シューリヒト マーラー交響曲第2番「復活」 ハイドン交響曲第86番

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こんにちは、
ともやんです。

カール・シューリヒト(1880-1967)はドイツの名指揮者で録音が多く残されているのは、J・S・バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブルックナー、ブラームスといった、まさにドイツ=オーストリア音楽の王道を行くような作品中心です。

だから、そのシューリヒトが、マーラーを取り上げること自体、不思議だなと思っていましたが、前回に続きマーラーを聴きました。

第2番”復活”です。

これなかなかいいのです。

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カール・シューリヒトに思うこと

カール・シューリヒトを見ていると30数年間のサラリーマン生活を経て、定年を機に自分の好きな道を進み、夢に向って進む人みたいだなと思うます。

なんか、ハイドンの生き方に似ているとも感じます。

シューリヒトは、ドイツの伝統に従って劇場指揮者のキャリアを重ねていきました。
そして1912年32歳の時にヴィ―スバーデンの音楽監督に就任。22年からは音楽総監督になり、1944年まで務めました。もし第二次世界大戦がなかったらもっと続けていたかもしれません。

その時64歳。

そして彼のは才能は、大戦後に広く知られ花開いていきます。
すでに60代の半ばになっていましたが、ここから凄かったです。

スイス・ロマンド管の首席客演指揮者、ベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管、北ドイツ放送響、パリ音楽院管などヨーロッパの主要なオーケストラに客演しました。

特にウィーン・フィルとは関係が深く1956年の戦後初めてのアメリカ・ツアーにもクリュイタンスと共に同行しています。

そしてウィーン・フィルとの親密な関係から60年には「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉会員」の称号も贈られました。

シューリヒトはドイツが生み出した最も優れた指揮者の一人だと思います。
遺された録音かもその厳しい構成に中に温かな情感が感じられます。

シューリヒトの演奏は、時にさっと吹き抜ける風のようですが、そこに得も言えぬ細やかなニュアンスが込められているのです。

僕は最近聴いているネルソンスの演奏に感じてる不満があります。
あまりにも細部を緻密に演奏して、なにか勢いや推進力を損なっているように感じるのです。

それに比べ、シューリヒトの演奏は細部を疎かにしませんが、かと言って神経質になったりこだわったりしないので、音楽が良く流れるのです。

今回聴いたマーラーの復活も一聴端正なキリッとした演奏です。
でも、聴き終わるとまた聴きたくなるのです。

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シューリヒト マーラー交響曲第2番「復活」 ハイドン交響曲第86番

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調 「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”
作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock

1.(19:49) I. Allegro maestoso
2.(10:11) II. Andante moderato
3.(10:47) III. Scherzo: In ruhig fliessender Bewegung
4.(04:57) IV. Urlicht
5.(33:47) V. Im Tempo des Scherzo
total(79:31)

ハンニ・マック=コサック – Hanni Mack-Cosack (ソプラノ)
ヘルタ・テッパー – Hertha Topper (コントラルト)
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル – South West German Radio Vocal Ensemble
シュトゥットガルト・バッハ合唱団 – Stuttgart Bach Choir
シュトゥットガルト放送交響楽団 – Stuttgart Radio Symphony Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)
録音:1958年4月17日 リーダーハレ、シュトゥットガルト

—————————–

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
Symphony No. 86 in D Major, Hob.I:86

1.(08:00) I. Adagio – Allegro spiritoso
2.(07:08) II. Capriccio: Largo
3.(05:22) III. Menuetto: Allegretto
4.(03:55) IV. Finale: Allegro con spirito
total(24:25)

シュトゥットガルト放送交響楽団 – Stuttgart Radio Symphony Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)
録音:1954年5月20日 ゼンデザール・ヴィラ・ベルク、シュトゥットガルト

マーラー:交響曲第2番「復活」/ハイドン:交響曲第86番(シュトゥットガルト放送響/シューリヒト)

シューリヒト マーラー交響曲第3番

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