クナッパーツブッシュ&BPO ブラームス交響曲第3番 3種類

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こんにちは、
ともやんです。

ハンス・クナッパーツブッシュの芸術 with ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団には、クナッパーツブッシュ&ベルリンフィルのコンビによるブラームスの交響曲第3番が、3曲収録されています。

戦時下の42年と44年および戦後の50年で、42年がセッション録音で残りの2つはライブです。

クナッパーツブッシュは、レパートリーは広くない指揮者で、録音で見る限り、ベートーヴェンでは、第3番”英雄”、第7番と第8番、ブラームスでは第3番を特に得意としていたようです。

特に凄まじい演奏が、44年9月8日のライブで、冒頭からまるで怪獣の咆哮のような強奏からビビろそうな演奏です。

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クナ&ベルリンフィル ブラームス交響曲第3番 1944

1944年になると戦況は悪化の一途を辿っています。
1月にはベルリンのフィルハーモニーザールが、空爆で破壊されています。
ただ、前半はまだクナとベルリンフィルがツアーに出る余裕があったようで、3月にノルウェー、4月から6月に掛けてはベルギー、フランスに出掛けています。
しかし、4月にはベルリンの大聖堂が空爆で破壊。

そして7月にはミュンヘンに対してアメリカ空軍による無差別攻撃が始まっています。
8月にパリが解放されました。
その後な雪崩のようにナチスドイツが崩壊に向かいます。
なぜ降伏しなかったのか?
無駄な抵抗を続けながら、民間人にも多大な被害を与え続けました。
この録音は、その頃のライブ。
疎開先のバーデン=バーデンでのライブで、クナもベルリンフィルのメンバーも明日をも知れぬ命かとの思いから、なにかやけくそ的にも聴こえてしまいます。

むしろだからこの録音は、永遠に聴かれるべきとも思います。
戦争の愚かさが伝わってくるからです。

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クナッパーツブッシュ ブラームス交響曲第3番 1942-50

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90
Symphony No. 3 in F Major, Op. 90

1.(10:59) I. Allegro con brio – Un poco sostenuto
2.(08:20) II. Andante
3.(06:22) III. Poco allegretto
4.(08:27) IV. Allegro – Un poco sostenuto
total(34:08)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 1942 セッション録音(Electrola)

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ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90
Symphony No. 3 in F Major, Op. 90

1.(10:46) I. Allegro con brio – Un poco sostenuto
2.(09:08) II. Andante
3.(06:27) III. Poco allegretto
4.(09:28) IV. Allegro – Un poco sostenuto
total(35:49)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 1944年9月8日バーデン=バーデン

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ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90
Symphony No. 3 in F Major, Op. 90

1.(11:42) I. Allegro con brio – Un poco sostenuto
2.(09:32) II. Andante
3.(06:50) III. Poco allegretto
4.(10:23) IV. Allegro – Un poco sostenuto
total(38:27)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 1950年11月, Berlin, Germany

ハンス・クナッパーツブッシュの芸術 with ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ハンス・クナッパーツブッシュ
ベルリン・フィル・コレクション(13CD) 往年のドイツの指揮者、ハンス・クナッパーツブッシュのボックス・シリーズがイギリスのスクリベンダムから登場。

第2弾のボックスには、クナがベルリン・フィルを指揮した代表的な録音が集められています。

ヒストリカル系指揮者ボックスは地味なデザインが多い中、精悍でちょっと怖いクナの姿と競いあうかのような派手な色彩の背景は印象的で、実際にブルックナーの改訂版や、金管の増強など強烈なサウンドを好んでいたクナッパーツブッシュにはふさわしいデザインかもしれません。

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