シューリヒト ベートーヴェン交響曲全集

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こんにちは、
ともやんです。

もう長らく僕のコレクションとして所有していますが、なかなかしっかりと聴いて記憶がありません。
その他のシューリヒトのCDはよく聴いていますし、しかもベートーヴェン全集という貴重なものでもありにも関わらず、どうして積極的に聴かなずに来たのか、省みてみました。

やはり、福島章恭著『交響曲CD 絶対の名盤』で書かれているようにその理由が大きいのかもしれません。

『ステレオとモノラルの音質の差、そこから受ける感銘の度合いの違いは、あまりに大きい。もし全曲がステレオでリリースされていれば、この全集の価値はさらに大きなものとなっていただろう。』

実は、そんなことを気にしていたのかと思われるかもしれませんが、この全集がステレオだったらもっと聴き込んでいたことは確かなことと思います。

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シューリヒト ベートーヴェン交響曲第1番&英雄

早速第1番と第3番「英雄」を聴いてみました。

録音当時、シューリヒトは70代後半。
シューリヒトが生きた時代を思うととっくに平均寿命は超えている。
しかしなんだろう、この溌剌として演奏は!

第1番は、まさに軽やかにして味わいを持った名演。
そして改めてその凄さを感じたのが、第3番「英雄」

こんな壮絶な演奏だったんだと感銘を新たにしたものです。

なお、この全集はいまひとつ注目されなかったという問題が、オーケストラがパリ音楽院管弦楽団だったということです。これがもしウィーン・フィルだったら全く違う扱いだったと思います。

またオケが二流と平気で書いている評論家もいたように思います。

しかし、2016年に本気のリマスターでしかも第九のステレオ盤も収録されたことで、この全集を改めて素晴らしいものと世に問い質したと思います。

僕は自分への反省も含め、シューリヒト&パリ音楽院管によるベートーヴェンの交響曲全集は、死ぬ前に必ず聴きたい名盤です。

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シューリヒト&パリ音楽院管 ベートーヴェン交響曲全集

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
Symphony No. 1 in C Major, Op. 21

1.(08:11) I. Adagio molto – Allegro con brio
2.(05:57) II. Andante cantabile con moto
3.(03:25) III. Menuetto – Allegro molto e vivace
4.(05:55) IV. Finale: Adagio – Allegro molto e vivace
total(23:28)

録音:1958年9月27,29日 サル・ワグラム、パリ

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交響曲第2番 ニ長調 Op. 36
Symphony No. 2 in D Major, Op. 36

1.(09:58) I. Adagio molto – Allegro con brio
2.(12:05) II. Larghetto
3.(03:19) III. Scherzo: Allegro
4.(06:45) IV. Allegro molto
total(32:06)

録音:1958年9月26,27日 サル・ワグラム、パリ

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交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, “Eroica”

1.(14:11) I. Allegro con brio
2.(15:39) II. Marcia funebre: Adagio assai
3.(05:33) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(11:06) IV. Finale: Allegro molto
total(46:29)

録音:1957年12月18,20,23日 サル・ワグラム、パリ

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交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60

1.(11:39) I. Adagio – Allegro vivace
2.(09:18) II. Adagio
3.(05:26) III. Allegro molto e vivace
4.(06:56) IV. Allegro ma non troppo
total(33:19)

録音:1958年9月23,25,26日 サル・ワグラム、パリ

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交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(07:30) I. Allegro con brio
2.(09:40) II. Andante con moto
3.(05:10) III. Allegro –
4.(08:57) IV. Allegro
total(31:17)

録音:1957年9月25,27-29日 サル・ワグラム、パリ

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交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, “Pastoral”

1.(09:20) I. Awakening of Cheerful Feelings Upon Arrival in the Country: Allegro ma non troppo
2.(12:30) II. Scene by the Brook: Andante molto mosso
3.(04:58) III. Merry Gathering of Country Folk: Allegro
4.(03:36) IV. Thunderstorm: Allegro
5.(08:36) V. Shepherd’s Song: Happy and Thankful Feelings after the Storm: Allegretto
total(39:00)

録音:1957年4月30&5月6日 サル・ワグラム、パリ

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交響曲第7番 イ長調 Op. 92
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92

1.(11:21) I. Poco sostenuto – Vivace
2.(07:52) II. Allegretto
3.(07:19) III. Presto, assai meno presto
4.(06:57) IV. Allegro con brio
total(33:29)

録音:1957年6月11,12日 サル・ワグラム、パリ

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交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
Symphony No. 8 in F Major, Op. 93

1.(09:09) I. Allegro vivace e con brio
2.(03:49) II. Allegretto scherzando
3.(04:56) III. Tempo di menuetto
4.(07:51) IV. Allegro vivace
total(25:45)

録音:1957年5月7-10日 サル・ワグラム、パリ

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交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”
作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller

1.(14:54) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(11:11) II. Molto vivace
3.(16:10) III. Adagio molto e cantabile – Andante moderato
4.(22:28) IV. Finale: Presto – Allegro assai
total(64:42)

ウィルマ・リップ – Wilma Lipp(ソプラノ)、
マルガ・ヘフゲン – Marge Hoffgen(コントラルト)、
マレイ・ディッキー – Murray Dickie(テノール)、
ゴッドローブ・フリック – Gottlob Frick(バス)
エリーザベト・ブラッスール合唱団 – Chorale Elisabeth Brasseur
録音:1958年5月27-29,31日 サル・ワグラム、パリ

パリ音楽院管弦楽団 – Paris Conservatoire Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)

ベートーヴェン: 交響曲全集 (+ステレオ版 第九)<タワーレコード限定> カール・シューリヒト パリ音楽院管弦楽団

シューリヒト ベートーヴェン交響曲全集
シューリヒト ベートーヴェン交響曲全集


別サイト『ベートーヴェン 交響曲 おすすめ』でもチェックできます。

シューリヒト芸術の集大成であるベートーヴェン:交響曲全曲が待望の初SACD化。ステレオ版の「第九」を別途収録。

シューリヒトがパリ音楽院管弦楽団と残した旧EMI音源の名盤を初SACD化。良質なマスターから新規で復刻を行い、稀代の名演が鮮明に蘇りました。全9曲に加え、ステレオ版の「第九」を別途収録。シューリヒトの至芸が凝縮された完全限定盤です。

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