カール・シューリヒトの芸術 ベートーヴェン第九

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こんにちは、
ともやんです。

今年はドイツの名指揮者カール・シューリヒトの没後55年に当たります。
ということは、僕がクラシック音楽を興味を持ち始めた10歳頃にちょうど亡くなったということで、僕にとっては過去の人ではありません。

このブログで取り上げている方たちの亡くなった年を見るとさすがにフルトヴェングラーとトスカニーニは、僕が生まれる前に亡くなっていますが、ワルター、シューリヒト、クレンペラー、クナッパーツブッシュ、シェルヘンは、僕と人生が数年からクレンペラーに至っては16年も重なっていて、だからですがとてもこの人は思えないのです。

僕が中学生になって初めてクラシック音楽のLPレコードを買った1970年は、クレンペラーはまだ現役でしたし、他の方もつい最近まで活躍していたといことです。

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カール・シューリヒトの魅力

CD30枚組の『カール・シューリヒトの芸術』から気に入った曲や演奏をピックアップしてご案内しています。

今日は、1961年のライブ録音でベートーヴェンの第九と52年の序曲コリオランを聴きました。

第九はすでに80歳を超えた指揮者とは思えない颯爽としてテンポ感とその中に多彩なニュアンスを盛り込んだその匠の技的な曲作りで感銘深い演奏です。

ある演奏評には、

“ともすれば脂肪過多気味になりがちなこの名曲を一気呵成に聴かせてくれる素晴らしい名演。”

と書かれていましたが、まさにそうだと思います。

そしてコリオランが凄い!

ゴリゴリ押してくる低弦の迫力、気迫のこもった表現。
シューリヒトというと飄々とした印象を感じさせますが、この52年のライブでは、まさにフルトヴェングラー的な鬼気迫る演奏を聴かせてくれています。

引き続き、没後55年を記念して今月はこの『カール・シューリヒトの芸術』からピックアップしてご案内して行きたいと思います。

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シューリヒト ベートーヴェン交響曲第9番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

1.(15:17) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(11:35) II. Molto vivace
3.(15:20) III. Adagio molto e cantabile – Andante moderato
4.(22:12) IV. Finale: Presto – Allegro assai
total(64:24)

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
マリア・シュターダー – Maria Stader (ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン – Marga Hoffgen (アルト)
マレイ・ディッキー – Murray Dickie (テノール)
オットー・ヴィーナー – Otto Wiener (バス)
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル – South West German Radio Vocal Ensemble
シュトゥットガルト・バッハ合唱団 – Stuttgart Bach Choir
シュトゥットガルト・レーラーゲザンクフェライン – Stuttgarter Lehrergesangsverein
シュトゥットガルト放送交響楽団 – Stuttgart Radio Symphony Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)
録音: 13 September 1961, Liederhalle, Stuttgart, Germany

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「コリオラン」序曲 ハ短調 Op. 62
5.(08:07) Overture to Collin’s Coriolan, Op. 62, “Coriolan Overture”

シュトゥットガルト放送交響楽団 – Stuttgart Radio Symphony Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)
録音: 25 September 1952, Sendesaal Villa Berg, Stuttgart, Germany

カール・シューリヒトの芸術 カール・シューリヒト シュトゥットガルト放送交響楽団

【巨匠の芸術をCD30枚に集大成】
オーケストレーションを客観的に整理した解釈と、明確で生命力に満ち、なおかつ気品のある美しさを湛えた演奏が現在も多くの支持を集めているカール・シューリヒト。彼が1955年から60年まで、シュトゥットガルト放送交響楽団を振って南ドイツ放送(SDR)に残した放送用のセッション録音やライヴをCD20枚にわたり記録した「カール・シューリヒト・コレクション」、続くCD10枚組の「同第2集」、合計30枚のCDを新たに1つのBOXとした集大成が登場しました。巨匠の素晴らしい遺産をたっぷりとお楽しみいただけます。マスターは先の2つのBOXと同じものを使用。なお第1集に付属していたDVDは、今回は同梱されません。
ナクソス・ジャパン

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