フルトヴェングラー バイロイトの第九 三種類

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

モーストリー・クラシックというクラシック音楽専門誌があります。定期購買していませんが、気になる特集の時は購入しています。
2021年11月20日号は、『ベートーヴェンの交響曲』という特集。その中で面白い記事がありました。

スポンサーリンク

フルトヴェングラー 真実のバイロイトの第九

さてモーストリー・クラシック2021年11月20日号の「いよいよ「真実のバイロイトの第九」が登場!」という記事が載っています。

書いたのが、徳岡直樹氏。徳岡氏は台湾在住の日本人指揮者で作曲家にして文筆家でユー・チューバー。僕は以前徳岡氏のYotubeを観たことがあります。たしかフルトヴェングラー関係のものだった。

その記事によると、いままで人類の宝と言われていた『フルトヴェングラーのバイロイトの第九』のEMI盤には、編集の痕跡があり、実際の演奏録音ではなく、リハーサルのものではないか、という疑いあるとのことです。

もちろん、全てがリハーサルのものではなく、実演とリハーサルの録音を上手く編集している可能性があるというということです。

それが、この記事のあとに発売されるスウェーデン放送盤(BIS盤)によっていままで議論されてきたことが解決されるのではないか、と期待を込めた内容でした。

ということで、しばらく従来のEMI盤、そして2007年に発売されたバイエルン放送盤、そして2021年に衝撃を持って発売されたスウェーデン放送盤をよく聴き込んでレビューしたいと思います。

スポンサーリンク

フルトヴェングラー バイロイトの第九 EMI録音盤

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
77:13交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

1.(01:11) applause
2.(17:47) I. Allegro ma non troppo e un poco maestoso
3.(00:55) Ambience
4.(11:59) II. Molto vivace
5.(00:34) Ambience
6.(19:39) III. Adagio molto e cantabile
7.(06:59) IVa. Finale. Presto – Allegro assai
8.(03:51) IVb. Recitativo. O Freunde, nicht diese Tone!
9.(04:00) IV. Allegro assai vivace. Alla marcia – Froh, froh! (Tenor, Chorus)
10.(05:59) IV. Allegro energico, sempre ben marcato: Seid umschlungen (Chorus) –
11.(04:19) IV. Allegro Ma Non Tanto: Freude, Tochter Aus Elysium! (Quartet, Chorus)
total(77:13)

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
エリーザベト・ヘンゲン – Elisabeth Hongen (コントラルト)
エリーザベト・シュヴァルツコップ – Elisabeth Schwarzkopf (ソプラノ)
ハンス・ホップ – Hans Hopf (テノール)
オットー・エーデルマン – Otto Edelmann (バス)
バイロイト祝祭合唱団 – Bayreuth Festival Chorus
バイロイト祝祭管弦楽団 – Bayreuth Festival Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra

LPレコード ベートーヴェン: 交響曲第9番<限定盤> ヴィルヘルム・フルトヴェングラー バイロイト祝祭管弦楽団

フルトヴェングラー生誕135年記念!
2021年新リマスター音源によるアナログLP盤発売!

ワーグナーとブルックナーの解釈者として名を馳せたにもかかわらず、フルトヴェングラーは一貫してベートーヴェンの音楽を愛していました。フルトヴェングラーは何度も何度もベートーヴェンの交響曲を演奏し、最後の数年間でコンサートプログラムとしてますます支配するようになりました。フルトヴェングラーは、ドイツの伝統的な指揮者としての集大成でした。その見解では、楽譜は真実の一部しか伝えてないといいます。有名な批評家ネヴィル・カーダスによると「フルトヴェングラーは、印刷された楽譜は最終的な声明とは見なさず、想像力に富んだ概念の非常に多くのシンボルと見なし、常に変化し、常に主観的に感じられ、それを実現した」と語っています。言うまでもなく『第九』の極め付けであり、20世紀に記録された偉大なる遺産です。第二次世界大戦後、初めてバイロイト音楽祭が再開された初日に演奏された記念すべき実況録音であり、20世紀の音楽シーンを語る上で欠くことのできない不滅の名盤です。ベートーヴェン音楽の本質が見事に描き出されています。
ここに収録された第九交響曲は、2021年9月24日発売の「フルトヴェングラー正規レコード用録音集大成」用として、2021年Studio Art & Sonによるオリジナル・マスターテープからの24bit/192kHzリマスター音源が採用されています。これまでの一番新しいリマスター音源は2010-2011年にアビイロード・スタジオによるものでしたが、今回では最新デジタル機器とさらなる高ビットによる入念なる新しいリマスターにより、これまで以上にマスターテープに残された記録が再現されています。180gアナログLP盤、数量限定生産盤)となります。

スポンサーリンク

フルトヴェングラー バイロイトの第九 バイエルン放送

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

1.(18:10) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(11:56) II. Molto vivace – Presto
3.(19:23) III. Adagio molto e cantabile – Andante moderato
4.(25:01) IV. Presto: O Freunde, nicht diese Tone! – Freude schoner Gotterfunken
total(74:30)

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
エリーザベト・シュヴァルツコップ – Elisabeth Schwarzkopf (ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン – Elisabeth Hongen (コントラルト)
ハンス・ホップ – Hans Hopf (テノール)
オットー・エーデルマン – Otto Edelmann (バス)
バイロイト祝祭合唱団 – Bayreuth Festival Chorus
バイロイト祝祭管弦楽団 – Bayreuth Festival Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 29 July 1951, Festspielhaus Bayreuth, Germany

ベートーヴェン: 交響曲第9番《合唱》 (7/29/1951) (音源: バイエルン放送) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

世紀の再発見!待望の一般発売!
バイエルン放送音源による「バイロイトの第九」登場!
録音:1951年7月29日バイロイト音楽祭ライヴ・音源:バイエルン放送
「レコード芸術」2007年9月号(※詳細はP.70~74、P.211~214をご参照ください)にて大きく取り上げられた、フルトヴェングラー・センター盤「バイロイトの第九」。そもそも会員向け頒布という性格のため、同センターへの入会が必須条件という特殊CDでしたが、弊社とORFEOとの粘り越しの交渉の末このたび市販流通化が実現しました。EMIとはちがう、フルトヴェングラー1951年「バイロイトの第九」のまったく新たなソース。演奏内容についてはすでに折り紙つき。このバイエルン放送音源による録音の意味はいくら言葉を費やしても尽くせません。ぜったいに、間違いなく、ことしの第九はこれでキマリといえましょう。ADD;モノラル [コメント提供;(株)キング・インターナショナル]

フルトヴェングラー バイロイトの第九 スウェーデン放送

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

― – na Not Applicable
1.(01:57) ドイツ語、フランス語、英語、スウェーデン語によるアナウンス※
Welcoming Radio Announcements in German, French, English and Swedish

2.(02:19) アナウンス – 拍手※
Programme Announcement – Applause

3.(18:01) I. Allegro ma non troppo e un poco maestoso
4.(11:46) II. Molto vivace
5.(19:13) III. Adagio molto e cantabile
6.(24:56) IV. Finale: Presto – Allegro assai
total(73:56)

― – na Not Applicable
7.(02:44) 拍手 – スウェーデン語とドイツ語による番組終了のアナウンス※
Applause – Closing Remarks in Swedish and German

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
エリーザベト・シュヴァルツコップ – Elisabeth Schwarzkopf (ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン – Elisabeth Hongen (アルト)
ハンス・ホップ – Hans Hopf (テノール)
オットー・エーデルマン – Otto Edelmann (バス)
バイロイト祝祭合唱団 – Bayreuth Festival Chorus
バイロイト祝祭管弦楽団 – Bayreuth Festival Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 29 July 1951, Festspielhaus Bayreuth, Germany

スタジオ・ナレーター – Studio narrator, (ナレーター)※
聴衆 – audience
録音: 29 July 1951, Festspielhaus Bayreuth, Germany

スウェーデン放送所蔵音源によるバイロイトの第9

フルトヴェングラー生誕135年の掉尾を飾る世紀の大発見!
“全人類の至宝”とまで讃えられてきた、フルトヴェングラー至高の名演ライヴ「バイロイトの第九」、その真実がついに明らかにされる!

まさに1951年7月29日、スウェーデン放送によって中継放送された番組、冒頭の4か国語(ドイツ語、フランス語、英語、スウェーデン語の順)によるアナウンスから巨匠の入場、渾身の指揮、やや長めのインターバルをはさみ、最後の2分半以上に及ぶ大歓声と嵐のような拍手(と番組終了のアナウンス)まで、85分間、一切のカットなしに当夜のすべての音をSACDハイブリッド盤に収録しました。冒頭アナウンスは「1951年バイロイト音楽祭。バイエルン放送がリヒャルト・ワーグナー音楽祭(バイロイト音楽祭)のオープニング・コンサートをバイロイト祝祭劇場からドイツ・オーストリア放送、英国放送、フランス放送、ストックホルム放送を通じてお届けします。曲はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮によるベートーヴェンの交響曲第9番です。」というもので、これがまさに生中継だったことがうかがえます。
発掘のきっかけはキングインターナショナルと縁の深かった仏ターラ・レーベルの主宰者故ルネ・トレミヌ氏が遺していった『Furtwangler / A Discography by Rene Tremine』(ターラ・プロダクション 1997年刊)A4版56ページの冊子。この中の「バイロイトの第九」(1951年7月29日 バイロイト、祝祭歌劇場管弦楽団)の項の最後の行に次のような記述が―Bavarian Radio, Munich and Swedish Radio (archive LB 14784)。バイエルン放送、ミュンヘン放送、そしてスウェーデン放送も放送していたというのです!
この1行の記述を頼りに、弊社では長年の付き合いがあるスウェーデンBISのロベルト・フォン・バール会長に音源探しを依頼。そしてついに、見つかったのです!あのトレミヌ氏でさえも入手できずに、70年もの間スウェーデン放送局に眠っていた「バイロイトの第九」放送音源が。

トラック6、13分08秒付近に音量が一時的に落ちる箇所がございますが、これはスウェーデン放送所蔵のマスターテープに起因するものです。中継放送をスウェーデン放送がテープに同時収録している際に起こったと思われ、BISはその音を修正せずそのまま使っています。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました