こんにちは、
ともやんです。
フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション第2弾です。
製作者の平林直哉氏のコメントを読むと53年のベルリンのイエス・キリスト教会でのレコード用録音だけに、疑似ステレオの効果は高いと思います。
フルトヴェングラーの録音は、ライブが多いですが宇野功芳氏の著書『フルトヴェングラーの全名演名盤』には、聴衆がいないからこそ、フルトヴェングラーの欠点である夢中になり過ぎるところが抑えられて、細部まで緻密に整えられた最高の演奏が実現したという内容が記されています。
これこそぜひ聴いてみたい一枚ですね。
フルトヴェングラー シューマン交響曲第4番&ハイドン交響曲第88番
ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
交響曲第4番 ニ短調 Op. 120
Symphony No. 4 in D Minor, Op. 120
1.(11:49) I. Ziemlich langsam – Lebhaft
2.(05:20) II. Romanze: Ziemlich langsam
3.(05:30) III. Scherzo: Lebhaft
4.(08:28) IV. Langsam – Lebhaft
total(31:07)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 14 May 1953, Berlin
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フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第88番 ト長調 「V字」 Hob.I:88
Symphony No. 88 in G Major, Hob.I:88
5.(06:49) I. Adagio – Allegro
6.(06:21) II. Largo
7.(04:25) III. Minuet: Allegretto
8.(03:37) IV. Finale: Allegro con spirito
total(21:12)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 5 December 1951, Berlin
シューマン 交響曲第4番&ハイドン 交響曲第88番 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
制作者より
未刊行に終わったテスト・プレスLPより復刻した”フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション”の第2 弾は、セッション録音によるシューマンの交響曲第4番とハイドンの同第88番です。演奏内容については、もはや説明不要でしょう。今回の2曲は最も音質の安定したもので、疑似ステレオの効果はライヴによる「運命」+「エグモント」序曲(GS-2256)よりも勝っているかもしれません。
特にシューマンは幻想的な作風ですので、ステレオ化は非常に成功していると言えます。
なお、このディスクはLPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。ご了承下さい。(平林直哉)キングインターナショナル
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