としての一貫性を感じることができるようになりました。

まさにクレンペラーの偉大さを如実に示していると言えるこれらのワーグナーの管弦楽曲集の内容に相応しい、最新の高音質復刻盤をお届けします。

尚、「ジークフリート牧歌」に関しましては、2017に発売しました「ワルキューレ第1幕他」(TDSA37)と同一曲が今回入っておりますが、今回の発売ではあらためてアナログ・マスターテープからデジタル化を行っています。

同じ音源ですが前回との差は2点あり、前回の96kHz/24bitからのデジタル化に対し今回は192kHz/24bit、そしてマスタリング・エンジニアが杉本一家氏から、今回は藤田厚生氏となっていますので、TDSA37をお持ちの方は、聴き比べていただくのも面白いかと思います。

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