ヘルマン・シェルヘン シェエラザード

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こんにちは、
ともやんです。

3月18日はリムスキー=コルサコフの誕生日。

1944年3月18日ティシュウィン(Tichwin)※の生まれなのですが、僕の持つ古い名曲事典(1969年音楽之友社発行)では、3月6日(18日)生まれとなっています。

3月6日としているのはユリウス暦で、現在の暦ではやはり18日が正しいようです。
この辺のことは、奥が深いので触れないでおきます。

※僕の資料には、ティシュウィンと表記されていましたが、チフヴィンともいうようです。サンクトペテルブルクの東約216キロに位置する人口約5万8千人ほどの街です。

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リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」

さて、このブログで取り上げている7人の指揮者で誰が「シェエラザード」を録音しているのかな?とチェックしてみると、いや、一人一人チェックした訳ではありません。

僕の中では、「シェエラザード」を録音する人は二人しか思いつきませんでした。
それはトスカニーニとシェルヘンです。

トスカニーニは、レスピーギのローマの松で名演を残しています。
しかし、シェエラザードは残していませんでした。

では、シェルヘンは?

ちゃんと録音していました。

そして聴きました。

実は今日3つ目の演奏でした。

まず、小澤征爾&シカゴ響、次がマルケヴィッチ&ロンドン響、そしてシェルヘン&ウィーン国立歌劇場管。

うーん、まだ30代前半の小澤とシカゴ響の剛毅な演奏、マルケヴィッチはさすが手練れ、なんという色彩豊かな演奏か!

そしてシェルヘン。
なんという静かな演奏か?

この人は、いつもが常識的で理知的で冷静な演奏家。
亡くなる前年の65年のルガノ放送響とのベートーヴェンのライブが無ければ、研究熱心な科学者的な指揮者として生涯を終え、あまり顧みられることもなかったと思う。

だから、シェエラザードを聴いていてもいきなり豹変するのではないか、という怖さを感じさせられる。

ただ、結局はなにも起こらない。
そんな演奏なんです。

なんのこっちゃって感じですね。

でもシェルヘンの芸の広さを感じさせる録音です。

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シェルヘン リムスキー=コルサコフ シェエラザード

ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ – Nikolay Andreyevich Rimsky-Korsakov (1844-1908)
46:06シェエラザード Op. 35
Scheherazade, Op. 35

ルドルフ・シュトレンク – Rudolf Streng (ヴァイオリン)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 – Vienna State Opera Orchestra
ヘルマン・シェルヘン – Hermann Scherchen (指揮)
録音: 1957, Vienna

1.(11:26) 第1曲 海とシンドバッドの船
I. The Sea and Sinbad’s Ship

2.(11:07) 第2曲 カランダール王子の物語
II. The Kalender Prince

3.(10:13) 第3曲 若い王子と王女
III. The Young Prince and the Young Princess

4.(13:20) 第4曲 バグダッドの祭り – 海
IV. Festival at Baghdad – The Sea – The Ship Breaks against a Cliff Surmounted by a Bronze Horseman

リムスキー=コルサコフ:シェエラザード(ウィーン国立歌劇場管/シェルヘン)

米MCA倉庫から発見された、ウェストミンスター・レーベルのオリジナル・マスター・テープから、CD化音源を集めたヘルマン・シェルヘン復刻シリーズ第2期発売分。ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏による、’58年録音盤。

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