クナッパーツブッシュ ブルックナー 交響曲第9番 2種

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こんにちは、
ともやんです。

ドイツ降伏後、5月26日にロシア生まれでロシア育ちのドイツ人指揮者レオ・ボルヒャルトが、ソ連将校の斡旋でベルリンフィルの暫定首席指揮者に就任しました。

しかし、3ヵ月も経たない内にアメリカ兵によって誤って射殺されるという事故に会ってしまいます。

そこでベルリンフィルは急いでナチ関連疑惑のないクリーンな指揮者を探さなければなりませんでした。

そんな時、ベルリンフィルの目に留まったのがルーマニア人のチェリビダッケ。
ルーマニアは当時既にソ連の支配下だったため、ソ連の反対にも遭わず、ボルヒャルトの非業から6日目に指揮台に登場し、ドヴォルザークの『新世界より』などでデビューを飾りました。

その後、チェリビダッケは、1954年11月30日までに414回の公演を指揮することになったのです。

ただ、その後フルトヴェングラーが、1947年5月に非ナチ化裁判を終えて復帰するとチェリビダッケの指揮回数は減らされることになりました。

そして翌シーズンの1948年からは、クレンペラー、クライバー、ヨッフム、シェルヘン、フリッチャイ、カイルベルト、クナッパーツブッシュ、ワルターといった有名指揮者たちも続々客演することになり、チェリビダッケもそのひとり的な存在になってしまいました。
クナッパーツブッシュは、1950年は6公演とツアー(5公演)を振りことになり、それなりに恵まれた待遇でした。

その中で録音されたブルックナーの交響曲第9番。

同じティタニア・パラストを使った1月28日のスタジオ録音と30日のライブ録音が、一緒に収録されています。

僅か2日違いですが、スタジオとライブの録音の違いは大きく端正なスタジオ録音に比べ、ライブの壮絶な演奏の対比は興味深いものがあります。

音質も先に出たフルトヴェングラー盤でも証明されたように音質的にも優れてるのでぜひ聴いてみてください。

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クナッパーツブッシュ ブルックナー 交響曲第9番

アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第9番 ニ短調 WAB 109 (1903年稿・レーヴェ版)
Symphony No. 9 in D Minor, WAB 109 (1903 edition, ed. F. Lowe)

1.(22:31) I. Feierlich, misterioso
2.(11:13) II. Scherzo: Bewegt, lebhaft
3.(22:02) III. Adagio: Langsam feierlich
total(55:46)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音:1950年1月28日 ティタニア・パラスト(スタジオ録音)

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アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第9番 ニ短調 WAB 109 (1894年初稿・ノヴァーク版)
Symphony No. 9 in D Minor, WAB 109 (original 1894 version, ed. L. Nowak)

1.(22:33) I. Feierlich, misterioso
2.(11:20) II. Scherzo: Bewegt, lebhaft
3.(23:25) III. Adagio: Langsam feierlich
total(57:18)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音:1950年1月30日 ティタニア・パラスト(ライヴ録音)

クナッパーツブッシュ&ベルリンフィル / RIAS録音集1950-52

クナッパーツブッシュRIAS録音 1950-1952年が、なんとauditeから、クナッパーツブッシュのRIAS録音集が登場しました。

ハンス・クナッパーツブッシュはベルリン・フィルに度々客演し、戦後もカラヤン時代最初期の1956年までその関係が続きました。このセットには1950年から1952年までの録音が収録されています。

いずれも過去にLP、CDで発売され話題になったものばかりです。

お得意のブルックナー、濃厚かつ豪快な味わいのベートーヴェン、ユーモアに溢れたシュトラウス、ロマンティシズムたっぷりのチャイコフスキーなど、いずれも素晴らしい名演。中でもシューベルトの未完成交響曲は、クナッパーツブッシュの資質が曲と合致した超ド級のスケールで、必聴の名演です。

また数日違いのスタジオ録音とライヴ録音の二種の録音を収録、音楽の微妙な違いを比べられるのもファンにとってはたまらないでしょう。auditeはフルトヴェングラーのRIAS録音集でも、従来の音源とは明らかに次元の異なった高音質を提供、ここでも放送局秘蔵の蔵出し音源で素晴らしい音質を実現しています。クナの未発表写真、当時の批評等、貴重な資料も充実しております。
キングインターナショナル

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