カザルス・トリオ ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 大公

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こんにちは、
ともやんです。

村上春樹著『海辺のカフカ』を読んでいる、いや聴いている。
つまりAmazon audibleで聴いているのです。

最近の読書は、ほとんどaudibleです。
だから正確にいうと読書というより聴書っていうのが、当たっているかな。

なお、聴書という言葉はないようです。ネットで調べると月代英治という方が自分が作った造語と記されています。

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海辺のカフカ ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 大公

さて、今日はaudibleがテーマではありません。『海辺のカフカ』にベートーヴェンのピアノトリオ「大公」が登場するのです。これが後半の重要な鍵になるようです。

さて、小説に登場する録音が、1941年の100万ドルトリオによる演奏。
100万ドルというのは、多分3人のギャラのことだと思います。

100万ドルと言えば、今のレートなら1億4千万円くらい?
トリオですから3人、ピアノのルービンシュタイン、ヴァイオリンのハイフェッツ、チェロのフォイアマンのことです。

この3人には共通点があります。ルービンシュタインは1887年ポーランド生まれ。ただ生まれた時はロシア領。ハイフェッツは、1901年リトアニア生まれ。こちらの当時ロシア領、そしてフォイアマンは、1902年ウクライナ生まれ。やはり当時はロシア領でした。

その3人は、それぞれの運命を辿りながら第二次大戦中の1941年アメリカで共演しています。

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カザルストリオ ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 大公

残念ながら『海辺のカフカ』に登場する100万ドルトリオの演奏は未聴です。その代わり、僕の敬愛する故宇野功芳氏のイチ押しが、1928年ともう100年近く前の録音であるカザルストリオのものです。

カザルストリオとは、チェロのカザルス、ヴァイオリンのティボー、ピアノのコルトーの三人です。

まさに往年の時代のスターです。その三人の名手が一堂に会した豪華トリオで、当然100万ドルトリオにも名実共に劣るものではありません。

以下、宇野氏の名調子を引用します。

“大昔のレコードだから、当然音は貧しい。しかしながら聴いているうちにそんなことはすっかり忘れてしまい、至純の音楽だけは耳に入ってくる。なんと美しい曲だろうと思う。演奏の高さに感嘆しつつも、演奏者は決して表面にのさばり出てこない。耳を澄ますとおどろくべき名人芸が駆使されているのに、眼の前で鳴っているのは本当に自然な音楽の流れ、音楽の美しさだけなのだ。こんなのは滅多にあることではない!”

こんな風に書かれれば聴かずにはおれないですね。

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カザルス・トリオ ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 大公

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 「大公」Op. 97
Piano Trio No. 7 in B-Flat Major, Op. 97, “Archduke”

1.(09:38) I. Allegro moderato
2.(06:40) II. Scherzo: Allegro
3.(13:16) III. Andante cantabile ma pero con moto –
4.(06:33) IV. Allegro moderato – Presto
total(36:07)

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アルフレッド・コルトー – Alfred Cortot (ピアノ)
ジャック・ティボー – Jacques Thibaud (ヴァイオリン)
パブロ・カザルス – Pablo Casals (チェロ)
録音: 18-19 November, 3 December 1928, Small Queen’s Hall, London

アルフレッド・コルトー – ワーナークラシックス・エディション

20世紀前半のフランスを代表する巨匠ピアニスト、アルフレッド・コルトー。没後60年を記念して、2012年にリリースされた40枚組大全集Anniversary Editionが、待望の再発売。彼の並外れたタッチとフレージングのセンス、最も多様なレパートリーに対する深く鋭い解釈、さらにはジャック・ティボーやパブロ・カザルスと一緒に結成した伝説的なトリオによって、アルフレッド・コルトーを当時の最高のピアニストとなりました。

多くの弟子たち、特に優秀なディヌ・リパッティ、サムソン・フランソワ、クララ・ハスキルは、サムイル・フェインベルクやゲンリヒ・ネイガウスを通じて、ロシア・ピアノ楽派にも多大な影響を与えました。

ロマンティックでファンタジックな詩情を語った類まれなピアニストの貴重な音源を、コルトーの弟子であり、コルトーのレコーディング・セッションにも数多く参加したJohn Guthrie Luke監修によって、最良のオリジナル・マスターを使用し2012年にART & SON STUDIOによるリマスター音源使用。

100万ドルトリオ 大公
↓ ↓ ↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm23432160

100万ドルトリオ ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第7番 「大公」

100万ドルトリオの連想は、Amazon Musicで聴くことができ、CDは中古で購入できます。

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