シェルヘン 管弦楽曲 名演集

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こんにちは、
ともやんです。

ヘルマン・シェルヘン。
狂気を秘めた常識人という感じでしょうか?
そしてその狂気というのが、悪くないのだ。

真面目な人の狂気は恐怖を感じる場合があるが、この人の演奏にある狂気はなにか突き抜けていて昇華されていて、人を夢中にさせてくれるのです。

でもこの人は、普通は真面目な常識人なのです。
もし今回紹介する録音だけ聴いたならば、真面目で研究熱心な指揮者だったろうなと思うのです。

でも亡くなる前年に録音されたルガノ放送響とのベートーヴェンの演奏を聴いった後だとこの人は演奏には研究熱心の末の夢中の果ての狂気を感じてしまうのです。

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シェルヘン 管弦楽曲 名演集

ジョアキーノ・ロッシーニ – Gioachino Rossini (1792-1868)
1.(11:35) 歌劇「ウィリアム・テル」 – 第1幕 序曲
Guillaume Tell (William Tell), Act I: Overture

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エミール・ニコラウス・フォン・レズニチェク – Emil Nikolaus von Reznicek (1860-1945)
2.(07:48) 歌劇「ドンナ・ディアナ」 – 序曲
Donna Diana, Act I: Overture

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フェルディナン・エロール – Ferdinand Herold (1791-1833)
3.(09:02) 歌劇「ザンパ」 – 序曲
Zampa: Overture

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ダニエル=フランソワ・オーベール – Daniel-Francois Auber (1782-1871)
4.(07:49) 歌劇「フラ・ディアヴォロ」 S. 18 – 序曲
Fra Diavolo, S. 18: Overture

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ポール・デュカス – Paul Dukas (1865-1935)
5.(13:28) 交響詩「魔法使いの弟子」
L’apprenti sorcier (The Sorcerer’s Apprentice)

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6.(05:57) バレエ音楽「恋は魔術師」 – 火祭りの踊り
El amor brujo (Love, the Magician): Ritual Fire Dance – Dance of Terror

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エマニュエル・シャブリエ – Emmanuel Chabrier (1841-1894)
7.(05:21) 狂詩曲「スペイン」
Espana

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モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
8.(14:41) ボレロ
Bolero

ウィーン国立歌劇場管弦楽団 – Vienna State Opera Orchestra
ヘルマン・シェルヘン – Hermann Scherchen (指揮)
録音: 1958

ウィリアム・テル&魔法使いの弟子~シェルヘン管弦楽曲名演集<タワーレコード限定>

シェルヘンの表現主義の極致のような鮮明かつ痛快な名演&初期ステレオ優秀録音!
初出LP2枚分の内容を収録!

その独特なスタイルの演奏に今でも根強いファンが多いシェルヘンとのウエストミンスター音源の中から、ウィーン国立歌劇場管弦楽団との小品を含む管弦楽曲アルバム2種を、今回の復刻ではCD1枚に収録しました。

国内盤では1999年以来の再発です。LPレコードの最初期からステレオ録音の完成期まで数多くの名盤を制作したウエストミンスター・レーベルによる革新的な録音は今聴いても驚きの連続で、楽器の配置等当時の独特の録音方法ではありますが、演奏共々あらためて録音に対する想いや情熱が感じられる素晴らしい音源であることは疑いの余地がありません。

特に、ボレロにおける強い意志に貫かれた微動だにしないシェルヘンの指揮は、ある意味で感銘さえ受けます。

このCDに収録された1957年のLP2枚分の録音も、元々は「ラボラトリー・シリーズ」のために企画され、同時にステレオLP時代を見据えてステレオ収録されました。

プロデューサーは指揮者と強い信頼関係で結ばれていたクルト・リストで、モノラルの「ラボラトリー・シリーズ」での米初出盤の番号は《ボレロ》がW-LAB7059、《ロマン派序曲集》がW-LAB7065、《魔法使いの弟子/火祭りの踊り》がW-LAB7066。ステレオでは《ロマン派序曲集》がWST14031、《魔法使いの弟子/恐怖の踊り/火祭りの踊り/スペイン/ボレロ》がWST14032と続き番号で発売されました。録音は鮮明を極め、左右の分離、オーケストラの色彩感や量感も抜群です。そして何よりシェルヘンの表現主義の極致のような指揮ぶりが凄まじく、鮮やかな音色の描出、竹を割ったように痛快なリズムの刻み、デュナーミクとテンポの突然のギア・チェンジと落差の大きさ、そして音楽に宿る強烈なエネルギー、生命力は驚嘆の一言です。この一枚はまさに、シェルヘン、そしてウエストミンスター・レーベルの黄金の時を刻みこんでいる音と言えるでしょう。
タワーレコードより

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