シェルヘン モーツァルト交響曲第40番&ジュピター

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こんにちは、
ともやんです。

作家の宮本輝氏の小説に『錦繍』という作品があります。
僕は、宮本氏の作品は、読んだことがなかったのですが名作です。
ぜひ読んで頂きたい小説です。
僕が所属する「おじさんLCC」の読書部では、半年ほど掛けて月1回1時間、この小説を読み進めながら意見交換をするのですが、これが人によってかなり違うのです。
自分自身の感想と似ている人もいるのですが、まったく逆の意見や感想をいう人もいてこれがすごく新鮮な出来事でした。

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モーツァルト交響曲第39番と錦繍

宮本輝著『錦繍』のあらすじをネタバレにならない程度に以下に記します。

まだ20代半ばだった若い夫婦が、夫が巻き込まれた事件が原因から、愛し合いながら別れることになりました。それから10年後、紅葉に染まる蔵王で、偶然に再会したのです。
その時は、あまりにも突然だったことの気まずさからお互い会話をすることもなく別れました。
しかし、その後、女の方は、なんとか男の住所を調べ一通の手紙を書いたのです。
往復書簡形式の小説は、過去に囚われながら生きる男女の葛藤から始まる生きるという意義を突き詰める展開になっていきます。

実は、この小説で、モーツァルトの作品が重要な意味を持って描かれています。
特に交響曲第39番は、通奏低音のようにある場面から流れだすのです。

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シェルヘン モーツァルト交響曲第40番&ジュピター

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

1.(06:37) I. Molto allegro
2.(08:05) II. Andante
3.(03:53) III. Menuetto: Allegretto
4.(04:41) IV. Allegro assai

——————–

交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」 K. 551
Symphony No. 41 in C Major, K. 551, “Jupiter”

5.(07:37) I. Allegro vivace
6.(08:09) II. Andante cantabile
7.(04:12) III. Menuetto: Allegretto
8.(06:16) IV. Molto allegro
total(26:14)

シャンゼリゼ劇場管弦楽団 – Orchestre des Champs-Elysees
ヘルマン・シェルヘン – Hermann Scherchen (指揮)
録音: 1953


Mozart: Symphonies 36, 40 & 41 (2023 Remaster)

ヘルマン・シェルヘンの録音というと晩年のルガノ放送響とのベートーヴェンの交響曲全集を思い浮かべる人が多いのではと思います。
実際、この録音は亡くなる前年の録音とは思えない、過激な演奏で、僕もこの録音を聴いてシェルヘンを知り、ファンになったのです。

しかし、シェルヘンを聴き進めていくうちのこのベートーヴェンの演奏は、むしろシェルヘンとして、珍しい演奏で、他の多くの録音では、彼は科学者のように、冷静で理論的な演奏をする人だったのです。

しかし、冷徹とも言える演奏を身上とするシェルヘンもその心の奥底には、表現者としての熱い情熱を持つ音楽家だったとも言えます。

今日ご紹介する配信音源は、冷静で理論派としてシェルヘンを知るには良い録音です。

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