カール・ベーム 名盤 シューベルト 未完成&ザ・グレート

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こんにちは、
ともやんです。

僕がクラシック音楽が好きになったのは、小学校の高学年の頃で、テレビでNHK交響楽団の映像を観てからです。

指揮者の岩城宏之さんの表情豊かで躍動的な指揮姿が楽しくて、演奏を聴くよりも岩城さんの指揮姿を観るのが好きでテレビを観ていました。

だから岩城さんが登場しない時は観なかったものです。

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クラシック音楽 幸せな時代

岩城さんの指揮姿を観ている内に次第に演奏されている音楽も好きになって行きました。そして中学生になって始めて自分でLPレコードを買ったり、FM放送で楽しむようになって音楽が好きになって行ったのです。

時代は、1970年代前半。
僕が住んでいる富山市の郊外からレコード店のある繁華街まで行くに1時間に1本か2本しかないバスに乗って30分ほど掛かりました。

用事がなくてもレコード店でレコードを見るのが楽しみだったし好きでした。しかし、当時のLPレコードは、1枚2,000円から3,000円もしてとても中学生の小遣いでは買えるものではありませんでした。

だから市立図書館の視聴覚室でよく聴いたりもしました。
視聴覚室には何百枚もレコードがあり、(ジャズやロックもあったので多分その何倍もあったと思われる)聴きたいしレコードをリストから選びだして、希望を出してヘッドフォーンで聴くのです。

図書館に勉強に行くと行ってほとんど視聴覚室で過ごしたりしていました。
いまふり返るとクラシック音楽を知り出したばかりの幸せな時代でした。

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カール・ベームに憧れて

当時レコード店に行くと、圧倒的に目に付いたのが、レコード・ジャケットの上部に印刷してある黄色地の大きなドイツグラモフォンのロゴでした。

そして指揮者ならカラヤンかベーム。ほとんどこの二人が中心だったと思います。
そして音楽評論家は、外面的なカラヤンに対して内容のあるベームというような論調が多かったように思います。

そしてカラヤン派、ベーム派で侃々諤々と論戦が繰り広げられていました。中学生の僕でさえ、友人と青臭い意見を言い合っていたものです。
ちなみに僕はベーム派でした。宇野功芳氏の本を愛読していたからかもしれません。

1973年3月僕は来月から高校生になるという時に、なんと富山にウィーン・フィルが来たのです。もちろん僕も小遣いをはたいて行きました。ただ残念だったのが、その時の同行指揮者は、憧れていたベームではなくアバドだったのです。

今回、ベーム&ベルリン・フィルによるシューベルトの「未完成」と「ザ・グレート」を聴きました。1963年と66年の録音。
アナログ録音の全盛期だけに心地よい音です。

ところでアナログ録音からデジタル録音への流れを見ていると効率を追求するあまりなにか大切なものを失って行っているように感じるのです。

ベームのシューベルトを聴きながらそんなことを思いました。

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カール・ベーム シューベルト交響曲第8番「未完成」第9番「ザ・グレート」

フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第8番 ロ短調 「未完成」 D. 759
Symphony No. 8 in B Minor, D. 759, “Unfinished” (excerpts)

1.(11:29) I. Allegro moderato
2.(11:29) II. Andante con moto
total(22:58)
録音:1966年3月 ベルリン

——————

交響曲第9番 ハ長調 「ザ・グレート」 D. 944
Symphony No. 9 in C Major, D. 944, “Great”

3.(14:32) I. Andante – Allegro ma non troppo
4.(13:53) II. Andante con moto
5.(11:18) III. Scherzo: Allegro vivace
6.(11:27) IV. Allegro vivace
total(51:10)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
カール・ベーム – Karl Bohm (指揮)
録音:1963年6月 ベルリン

シューベルト:交響曲第8番≪未完成≫ 第9番≪ザ・グレイト≫ カール・ベーム

20世紀を代表する名指揮者のひとりカール・ベームは、ウィーン・フィルとの数々の名演で知られていますが、ベルリン・フィルにも頻繁に招かれ、良好な関係を築きました。

1963年から1971年にかけてドイツ・グラモフォンに録音されたシューベルトの交響曲全集も、このコンビの優れた共同作業のひとつです。シューベルトの音楽の歌謡性を素直に引き出したベームの解釈は、録音から半世紀を経ても決して色褪せることはありません。

本盤にはシューベルトの交響曲中最も人気のある第8番《未完成》と第9番《ザ・グレイト》が収められています。《ザ・グレイト》は1964年度のレコード・アカデミー賞を、交響曲全集は1973年度のレコード・アカデミー賞を受賞しています。

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