ブルーノ ワルター NBC響 ライブ

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こんにちは、
ともやんです。

ブルーノ・ワルターが、ナチスに追われアメリカに亡命した直後にNBC交響楽団を指揮した復刻盤が、平林直哉氏の制作で一昨日第1弾ができます。

筆者はまだ入手していませんが、5月中旬に発売予定の第2弾に収録されているブラームスの交響曲第2番とヘンデルの合奏協奏曲の録音が手元にあるので聴いてみました。

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ブルーノ・ワルター NBC交響楽団 1940

80代になってからのコロンビア響とのステレオ録音からワルターを知った筆者からするとまだ60代前半の録音は、興味深いです。

コロンビア響との録音は、僕が聴いた限りでは、基本的に端正で危なげなく、その中にほのかに残る余熱が、特には大きく、また時には静かになるという感じで、老巨匠が思い出を淡々と語るような煩悩を超越した演奏が多いように感じます。

しかし、アメリカに亡命直後の1940年は、ナチスへの感情や娘を失った感情などが渦巻いているような感じで、それが音楽を通してある迫力を持って伝わってきます。

特にこの頃NBC交響楽団との録音がいくつか残されていて、トンデモない録音もあるとかで、20世紀前半の巨匠ワルターを知る意味では貴重な録音です。

ブラームスの交響曲第2番は、キリリとした締まった演奏で、しかも特に終楽章では情熱溢れる演奏を展開して、NBC響の演奏とだけ聴けば、トスカニーニのライブ?と思ってしまいます。

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ブルーノ ワルター NBC響 ライブ ブラームス&ヘンデル

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
Symphony No. 2 in D Major, Op. 73

1.(14:43) I. Allegro non troppo
2.(10:10) II. Adagio non troppo – L’istesso tempo, ma grazioso
3.(05:01) III. Allegretto grazioso (quasi andantino) – Presto ma non assai
4.(09:51) IV. Allegro con spirito
total(39:45)

NBC交響楽団 – NBC Symphony Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 17 February 1940, Live recording, New York, USA

—————————–

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル – George Frideric Handel (1685-1759)
合奏協奏曲 ト短調 Op. 6, No. 6 HWV 324
total(18:22)

NBC交響楽団 – NBC Symphony Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 17 February 1940, Live recording, New York, USA

ブルーノ・ワルター・ライヴ 2 (ドビュッシー、スメタナ、ブラームス、ヘンデル、ワーグナー)

GS-2258/59に続く、NBC交響楽団とのライヴ・シリーズの第2弾です。第1弾の繰り返しになりますが、これらの音源はかつてCDRのSEDR規格で発売されたものですが、プレスされたCDで保管したいというファンの要望に応え、2枚組1枚価格で発売します。
ワルターにとって、このライヴが行われた頃はナチスに追われ、娘の急死などの悲劇に襲われた苦難の時期でした。しかし、演奏そのものは信じがたいほどの情熱に溢れ、きき手にぐんぐん迫って来ます。また、スメタナとヘンデルは初CDとなります。
これらはアセテート盤に収録されたもので、特有のノイズが入りますが、原音を損なわないように必要最低限のノイズ処理しか行っていません。しかしながら、ブラームスの交響曲第1番には回転ムラが含まれ、これは修正出来ておりません。ご了承下さい。
(平林直哉)
キングインターナショナル

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