フルトヴェングラー ワーグナー シュターツカペレ・ベルリン

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こんにちは、
ともやんです。

今年創立450年を記念してシュターツカペレ・ベルリンの記念盤が、4月上旬に発売されます。それに伴い、タワーレコードは予約の受付を開始ました。

シュターツカペレ・ベルリンは、そのカペレという言葉が示すように、古い宮廷楽団の伝統を今に残す由緒ある楽団です。

だから、この楽団を知るために450年の歴史を知ることが必要です。

それは同時にベルリン・ドイツ国立歌劇場の栄光の物語でもあります。
しかし、その歴史はかなり複雑で、詳しく書けば一冊の本になるくらいです。

ここでは、第二次世界大戦後について数回に分けてご案内して行きます。

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シュターツカペレ・ベルリン 首席指揮者一覧

ベルリン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ベルリン)のワインガルトナー以降の指揮者を列挙しました。

錚々たる名指揮者が並んでいます。

1891-1898 フェリックス・ワインガルトナー
1898-1918 リヒャルト・シュトラウス
1906-1923 レオ・ブレッヒ
1908-1912 カール・ムック
1923-1934 エーリヒ・クライバー
1933-1934 ヴィリヘルム・フルトヴェングラー
1935-1936 クレメンス・クラウス
1941-1945 ヘルベルト・フォン・カラヤン
1948-1951 ヨーゼフ・カイルベルト
1954-1955 エーリヒ・クライバー
1955-1962 フランツ・コンヴィチュニー
1964-1990 オトマール・スウィトナー
1992-現在 ダニエル・バレンボイム
※名門オーケストラを聴く 音楽之友社より

本日、演奏をご案内する、フルトヴェングラーは、僅かな期間首席指揮者を務めました。
就任した1933年は、ヒトラーが首相となりナチスが政権を取った年で、それまで録音で指揮をしていたワルター、クレンペラーは、ユダヤ系ということでドイツを去り、クライバーもユダヤ系ではありませんでしたが、ナチスを嫌いドイツを去りました。

また、フルトヴェングラーもヒンデミット事件によりわずか1年に辞任してしまいました。当時のインデンタント、ハインツ・ティーチェンは熱心なワーグナー信奉者で、そのためワーグナーを政治的に利用するためナチスは、ティーチェンを利用したのです。

ティーチェンは、ウィーンからクレメンス・クラウスを招き、ロベルト・ヘーガー、ヴィクトル・デ・サーバタ、そしてフルトヴェングラーの対抗馬としてヘルベルト・フォン・カラヤンなどの若手を起用して戦争中も運営しました。

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フルトヴェングラー ベルリン国立歌劇場復帰

フルトヴェングラーは、敗戦直前の1945年1月に敗戦濃厚なドイツを脱出しスイスに亡命しました。追うゲシュタポからのあわやの逃亡劇でした。

しかし、ドイツ敗戦後は、ナチスへの協力が疑われ、連合国側から指揮活動を禁止されていました。そしてようやく無罪が確定し、1947年5月25日にベルリンフィルを指揮して復帰しました。

ようやく自由になったフルトヴェングラーは、ヨーロッパ各地を客演した回り、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭にも出演した。

そして10月にふたたびベルリンに戻るとベルリン国立歌劇場管弦楽団を振って、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を指揮して、このオーケストラにも復帰を果たしたのです。

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フルトヴェングラー シュターツカペレ・ベルリン ワーグナー

リヒャルト・ワーグナー – Richard Wagner (1813-1883)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」
Tristan und Isolde

作詞 : リヒャルト・ワーグナー – Richard Wagner
ルートヴィヒ・ズートハウス – Ludwig Suthaus (テノール)
ゴットロープ・フリック – Gottlob Frick (バス)
エルナ・シュリューター – Erna Schluter (ソプラノ)
ヤロ・プロハスカ – Jaro Prohaska (バリトン)
カート・レーム – Kurt Rehm (バリトン)
マルガレーテ・クローゼ – Margarete Klose (メゾ・ソプラノ)
ゲルハルト・ウィッティング – Gerhard Witting (テノール)
ハッソ・エシェルト – Hasso Eschert (テノール)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 – Berlin State Opera Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: October 1947, Admiral Palace, Berlin, Germany
演奏時間(116:06)

巨匠たち版

【CD】 創立450周年記念グレート・レコーディングス<限定盤>

シュターツカペレ・ベルリン創立450周年記念
偉大な指揮者たちと由緒ある楽団との歴史的共演

ベルリンに本拠を置くベルリン国立歌劇場附属オーケストラであるシュターツカペレ・ベルリンは今年2020年に創立450周年を迎えます。それを記念してドイツ・グラモフォンよりCD15枚組の録音集が発売されます。この由緒ある楽団の演奏に強い影響を残した偉大な指揮者1人ずつ1枚のCDにまとめられています。

シューベルトからブラームス、ブルックナーからマーラーのロマン派の交響曲、R.シュトラウス、レーガー、シェーンベルク、そしてパウル・デッサウという近代音楽作品、さらに主にワーグナーによるオペラ作品など、この楽団のウィーンのクラシック・レパートリーが並びます。ボーナスCD(CD15)ではシェラック盤時代の貴重な録音を聴くことができます。

現在シュターツカペレ・ベルリンの音楽監督を務めているダニエル・バレンボイムの序文、ベルリン国立歌劇場の首席ドラマトゥルクのデトレフ・ギーゼによるエッセーとオーケストラの450年の歴史を記録した年表も掲載されたブックレット付きです。
ユニバーサル・ミュージック

フルトヴェングラー CDベスト10 宇野功芳編

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