クレンペラー ベートーヴェン 運命&田園 1951年

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こんにちは、
ともやんです。

とかくあまり良い評判を聞かない、クレンペラーのVOX時代の録音ですが、12月に最新SACDリマスタリングされて発売されます。

時期的には、12月の下旬と言うことでクリスマス・プレゼントという雰囲気ですね。

VOX時代の面白ネタでは、ブルックナーの交響曲第4番”ロマンティック”の51分台という最短演奏時間というのがあります。
詳しいことは忘れましたが、これはクレンペラーの意志ではなく、VOX側が経費を抑えるためということをどこかで聞いたか読んだ記憶があります。

費用を抑えるとは、つまりスタジオの使用料をケチるため速いテンポで演奏してくれと頼んだのでしょうか?
とにかくVOXの良いうわさは聞きません。

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クレンペラー たかがVOXされどVOX

VOXの評判があまり良くないとしても、クレンペラーの演奏も良くないわけではありません。

そこで、今回、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と第6番「田園」を聴きました。
録音時期は、戦後間もない1951年でクレンペラーもまだ60代半ば。

後年のスケールの大きな、大河の流れのような悠々たる演奏とは違い、ドライで厳しい、しかも後年に比べ速めで覇気溢れる演奏を展開しています。

クレンペラーファンとしては、クレンペラーのこの時期のスタイルをしるには貴重な録音です。

VOXレコーディング&ライヴ録音集1951~1963 オットー・クレンペラー ウィーン交響楽団

クレンペラーとVOXの関係に関しては、タワーレコードの商品紹介に詳しく記されているのでこちらもぜひ参照ください。

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クレンペラー ベートーヴェン 運命&田園 1951年

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(07:53) I. Allegro con brio
2.(09:52) II. Andante con moto
3.(05:13) III. Allegro –
4.(00:41) III. bar 324
5.(11:26) IV. Allegro
total(35:05)

ウィーン交響楽団 – Vienna Symphony Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音: April-May 1951

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交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, “Pastoral”

6.(11:29) I. Awakening of Cheerful Feelings Upon Arrival in the Country: Allegro ma non troppo
7.(12:45) II. Scene by the Brook: Andante molto mosso
8.(06:04) III. Merry Gathering of Country Folk: Allegro
9.(03:34) IV. Thunderstorm: Allegro
10.(07:52) V. Shepherd’s Song: Happy and Thankful Feelings after the Storm: Allegretto
total(41:44)

ウィーン交響楽団 – Vienna Symphony Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音: 19-23 March 1951

VOXレコーディング&ライヴ録音集1951~1963 オットー・クレンペラー ウィーン交響楽団

アメリカに亡命したユダヤ系ハンガリー人であるジョージ・デ・メンデルスゾーン=バルトルディ(大作曲家メンデルスゾーンの子孫だと称していた)によって、1945年に創設されたアメリカのレーベル、ヴォックス・レコード(VOX)。

クレンペラーをはじめ、ホーレンシュタイン、ホルショフスキ、ブレンデル、ギトリス、といった一流の演奏家の録音を多く残しています。

今回リリースされるセットは、クレンペラーとウィーン交響楽団による1951年のVOXレコーディングと1963年までのライヴ録音を、SACD用にリマスタリングした16枚組SACD Hybridのボックスです。

リマスタリング&修復エンジニアのボリス=アレクサンダー・ボールズ氏は、「これらの芸術的な価値がきわめて高い歴史的なスタジオ録音とコンサート録音を復刻するにあたって、私たちの主要な意図は、音楽の情報をできるだけ欠陥のない無傷な状態に保ち、劣化する要因を取り除いて最大限に自然な音を提供することにあった。」と語っており、現在の基準に沿った実りあるリスニング体験が得られるよう、細心の注意が払われています。

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