ヘルマン・シェルヘン J・S・バッハ フーガの技法

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

J・S・バッハ(1685-1750)の未完の遺作と言われている「フーガの技法」。

バッハが亡くなる前年の1749年まで視力も失った最後まで仕事を続けていた、しかし結局未完で終わった最後の作品。

史上最高の対位法の優れた作品とも言われ、レコードが発明されてから多くの音楽家が録音を行っています。

というのもこの作品には楽器の指定がありません。だからなんの楽器のために書かれたかわからないのです。

スポンサーリンク

バッハ フーガの技法 出版後

バッハのフーガの技法は、バッハの死後1752年に出版されました。しかし、1756年まで30部しか売れなかったと伝えられています。

つまり当時の人たちは、何の楽器で演奏してよいか理解できなかったということだと思います。まあ、これは諸説ありますので興味のある方は調べてみても面白いと思います。

ただ、現代は録音を通して多くの人に聴いてもらえるので、いろいろな編成で演奏され、また編曲されています。

ヘルマン・シェルヘンのこの曲に魅了された一人だったようです。

スポンサーリンク

ヘルマン・シェルヘン フーガの技法

フーガの技法に魅せられた音楽家は数多くいるが、ヘルマン・シェルヘンもその一人。
彼は、バッハの音楽は、宇宙を音にしたようだとも形容されることがあるが、その宇宙の成り立ちや法則を解明したいという飽きなき知的欲求により高等数学を学ぶまでに至っています。

その中でも「フーガの技法」への傾倒ぶりは尋常ではなく40年近く(38年間という説もあり)も費やして自らのオーケストレーションを完成されました。

その録音が1965年のスタジオ録音で残されています。

なお、このスタジオ録音には人の声が収録されています。演奏者が発した声なのか?一瞬、あれ?これライブだっけと錯覚します。

ただ、ビートルズやボブ・ディランのアルバムでもスタジオでの話声やかけ声、笑い声をそのままアルバムに入れているケースもあるし、グレン・グールドのアルバムでも曲に合わせての唸り声なども収録されているので、まあ、逆に臨場感があっていいのかなと思います。

しかし、残念ながらシェルヘンの多くの貴重な録音がそうであるようにこのアルバムも廃盤状態です。

まあ、クラシックのCD自体が、廃盤、再販を繰り返しているんで仕方ないのかもしれません。

ただ、いつ再販されてもいいようにタワーレコードと現在中古で求められるAmazonを紹介しておきます。

スポンサーリンク

シェルヘン フーガの技法と編曲版

ヘルマン・シェルヘン バッハ:フーガの技法

本日現在、Amazonで中古CDのお求めが可能です。

バッハ:フーガの技法 ヘルマン・シェルヘン

タワーレコードでは、現在廃盤という状態です。

米MCA倉庫から発見された、ウェストミンスター・レーベルのオリジナル・マスター・テープから、音源を集めたヘルマン・シェルヘン復刻シリーズ。’65年、ウィーンのモーツァルトザールでの録音盤。

フーガの技法のヘルマン・シェルヘン編曲管弦楽版

フーガの技法のヘルマン・シェルヘン編曲管弦楽版を新録音で!まさに美の極致です。
現在、お取り寄せ可能です。

元来、楽器が指定されていない「フーガの技法」は鍵盤楽器のほかに様々な編成に編曲(トランスクリプト)されて演奏されることがありますが、ここでは珍しいヘルマン・シェルヘンによる管弦楽編曲版を使用。

「フーガの技法」の管弦楽用編曲は、かのストコフスキーでさえ手をつけていませんが、シェルヘンはこのトランスクリプション版の完成に40年近くの歳月をかけたとされ、ほぼ音楽家人生の大半をかけて取り組んだと言ってよいでしょう。

これまで、この版による録音はシェルヘン自身のものしかなく、今回の録音で聴ける意味と価値は計り知れません。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました