クレンペラー ベートーヴェン 交響曲第7番

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こんにちは、
ともやんです。

クレンペラーが偏愛している曲が何曲かあって、それは録音も多いので多分コンサートやレコーディングで取り上げる機会も多かったと思います。

目立つところですは、
モーツァルト交響曲第29番
ベートーヴェン交響曲第7番
マーラー交響曲第2番「復活」

前回は、モーツァルト交響曲第29番を取り上げました、今回は、収録数ではそれを上回る8件のベートーヴェンの交響曲第7番を取り上げたいと思います。

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クレンペラー ベートーヴェン交響曲

オットー・クレンペラー・コレクション」(CD72枚組)では、ベートーヴェンの交響曲が全部で45件収録されています。つまり1曲あたり5件です。
以下、曲別に収録数を記します。

第1番 4件
第2番 4件
第3番”英雄”5件
第4番 4件
第5番”運命”5件
第6番”田園”6件
第7番 8件
第8番 5件
第9番 4件

やはり第7番の8件が断トツです。
以外と第6番”田園”が6件です。クレンペラーは意外と田園を気に入ったいたと思います。

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クレンペラー ベートーヴェン交響曲第7番

次に第7番の演奏時期を古い順に記します。

1951年4月 コンセルトヘボウ管
1954年10月 RIAS交響楽団
1955年9月 北ドイツ放送響
1956年5月 コンセルトヘボウ管
1957年3月 スイスロマンド管
1957年11月 フィルハーモニア管
1960年6月 フィルハーモニア管
1962年11月 フィラデルフィア管
なお、クレンペラーには、スタジオでのステレオ録音で名盤の誉れが高い1960年フィルハーモニア管と1968年ニューフィルハーモニア管があります。

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クレンペラー 名演 ベートーヴェン交響曲第7番

さて、8つの演奏は、さすがにどれも素晴らしいですが、その印象の強いものを2つ紹介します。

まず、もっとも古い録音の1951年4月コンセルトヘボウ管とのライブと唯一のステレオ録音である62年11月のフィラデルフィア管とのライブ。

約11年間でのクレンペラーの芸風は大きく変わってはいない感じです。
ただ印象は大分違います。

51年盤は、何と言っても序奏部分から早く、畳みかけるような気迫の演奏です。
一方、62年のフィラデルフィア管は、ステレオ録音といっても音質がデッドで、トスカニーニの録音をステレオで聴いている感じです。
テンポは、51年に比べ演奏時間が3分近く伸びています。
これは、フィラデルフィア管に客演した時の録音で、当時の常任指揮者オーマンディとは全く違う芸風のクレンペラーですが、さすがに一流オケは違います。
クレンペラーのノミで大理石を彫るような克明な演奏を見事に再現しています。
これはフィラデルフィア管の熱演に拍手です。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第7番 イ長調 Op. 92
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92

1.(11:39) I. Poco sostenuto – Vivace
2.(09:11) II. Allegretto
3.(08:03) III. Presto, assai meno presto
4.(07:14) IV. Allegro con brio
total(37:07)

コンセルトヘボウ管弦楽団 – Concertgebouw Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音:1951年4月26日

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交響曲第7番 イ長調 Op. 92
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92

1.(13:29) I. Poco sostenuto – Vivace
2.(09:47) II. Allegretto
3.(08:15) III. Presto, assai meno presto
4.(08:24) IV. Allegro con brio
total(39:55)

フィラデルフィア管弦楽団 – Philadelphia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音:1962年11月3日

『オットー・クレンペラー・コレクション』

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