ワルター&コロンビア響 ベートーヴェン交響曲第4&第6番”田園”

ワルター

こんにちは、
ともやんです。

ワルター&コロンビア響によるステレオ録音は、ステレオ録音としては初期のものですが、素晴らしい音質で遺されているのが素晴らしいです。

宇野功芳著『名指揮者ワルターの名盤駄盤 (講談社プラスアルファ文庫)』には、当初ワルターは、コロンビア響との録音企画には乗り気ではなかったそうです。

しかし、そのステレオ録音の素晴らしさを理解し、亡くなる前年の61年、84歳まで続けました。

そして残されて録音はレコード史の遺る貴重な名盤となっています。

コロンビア響とは、ベートーヴェン交響曲全集も遺しています。

9曲のうち、第2番、第6番”田園”、第1番、第4番の4曲が特に傑作です。

本日、第4番と”田園”を聴きました。

なんという透明感と瑞々しさをたたえた演奏でしょうか。

まさに世界遺産的な録音だと思います。

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引退後のワルターが力を注いだステレオ録音

1956年、80歳のブルーノ・ワルターは、翌57年3月に心臓発作を起こし、約10ヵ月休養しました。

その間に、レコード業界では、ステレオ録音という画期的な技術の発明があり、ワルターは、CBSコロンビアから嘱望され、1957年から61年に掛けて、ワルターのために組織されたコロンビア交響楽団と録音に力を注いだのでした。

ワルターは、当初この企画には、あまり乗り気は無かったようですは、録音技術の進歩を目の当たりにして、受託したということです。

だから、ワルター&コロンビア響の演奏もさることながら、ジョン・マックルーアのプロデュースのもと、録音スタッフの尽力も見逃すことは出来ません。

残された録音は、全盛期を過ぎたにも関わらず、逆に気負いと力が抜け、素晴らしい透明感と瑞々しさが見事に収録されています。

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ワルター&コロンビア響 ベートーヴェン交響曲全集より

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60
1.(09:42) I. Adagio – Allegro vivace
2.(09:51) II. Adagio
3.(06:12) III. Allegro molto e vivace
4.(05:51) IV. Allegro ma non troppo
total(31:36)
録音:1958年2月8、10日

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交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, “Pastoral”

5.(09:48) I. Awakening of Cheerful Feelings Upon Arrival in the Country: Allegro ma non troppo
6.(11:50) II. Scene by the Brook: Andante molto mosso
7.(05:41) III. Merry Gathering of Country Folk: Allegro
8.(03:41) IV. Thunderstorm: Allegro
9.(09:39) V. Shepherd’s Song: Happy and Thankful Feelings after the Storm: Allegretto
total(40:39)
録音:1958年1月13、15、17日

コロンビア交響楽団 – Columbia Symphony Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)

『ブルーノ・ワルター / ベートーヴェン:交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲』

ブルーノ・ワルターがその最晩年に、録音用に特別編成されたコロンビア交響楽団と録音したベートーヴェンの交響曲全集が復活。今回は交響曲9曲のほか、レオノーレ序曲第2番、コリオラン序曲とフランチェスカッティとのヴァイオリン協奏曲というベートーヴェン作品のステレオ録音を網羅した上、交響曲第4番・5番・7番・9番のリハーサル風景まで収録しています。いずれも日本では日本コロムビアのLPでの初出以来、一度もカタログから消えたことのない定番中の定番。名プロデューサー、ジョン・マクルーアの采配のもと、ハリウッドの音響効果豊かなアメリカン・リージョン・ホール(アメリカ在郷軍人会ホール)で、コロンビア・レコードのエンジニアたちが、アメリカのオケとは思えない馥郁たる響きを捉えたステレオ初期の名録音でもあります。
ソニー・ミュージック

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