ヘルマン・シェルヘンの名盤 マーラー交響曲第2番”復活”

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こんにちは。
ともやんです。

イタリアのMemories Excellenceから、シェルヘンのマーラーの交響曲名演集が出ています。第1集と第2集が出ています。

このレーベルは、僕は気に入っていて、貴重な録音が割と手を加えないで、生音に近い音質で提供されているのが嬉しいです。
さらに価格もリーズナブルなことがより頼もしいレーベルです。

今回、聴いた第2番は、1958年6月10日と11日のスタジオ録音でしかもステレオ録音ということでシェルヘンの表現をつぶさに聴くことができます。

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シェルヘンの名演 スタジオ録音でも激しい掛け声

シェルヘンの晩年である1965年に録音されたルガノ放送管弦楽団とのベートーヴェン交響曲全集は、語り草になるほど情熱的な演奏で、アンサンブルの精度な2の次で、オーケストラを叱咤激励の激しい掛け声を飛ばしています。

指揮者で、演奏中に唸り声やオーケストラに声を掛け人は多いです。
例えば、現在日本の重鎮指揮者である小林研一郎など、強烈な唸り声が録音に収録されています。

ルガノ放送管の録音は、放送用のライブでしたから、声が出るのはわかりますが、実はこのマーラーの復活でも僕が認識したのは第1楽章と第4楽章でシェルヘンの声が確認できます。

スタジオ録音ということで、全体的にテンポは遅めで、刻明に描いています。
ライブのような熱くなりすぎないシェルヘンの良い面が出ている録音です。

数多い、マーラーの”復活”の中でも屈指の名演と思います。

ヘルマン・シェルヘン マーラー交響曲第2番”復活”

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調 「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”
作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock

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ミミ・コアース – Mimi Coertse (ソプラノ)
ルクレティア・ウェスト – Lucretia West (コントラルト)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 – Vienna State Opera Orchestra
ヘルマン・シェルヘン – Hermann Scherchen (指揮)

1.(25:07) I. Allegro maestoso
2.(11:57) II. Andante moderato
3.(12:31) III. Scherzo: In ruhig fliessender Bewegung
4.(06:53) IV. Urlicht
5.(37:45) V. Im Tempo des Scherzo
total(94:13)

『マーラー名演集 第1集』

鬼才シェルヘンのマーラー・セット第1弾。第3番などは、どっしりと構えて格調の高さ品格すらも漂う名演です。合唱指揮者がケーゲルであることは通なら良く知るところ、影響も計り知れないものがあります。第1番、第2番は、スタジオ録音だけに、大人しく感じられるかも知れませんが、「巨人」のスケルツォのアクの強さ、「復活」原光の抉りの効いたド迫力も最高です。第5番に於けるシェルヘン改訂版の編集に至っては賛否両論真っ二つの問題作として知られております。第2番、第5番はステレオで、音質条件も抜群です。
ミューズ貿易 タワーレコードより

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