こんにちは。
ともやんです。
秋の気配を感じ出すと、ブラームスが恋しくなります。
なぜかわかりません。
秋が深まってくると特にブラームスが聴きたくなります。
逆に春から夏に掛けてはブラームスはあまり聴きません。
多分、ブラームスの曲が持つセンチメンタルなメロディーや曲想からでしょうか?
それを特に感じさせるのは、室内楽や器楽曲です。
しかし、管弦楽曲でも強く感じさせる曲がります。
それは、交響曲第4番です。
ブラームスは、ベートーヴェンを強く意識するあまり、第1番の発表が、40代に入ってからで、ベートーヴェンより長生きだったにもかかわらず、4曲止まりでした。
しかし、その4曲は全て傑作です。
特にセンチメンタルな憂いを感じさせるのは、第3番とそして第4番です。
そんなブラームスをシューリヒトが、さり気なく、そして深い感銘を持って聴かせてくれます。
シューリヒトの名盤 ブラームス交響曲第4番
よくシューリヒトの演奏を評して枯淡の境地なんて文句を見ることがありますが、それって録音やリマスターが悪いんじゃないの?と思ってしまいます。
このスクリベンダムのCDは、名技師イアン・ジョーンズのリマスターで、充実した響きを再現しています。
緩急自在、ブラームス最後の交響曲を活力溢れる演奏で再現しています。
また、一緒に入っているハイドンの主題による変奏曲も名演!
今日の東京は、空気が入れ替わったかのような秋めいた一日になりそうです。僕は秋を感じるとブラームスが聴きたくなります。
それともブラームスが聴きたくなると秋を感じるのかな。
特にこの交響曲第4番は、秋を強く感じさせる曲です。
シューリヒトのサラっとしながら、細かな表現、表情付けながら、心がこもった名演です。
CD紹介 シューリヒト&バイエルン放送響 ブラームス交響曲第4番
ヨハネス・ブラームス(1833-1897)
交響曲第4番ホ短調 作品98、
悲劇的序曲、ハイドンの主題による変奏曲
カール・シューリヒト(1880-1967)指揮
バイエルン放送交響楽団
1961年録音
カール・シューリヒト・コンサート・ホール・ソサエティ・ボックス
記念すべき”コンサート・ホール・ソサエティ”復活CD化シリーズの第1弾にして、2003年の大きな話題盤。シューリヒトは、”ドイツの正統”を最も実感させてくれる名指揮者の一人。大戦前のBPO、戦後のVPOとの共演は、オーケストラ芸術の理想形と呼べるのではないでしょうか? そして、今回の10枚組CDセットによる大量復刻! 安定供給出来るレーベルではございませんので、お早めにどうぞ。
フランスのACCディスク大賞を受賞している名盤。
リリース当時から評価されてきた名盤です。テンポは流麗であり、明晰さも兼ね備えたこの演奏は、現代においても十分価値を持つ名演です。
まとめ
シューリヒトの至芸が堪能できるCDセットです。
なおこの演奏が収録されているお得なボックスがありますので以下のご案内します。
カール・シューリヒト・コンサート・ホール・ソサエティ・ボックス
【収録曲目】
ブルックナー:交響曲第7番/ハーグPO(1964)
ワーグナー:管弦楽曲集~ジークフリート牧歌、他/BRSO(1961)
シューマン:交響曲第3番「ライン」、他/シュトゥットガルト放送SO、他(1960,etc.)
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」/南西ドイツ放送SO(1960)
ヘンデル:合奏協奏曲集(Op.3-4&Op.6-4,6)+アレクサンダーの饗宴/BRSO(1961)
ブラームス:交響曲第4番、悲劇的序曲/BRSO(1961)
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」+第40番、第41番「ジュピター」/パリ・オペラ座O(1963&64)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1-6番全曲/チューリヒ・バロックEns.(1966)、他
※イアン・ジョーンズによるリマスター
どの演奏を聴いても深い感銘を受けます。
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