フルトヴェングラーのヨハン・セバスティアン・バッハ レガシーより

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こんにちは、
ともやんです。

今回、フルトヴェングラーのヨハン・セバスティアン・バッハ(以下バッハ)の演奏をご紹介するに当たり、おすすめするCDがないか、とタワーレコードやHMVのサイトを調べたんですが、ベートーヴェンの各種演奏がやたらと目に付くのですが、バッハに関しては皆無で、見つけた!と思っても廃盤だったりして残念でなりません。

レコード会社も慈善事業でやっているわけではないので、やはり商業的になりたつ、つまり需要のあるCDしか発売しないわけで、そんなことからフルトヴェングラーのバッハの録音は忘れ去られた演奏となってしまっているのが現状です。

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フルトヴェングラー J・S・バッハ 管弦楽組曲第三番

フルトヴェングラーのバッハで録音の僕が最初に聴いたのが、『管弦楽組曲第三番』でした。1948年10月22日の録音。実はこの二日後の10月24日のものもあり、共にライブ録音です。
二日違いということで、雰囲気の違いは感じませんが、わかりやすいのは、G線上のアリアとして有名な、第二曲目のアリアです。

22日は、アリアの最初の反復しかしていなのに、24日は全て反復しています。
だから、22日の演奏時間4:35に対して24日は、6:28掛かっています。

しかし、なんという素晴らしい『アリア』だろか!まるで蕩けるようになって引き込まれていしまいます。
少しでもこの時間の中に身を任せたいと思ってしまいます。

近年の古楽器スタイルでは、あっさりしているものが多いのが残念です。

さて、この48年のバッハの演奏は素晴らしいです。時代にとらわれず、感じたままに演奏しているので学究的なことから離れて聴けば、最高のバッハだと思います。

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フルトヴェングラーのバッハに対する考え方

フルトヴェングラー グレート・レコーディングズ』で、1950年代初めに、フルトヴェングラーが、ベルリン音楽大学の学生たちに語った内容を記載しています。

以下に引用します。

“感情を表現する音楽が19世紀の産物だと考えてはいけません。バロック期にも、少なくても理論の上では、音楽に感情的な要素は存在しており、ただ19世紀に入ってそれが際立っただけです。その点において音楽はつねに同じだと私は考えます。音楽は人間性の表現あることに変わりありまえん。生きている人間、二つの目と二つの耳、ひとうの口を持つ人間がその背後に存在しているのです。過去も、そして今も。”

フルトヴェングラーは、

“なぜバッハとベートーヴェンを同じ精神で演奏するのか?”と尋ねれられて怒り出したことがあるそうです。

その時、彼は次のように答えています。

“何ひとつ変わることがないからだ。人間の心は不変だ。どちらの作曲家もめざすところはひとつ、それは古代の悲劇と同じで、謎めいた力を解放し、自然の本能を浄化することだ。”

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フルトヴェングラー ザ・レガシー おすすめ

フルトヴェングラー/ザ・レガシー
CD107枚+ボーナスDVD+CD-ROM

フルトヴェングラー生誕125周年を記念してドイツのメンブラン・レーベルが2011年にリリースしたボックス・セット。2016年の再生産にあたり、曲順が一部変更されていますが収録作品は同じです。

現在、HMVでは、入荷は未定ですが、取り寄せは受け付けています。
なお、僕はディスク・ユニオン クラシック館新宿の店頭で購入しました。

2年ほど前ですは、当時よく店頭に行き、チェックしていたので、入手することが出来ました。

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フルトヴェングラー/ザ・レガシー(107CD)
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フルトヴェングラー/ザ・レガシー
CD107枚+ボーナスDVD+CD-ROM

フルトヴェングラー生誕125周年を記念してドイツのメンブラン・レーベルが2011年にリリースしたボックス・セット。2016年の再生産にあたり、曲順が一部変更されていますが収録作品は同じです(以前の曲順はこちら)。

【メインストリームとレア物】
膨大な収録音源は、よく知られた演奏が中心になっていますが、中にはストラヴィンスキーの「3楽章の交響曲」や「妖精のくちづけ」といった現在入手が難しいような音源も含まれるなど、買い逃していたファンには嬉しい内容ともなっています。また、フルトヴェングラーのピアノ伴奏による歌曲リサイタルや、フルトヴェングラーのリハーサルの様子やスピーチなども収録されており、稀代の巨匠について多角的に捉えられるのも嬉しいところです。

【使いやすい装丁】
107枚のディスクは、内容別に、ベートーヴェンやブルックナ-、ワーグナーといったボックスに振り分けられており、目的の曲が探しやすくなっています。

フルトヴェングラー/ザ・レガシー(107CD)
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詳しくはこちらでご確認ください。

クラシック好きとしても知られるドイツの首相アンゲラ・メルケル(キリスト教民主同盟党首、第8代ドイツ連邦共和国首相)が、同じくクラシック好きのローマ教皇に献上したエピソードでも知られるフルトヴェングラーの107枚組ボックス。第266代ローマ教皇フランシスコは、フルトヴェングラーの音楽をプロメテウス的と語り、そのスカラ座でのワーグナーの『指環』についても、クナッパーツブッシュの『パルジファル』と共に称えていました。

フルトヴェングラー CDベスト10 宇野功芳編

フルトヴェングラーのおすすめページはこちらです。

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