バルビローリ 名盤 ブラームス 交響曲第2番

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こんにちは、
ともやんです。

ジョン・バルビローリ(1899-1970)。ロンドン生まれだが、イタリア人の父とフランス人の母との間に生まれた。写真でその風貌を見るとイタリア人的な気さくな感じを受けます。

僕は、彼がウィーン・フィルを指揮したブラームスの交響曲全集が気に入っていて以前はLPも所有していた。

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銀行員がみた1950年代のバルビローリ

1952から59年まで銀行員として業務でアメリカやイギリスに滞在、駐在していた植村攻(うえむら・こう)氏という方がいらっしゃいます。1928年生まれとありますから、ご健在なら95歳の高齢ですが、調べてみると2014年に急逝されたという情報がありました。

この方の著書に『新版 巨匠たちの音、巨匠たちの姿(1950年代・欧米コンサート風景)』という本があります。植村氏が24歳から31歳という多感な時期に銀行員としてアメリカに留学したり、ロンドンに駐在したりした時に接したコンサートや音楽家の姿などを克明に綴ったレポートで、下手な評論家なら顔負け、いやそれ以上の情報量があります。

今回、バルビローリの録音を取り上げたことで、この本を調べてみるとやはり記載がありました。
ただ、その記載は数百文字程度で、植村氏の接触頻度は少なかったように感じます。
銀行員だった植村氏が見たバルビローリについてその著書から触れたいと思います。

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バルビローリ リハーサル風景

植村氏の著書で、「忘れえぬ指揮者たち」という章で、バルビローリを取り上げてます。1950年代当時ロンドンで活躍していた、クリップス、ビーチャムに続いてボールトと共に取り上げています。

クリップスやビーチャムに関しては、3,000文字を前後書いていますが、ボールト、バルビローリに関しては700文字前後です。

また内容もクリップスなどに比べるとあまり思入れは感じませんが、これは紙面作りの関係かもしれません。

当時バルビローリは、マンチェスターの名門、ハレ管弦楽団の常任指揮者で、月に2~3回、ハレ管を率いてロンドンを訪れコンサートを行っていたと記されていたので、2週間に1回は来ていた事になるわけです。だから当然植村氏も聴いていたはずで、古典物のプログラムのなかに、ベルリオーズ、ドビュッシー、ラヴェル、ショーソン、ヴィラ=ロボスなどラテン系の作品も積極的に取り上げていたと記しています。

ただ、「アート・オブ・コンダクティング」の映像の中に、バルビローリのリハーサル風景が出てくるそうですが、意外なほど神経質で、演奏の細部にまで厳しい指示を出している、と書いているので本番での指揮はもっと大らかな印象だったのかもしれません。

だから、ウィーン・フィルを振ったブラームスの第2番も遅めのテンポで大らかなものですが、これも手練れのウィーン・フィルに細かく指示したものかなと思うと面白いですね。

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バルビローリ 名盤 ブラームス 交響曲第2番

交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
Symphony No. 2 in D Major, Op. 73

1.(15:35) I. Allegro non troppo
2.(10:26) II. Adagio non troppo
3.(05:45) III. Allegretto grazioso (quasi andantino)
4.(10:05) IV. Allegro con spirito
total(41:51)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ジョン・バルビローリ – John Barbirolli (指揮)

ブラームス: 交響曲&協奏曲全集 ジョン・バルビローリ 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団他

イギリスの名指揮者バルビローリの名盤からのブラームスの交響曲と協奏曲を収録。

バルビローリのディスコグラフィの中でも別格の輝きを放っているのが、1966年から翌67年にかけて収録され、ウィーン・フィルとの唯一の録音となったこのブラームスの交響曲全集です。

ほとんどがワン・テイクで録られたといわれており、音楽の流れを阻害せず小細工なしの情感に身を任せた、耽美的なまでに情感あふれる演奏は、いまだに多くの音楽ファンの心をつかむ名盤です。

バレンボイム27歳時の録音のピアノ協奏曲は、巨匠バルビローリとともに臆せず堂々と自分の音楽を作り上げたもの。1936年録音のクライスラーの陶酔の世界を作り出したヴァイオリン協奏曲。カンポーリとナヴァラとの二重協奏曲も収録。
オリジナルのマスターテープから、ヴァイオリン協奏曲は入手可能な最高のソースから、すべて2020年の24bit/192kHzリマスター音源使用。

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