トスカニーニ ブラームス 交響曲第1番&第4番

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こんにちは、
ともやんです。

現代の指揮者に大きな影響を与えたイタリアの大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)のブラームスに知るにはおすすめの復刻盤が出ています。

盤鬼こと往年の音楽家の名演の数々を復刻されている平林直哉氏の制作によるブラームスの交響曲第1番と第4番です。

2トラック、38インチのオープンリールからの復刻ということで、平林氏も望みうる最上の音質を引き出していると記されています。

僕は、通常の国内盤で聴いて、その演奏自体に感銘を受けていますが、より優れた音質と思われるのでおすすめです。

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トスカニーニ ブラームス 交響曲

トスカニーニのブラームスの交響曲全集は、NBC交響楽団とEMIで録音したフィルハーモニア管との2種類があります。

録音時期が近いので、表現的には似ています。
ただ、フィルハーモニア管との録音は、一聴しただけなので改めて聴き直してレビューしたいと思います。

さて、まず第1番を聴きました。

僕は、ブラームスは大好きな作曲家で、北陸富山の生まれで幼い頃の雪や吹雪の風景は、僕の心の原風景の中にあります。

 

※ハンブルクのクリスマスマーケットの風景 Karsten BergmannによるPixabayからの画像

 

そのためか、北ドイツのハンブルク出身のブラームスのセンチメンタルで優柔不断なイメージには共感するものがあるのです。

だから、4つの交響曲の中でも第1番は、無理しているなという印象をどうしても持ってしまいます。

だから、僕は第2番以降が好きです。特に3番と4番は、特にブラームス的だなと思います。

そういう意味で、トスカニーニの演奏するブラームスは、イメージ的にはもっとも遠い位置にありそうですが、意外と共感できます。

なぜか、トスカニーニは、第1楽章が終楽章の展開部など意外と淡々と演奏しています、緩徐楽章になると情感豊かに歌っているのです。

それは特に第4番の第2楽章に表れ、第1番の第2楽章と合わせて特に僕の好きな演奏です。

ぜひ、トスカニーニの緩徐楽章の情感豊かな演奏を堪能してください。

ブラームス: 交響曲第1番&第4番 アルトゥーロ・トスカニーニ 、 NBC交響楽団

トスカニーニ&NBC響、ブラームスの第1番+第4番、
2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

制作者より
トスカニーニのブラームスは、フルトヴェングラーやワルターらのそれと比較すると、それほど頻繁に聴かれていないかもしれません。その理由にひとつに、音質が固くて素っ気ない印象を与えるからではないでしょうか。当復刻盤では2トラック、38センチのオープンリール・テープから、望みうる最上の音質を引き出しています。これで聴くとひたむきな情熱だけではなく、思った以上に響きに厚みがあり、なおかつ繊細な表現であることが再認識されるでしょう。また、解説書にはトスカニーニ家の日常生活を捉えた「トスカニーニ夫妻」(その1)を掲載しています。普段着のトスカニーニについて記された、面白くて興味深い内容です。(平林直哉)
キングインターナショナル

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