ワルター&ニューヨークフィル モーツァルト後期三大交響曲

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こんにちは。
ともやんです。

ブルーノ・ワルターのモーツァルト演奏で名演の名盤となると、晩年のコロンビア響とのステレオ録音ではなく、50年代のモノラル録音だと思います。

まだ、現役でコンサートを行っていた頃で、音そのものに力が漲っているし、音楽の運びにも勢いがあって、聴くものを惹きつけて離しません。

中でも忘れられないのが、疾風怒濤を絵に描いたような第25番と全篇音楽の花園のような第29番、生命力旺盛な第35番「ハフナー」

ご案内するモーツァルトの後期三大交響曲では、男性的な迫力に優れた39番、ステレオ盤のりっぱさを凌ぐ気迫のジュピターは絶品です。第40番に関してはウィーンフィル盤の魅力に一歩譲も準ずる素晴らしいものです。

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ブルーノ・ワルター&ニューヨークフィル モーツァルト モノラル時代の超名演

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)

交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543
1.(10:55)I. Adagio – Allegro
2.(07:12)II. Andante con moto
3.(03:58)III. Menuetto: Allegretto
4.(04:08)IV. Finale: Allegro
total(26:13)
ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: December 1953 – March 1956, New York, United States

交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550
5.(07:31)I.Molto allegro
6.(07:45)II. Andante
7.(04:38) III. Menuetto: Allegretto
8.(05:10)IV. Allegro assai
total(25:04)
ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 23 February 1953, New York, United States

交響曲第41番 ハ長調 「ジュピター」 K. 551
Symphony No. 41 in C Major, K. 551, “Jupiter”
9.(08:31)I. Allegro vivace
10.(08:12)II. Andante cantabile
11.(04:53)III. Menuetto: Allegretto
12.(06:29) IV. Molto Allegro
total(28:05)
ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 5 March 1956, New York, United States

モーツァルト: 交響曲第39,40,41番 ブルーノ・ワルター 、 ニューヨーク・フィルハーモニック

モーツァルト:交響曲第39番 第40番&第41番「ジュピター」<期間生産限定盤> ブルーノ・ワルター

ブルーノ・ワルター モーツァルトの三大交響曲はニューヨークフィルで、一時代を築いたワルター&NYPのモーツァルトはまさに絶品。

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ナチスが台頭するヨーロッパを離れ1939年にアメリカに亡命したワルターが、亡くなるまで最も深い関係を保ったオーケストラがニューヨーク・フィルで、1947~49年にかけてはミュージック・アドヴァイザーを務めていました。

このコンビがソニー・クラシカルに残した録音は、いずれもワルターの心技ともに最も充実した姿を伝えていますが、

このモーツァルトの後期三大交響曲も例外ではありません。

大編成のオケを豊かに鳴らした、ロマンティシズム溢れる演奏は、20世紀前半のモーツァルト解釈の究極の姿といえます。

ブルーノ・ワルター モーツァルトはニューヨークフィルで

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1751-1796)
交響曲第39番 変ホ長調 K.543
交響曲第40番 ト短調 K.550
交響曲第41番 ハ長調 K.551
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
1953年~56年モノラル録音

ワルターのモーツァルトでは、後年のコロンビア響とのステレオ録音が有名ですが、演奏の内容自体は、50年代のニューヨークフィルとの演奏が優れています。

録音モノラルながら、鑑賞には十分でバランスよく内容も詰まっています。

1788年、モーツァルトはわずか2ヶ月ぐらいの短期間で、彼の交響曲の最大傑作である3つの交響曲を続けざまに書き上げています。

記録では、39番が6月26日、40番が7月25日、41番が8月10日と1曲書くのに1ヶ月と掛かっていないのです。

お金のため、食べるためと言ってもこれだけの短期間で、世紀の名作を残すとは天才モーツァルトだから出来た偉業だと思います。

[付録] こんな交響曲名演集も出ています。

『モーツァルト:交響曲名演集』

巨匠ワルターのモーツァルトと言えば、定番中の定番です。それもライヴ録音ばかりを集めた名演集ですから、堪えられません。特に入手しづらい演奏が多い1950年代のニューヨークフィルとのライヴが多く含まれることが嬉しく、オーケストラはまるで重戦車のような突進力と分厚いハーモニーを兼ね備えており、宇野功芳先生も御著書で再三激賞しておられます。珍しいシカゴ響との共演の第28番はまるでハイドンを聴くかのような造形美と彫琢美に圧倒されます。フランス国立放送響の明るく軽やかな音色を全面に押し出した「リンツ」、「プラハ」。ベルリンフィルと戦後唯一にして最後の共演となった第40番の風格溢れる名演。と聴きどころ満載です。

 

まとめ

ワルターの演奏は、後年のコロンビア響との解脱の境地的な演奏とは違い、力強さと優美さを併せ持つ色気たっぷりの名演です。

特にジュピターの雄渾さは特筆べきものです。

残念なのは、40番にウィーンフィル並の艶やかさがほしいと思うのは、無いものねだりでしょうか。

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