ブルーノ・ワルター シューベルト交響曲第5番&第8番「未完成」

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こんにちは、
ともやんです。

ブルーノ・ワルター(1876-1962)は、今日が命日。
1962年2月17日死去。享年85歳。

今年が没後60年にして今日が命日ですね。

ブルーノ・ワルターと直接文通もしていた音楽評論家・宇野功芳氏は、ワルターへの敬愛の気持ちが強く著書にも『名指揮者ワルターの名盤駄盤』という本も出しています。

またワルターに関する記述も多く、例えばこんな記載もありました。

“ウィーン時代前のワルター、とくに1920年代のレコードには形の崩れた未熟なものが多い。流麗、甘美なウィーン時代を経て、アメリカに渡った直後の聴衆と命がけの対決、そしてニューヨーク・フィルを徐々に自分のものにして、それまでにはないスケールの大きい造型力を身につけていった50年代の前半。”

ただこの後現役を引退直後に心臓発作を起こし、1年間の休養を経て、ワルターの録音のために結成されたコロンビア交響楽団と多くのステレオ録音を遺し、世界の音楽ファンに悦びを与えてくれました。

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ワルターにとってシューベルトの「未完成」は特別だったようで、現役を引退した後もニューヨーク・フィルの定期演奏会に2回登場しています。
そしてどちらにも「未完成」をプログラムに入れています。

それだけワルターにとって「未完成」は愛着のある曲だったと思われます。
ちなみにコロンビア響との一連のステレオ録音では、この「未完成」マーラーの「復活」「大地の歌」など特に愛着の強い曲に関しては、ニューヨーク・フィルを使っています。

第一楽章から遅めのテンポで重厚感もあり、特に第二楽章の円熟しきったロマンティシズムは素晴らしすぎる演奏です。

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ブルーノ・ワルター シューベルト交響曲第5番&第8番「未完成」

フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第5番 変ロ長調 D. 485
Symphony No. 5 in B-Flat Major, D. 485

コロンビア交響楽団 – Columbia Symphony Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 26, 29 February / 3 March 1960, Hollywood, United States

1.(05:51) I. Allegro
2.(10:35) II. Andante con moto
3.(04:58) III. Menuetto: Allegro molto
4.(06:16) IV. Allegro vivace
total(27:40)

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交響曲第8番 ロ短調 「未完成」 D. 759
Symphony No. 8 in B Minor, D. 759, “Unfinished” (excerpts)

5.(11:01) I. Allegro moderato
6.(14:04) II. Andante con moto
total(25:05)

ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 3 March 1958, New York, United States

シューベルト 交響曲第5番・第8番「未完成」 ブルーノ・ワルター コロンビア交響楽団 ニューヨーク・フィルハーモニック

シューベルトの「未完成」はワルターが生涯愛し、繰り返し指揮し続けた作品で、ニューヨーク・フィルを起用したこのステレオ録音は3度目の録音となったもので、文字通りワルター芸術の到達点ともいうべき名演。作品に内包する感情が余すところなく汲み取られ、実際の音となって表現されています。

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