ブルーノ・ワルター&ウィーン・フィル マーラー交響曲第2番”復活”

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

1948年5月15日のムジークフェラインザールでの実況録音盤で、宇野功芳氏著書『名指揮者ワルターの名盤駄盤』では、かなり厳しい評価の録音です。

その大きな原因としては、
1,録音が悪い
2,ウィーン・フィルの音色の魅力がない
3,第4楽章冒頭のコントラルト、アンダイがひどい。音の一つ一つをすべてずり上げている。

ただ、僕が聴いた限りでは、1の録音の悪さはあまり感じませんでした。むしろ生々しい音が録音されているとまで感じました。

2に関しては多少あると思います。ウィーンフィルの美音がいまひとつでこれはある程度感じました。

3に関しては、以下の3種類と聴き比べるとよくわかります。

クレンペラー&フィルハーモニア管盤のヒルデガルド・レスル・マイダン
バーンスタイン&ニューヨーク・フィル盤のクリスタ・ルートヴィヒ
ワルターでは、58年のNYフィル盤のモーリーン・フォレスター

特にバーンスタイン盤のクリスタ・ルートヴィヒは素晴らしいです。

ただ、宇野氏がステレオ盤に比べかなり聴き劣りすると記していますが、僕自身はむしろライブの持つ緊迫感はあると思うので、貴重な録音と思います。

やはりここは自分の耳で確かめたいですね。

スポンサーリンク

ブルーノ・ワルター&ウィーン・フィル マーラー交響曲第2番”復活”

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調 「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”
作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock

1.(21:56) I. Allegro maestoso
2.(10:35) II. Andante moderato
3.(10:37) III. In ruhig fliesender Bewegung
4.(04:32) IV. Urlicht
5.(18:37) V. Finale: Im Tempo des Scherzos –
6.(15:20) V. Aufersteh’n, ja aufersteh’n wirst du
total(81:37)

ロゼッテ・アンダイ – Rosette Anday (コントラルト)
マリア・チェボターリ – Maria Cebotari (ソプラノ)
ウィーン国立歌劇場合唱団 – Vienna State Opera Chorus
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 15 May 1948, Live recording, Musikverein, Vienna, Austria
ウィーン、ムジークフェラインザールにおける実況録音(グスタフ・マーラー祝賀演奏会)/オーストリア放送協会の放送録音による
初発売: CBSソニー SOCN-19~20 1975年7月21日発売

マーラー:交響曲第2番「復活」 ブルーノ・ワルター ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ブルーノ・ワルターが初めてウィーン・フィルを指揮したのは1907年1月21日、オットー・ニコライを記念する演奏会。

それ以来1960年5月29日、マーラー生誕100年を記念するウィーン芸術週間の開幕演奏会まで、189回の演奏会を指揮しています。

1975年、日本のCBSソニー(当時)が、オーストリア放送協会(ORF)および英デッカとの5年間の交渉を経て、第2次大戦後にウィーンとザルツブルクでワルターとウィーン・フィルが共演したさまざまな演奏会のライヴ録音から日本国内販売限定でLP4枚分の音源を発売し、その演奏内容の充実ぶりゆえにセンセーションを巻き起こしました。

そのすべての音源をORF提供の38センチ・モノラル・アナログ・マスターから18年ぶりにDSDマスタリング。歴史的な価値を持つドキュメントが輝きを新たにします。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました