トスカニーニ ブラームス 交響曲第2番 フィルハーモニア管 ライブ

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こんにちは、
ともやんです。

指揮者関連を本をみると、まずこの二人を抜きに書かれていない本はないと思います。
トスカニーニとフルトヴェングラー。

ただ、中にはライヴァル関係のように書かれているものもあるようです。
しかし、この二人はトスカニーニが1867年生まれで、フルトヴェングラーが1886年生まれと20才近い年の差があるし、接点がないわけではありませんが、活躍したエリアも違うので、ライヴァルという関係はあまりないと思います。

むしろその芸風の違いからライヴァルっぽく語られるのかもしれません。

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トスカニーニ 生誕155年

さて、3月25日は、トスカニーニの誕生日です。
アルトゥーロ・トスカニーニは、1867年イタリアのパルマに生まれました。
パルマ音楽院でチェロと作曲を学び19歳で卒業後、1886年に南米を巡業するロッシ歌劇団にチェロ奏者として参加しました。

この時、代役で『アイーダ』を指揮して大成功を収めるのですが、これが指揮者としてのデビューとなり、その年イタリアに戻りトリノでも本国デビューを飾っています。
ただチェロ奏者としても活動は続け、ヴェルディの『オテロ』初演では、スカラ座の第2チェロ奏者として参加しています。
その後も一応下積みを経験し、トリノや地方都市で指揮活動を続け、認めらるようになりました。

1892年には、ミラノのヴェルメ劇場でレオンカヴァッロ『道化師』を初演するまでになり、3年後の95年にはトリノ王立劇場の音楽監督に就任し、翌年にはプッチーニの『ボエーム』を初演し第成功を収めました。
その手腕を買われ、1898年から1903年までと06年から08年まで2度芸術監督を務めました。
さらに1908年からニューヨークに渡り15年までメトロポリタン歌劇場を中心に活躍しました。

第一次世界大戦後は、スカラ座の大改革を行い、26年にはプッチーニの『トゥーランドット』を初演するなど、29年まで芸術監督として黄金時代を築きました。

さらにトスカニーニの名声は留まることを知らず、27年から36年までニューヨーク・フィルの音楽監督、30年には外国人としては初めてバイロイト音楽祭で指揮、34年から37年はザルツブルク音楽祭とウィーン、35年から39年までBBCに客演しました。

この頃一時期引退を考えたようですが、NBCから招聘され、専属のオーケストラも創設され54年に87歳で引退するまで活動を続け多くの録音を残しました。

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トスカニーニとフィルハーモニア管

トスカニーニとフィルハーモニア管の一期一会の名演。

ブラームスの交響曲4曲は、手兵NBC響の録音と並ぶ名演です。
しかもフィルハーモニア管の柔軟で柔らかい響きも素晴らしく、特に第2番は、これがトスカニーニ?と感じるほど豊かな響きを堪能できる名演です。

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この両者のコンサートが実現したのは、やはりこの人、フィルハーモニア管の創立者で芸術監督のウォルター・レッグがトスカニーニを尋ね直接依頼したことでの実現したということです。

ただ当初は健康上の都合でトスカニーニも断りましたが、カラヤン指揮フィルハーモニア管のヨーロッパツアーでミラノの中継を聴いて、そのレヴェルの高さに感銘を受けたトスカニーニが客演を承諾したという経緯があったようです。

コンサートの模様は、EMIが録音しましたが、トスカニーニがRCAの専属だったため、レコード化は出来なかったようです。

しかし、オリジナルマスターはレッグが所有していましたが、今回オリジナルマスターからCD化されたということです。

トスカニーニ晩年の貴重な録音で、しかも首席ホルン奏者デニス・ブレインの音も聴かれるということで貴重な録音です。

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トスカニーニ ブラームス 交響曲第2番 フィルハーモニア管 ライブ

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
Symphony No. 2 in D Major, Op. 73

1.(14:27) I. Allegro non troppo
2.(08:15) II. Adagio non troppo – L’istesso tempo, ma grazioso
3.(05:07) III. Allegretto grazioso (quasi andantino) – Presto ma non assai
4.(08:31) IV. Allegro con spirito
total(36:20)

フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
アルトゥーロ・トスカニーニ – Arturo Toscanini (指揮)
録音: 29 September 1952

ブラームス:交響曲第2番(フィルハーモニア管/トスカニーニ)(1952)

トスカニーニの最晩年の貴重なライヴ、フィルハーモニア管弦楽団とのブラームス交響曲全集が、正規マスター(EMI原盤)により待望のリリース!
1952年9月29日と10月1日、前年に完成したばかりのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われた、トスカニーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団によるブラームス交響曲全曲演奏会のライヴ録音が、初めてEMI原盤(レッグ所有)から復刻されました。

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