シューリヒト ブラームス 交響曲第3番&第4番

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こんにちは。
ともやんです。

以前、シューリヒト指揮バイエルン放送響によるブラームス交響曲第4番を絶賛したことがあります。

またその録音が収録されているスクリベンダムの10枚組のCDボックスをおすすめしたりしていました。実際、僕も所有していて愛聴盤にしているためです。

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カール・シューリヒト・コンサート・ホール・ソサエティ・ボックス

【収録曲目】
ブルックナー:交響曲第7番/ハーグPO(1964)
ワーグナー:管弦楽曲集~ジークフリート牧歌、他/BRSO(1961)
シューマン:交響曲第3番「ライン」、他/シュトゥットガルト放送SO、他(1960,etc.)
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」/南西ドイツ放送SO(1960)
ヘンデル:合奏協奏曲集(Op.3-4&Op.6-4,6)+アレクサンダーの饗宴/BRSO(1961)
ブラームス:交響曲第4番、悲劇的序曲/BRSO(1961)
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」+第40番、第41番「ジュピター」/パリ・オペラ座O(1963&64)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1-6番全曲/チューリヒ・バロックEns.(1966)、他

【演奏】
カール・シューリヒト (指揮)
バイエル放送交響楽団
南西ドイツ放送交響楽団
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団、他

※イアン・ジョーンズによるリマスター

Carl Schuricht: The Concert Hall Recordings

ブラームス交響曲第4番は、フランスのACCディスク大賞を受賞している名盤。

よくシューリヒトの演奏を評して枯淡の境地なんて文句を見ることがありますが、それって録音やリマスターが悪いんじゃない?

このスクリベンダムのCDは、名技師イアン・ジョーンズのリマスターで、充実した響きを再現しています。

緩急自在、ブラームス最後の交響曲を活力溢れる演奏で再現しています。

また、一緒に入っているハイドンの主題による変奏曲も名演!

今日の東京は、空気が入れ替わったかのような秋めいた一日になりそうです。僕は秋を感じるとブラームスが聴きたくなります。
それともブラームスが聴きたくなると秋を感じるのかな。

特にこの交響曲第4番は、秋を強く感じさせる曲ですね。

シューリヒトのサラっとしながら、細かな表現、表情付けながら、
心がこもった名演です。

シューリヒトの至芸が堪能できる名盤です。

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シューリヒト ブラームス 交響曲第3番&第4番

さて、バイエルン放送響との第4番は、至るところで絶賛されているし、聴くこともすぐ出来るんですが、この録音より1年後の第3番は、不遇なのです。

これは、評論家の福島章恭氏も著書の中で指摘しています。

しかも福島氏は評価としても最高点を付けていて、有名な第3楽章など、表面を抑えているため、よりいっそう切なさが胸に迫ってきます。

ということでこのSACDハイブリッド盤はおすすめです。

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90
Symphony No. 3 in F Major, Op. 90

1.(08:23) I. Allegro con brio – Un poco sostenuto
2.(08:10) II. Andante
3.(06:35) III. Poco allegretto
4.(08:26) IV. Allegro – Un poco sostenuto
total()

シュトゥットガルト放送交響楽団 – Stuttgart Radio Symphony Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)
録音: 2 December 1954, Sendesaal Villa Berg, Stuttgart

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ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
Symphony No. 4 in E Minor, Op. 98

5.(12:09) I. Allegro non troppo
6.(10:36) II. Andante moderato
7.(06:04) III. Allegro giocoso – Poco meno presto
8.(10:16) IV. Allegro energico e passionato – Piu allegro
total(43:56)

シュトゥットガルト放送交響楽団 – Stuttgart Radio Symphony Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)
録音: 6 March 1964, Liederhalle, Stuttgart

ブラームス:交響曲第3番/第4番、他<タワーレコード限定> カール・シューリヒト 、 バイエルン放送交響楽団 、 SWRバーデン=バーデン &フライブルク交響楽団

シューリヒト(1880-1967)の芸風には、剣を極めた達人のおもむきがあり、厳しく引き締まった無骨な外装の下に、ドイツ音楽の真髄たる深い精神性と、閃きに満ちた無限のニュアンスを宿しています。

オリジナルのコンサートホール盤のブラームス2枚を組にし、序曲集のアルバムからウェーバーの序曲2曲を新カップリング。中でも、バイエルン放響との第4番は、1963年度ACCディスク大賞を受賞した指折りの名演です。

晩年のシューリヒトの録音は、現在ではいくつかのライヴも復刻されてきているため数多く聴けるようになりましたが、正規に録音したステレオ録音はそう多くはありません。

EMIに入れたものを除くとこのコンサートホール音源は、まとまったステレオ録音としてシューリヒト・ファンにとっては無くてはならない貴重な遺産となっています。

中でもブラームスの交響曲に関しては、スタジオ録音では交響曲第2番をモノラル録音で残しているのみですので、これらの録音は貴重。とりわけ第4番はリリース当時から評価されてきた名盤です。テンポは流麗であり、明晰さも兼ね備えたこの演奏は、現代においても十分価値を持つ名演です。

また3番はオケが異なることもあり響きが4番とは異なりますが、4番以上に生命力を感じさせる指揮は圧巻。

これまでオリジナルでのカップリングであった管弦楽曲2曲に加え、今回はウェーバーの2曲を併録しました。このウェーバーは小品でありながらも録音含め極めて充実した演奏です。

適度なリズム感と演奏自体の輝きはシューリヒトの最良な遺産のひとつでしょう。

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