ヘルマン・シェルヘン ハイドン交響曲第45番「告別」

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こんにちは、
ともやんです。

僕が初めてレコードを買ったのが、中学1年の時だった記憶しますが、小遣いもなかったので、17センチ盤を買いました。

当時は、クラシック音楽でも30センチLP以外にも17センチ盤がありました。

そして買った曲が、フリッツ・ブッシュ指揮ウィーン交響楽団によるハイドン交響曲第100番「軍隊」だったのです。

なぜ、ハイドンだったのか?なぜ「軍隊」だったのか?全く憶えていませんが、自分なりにいいなと思って買ったのだと思います。

そしてそれが僕の人生の楽しみの始まりでした。

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ヘルマン・シェルヘンのハイドン交響曲との出会い

ハイドンの交響曲という100曲以上あるので、なかなか全曲を聴く機会はありませんが、僕は、全集でアンタール・ドラティとメルツェンドルファー、そして未完で終わったホグウッドで持っていますし、選集では、ヨッフム、セル、そしてシェルヘンで持っています。
それぞれ思入れのある全集であり、選集ですが、その中でもシェルヘンの第45番「告別」は、感銘深い録音です。

さて、シェルヘンは、このブログで取り上げている往年の大指揮者たちに比べ、異色な印象を受けます。
では、なぜシェルヘンを入れたのか?
それは単に数合わせ的な部分が一番です。僕は、このブログは19世紀生まれで来日しなかった著名な指揮者という条件で選んだのです。
6人まではすぐ挙げることが出来ました。しかし、7人目がどうしても決まらないのです。モントゥー、アンセルメ、ベーム、セルは来日しているし、メンゲルベルクやエーリヒ・クライバーはどうも食指が動かない、ということでシェルヘンに至ったわけです。

日本では、ヘルマン・シェルヘンは、やや奇人的に取られている感があり、実際そんな記事も見受けられますが、個人的には至極真面目な音楽家だと思っています。

晩年の録音で有名になったルガノ放送響とのベートーヴェン全集でもベートーヴェンのメトロノーム指示に従おうとしたまでで、作曲者の意図を忠実に再現しようとすると却って異端に見えるというのは、多分、レコードによって持ち込まれた往年の大指揮者の後期ロマン主義の残る演奏からではないかと思うこともあります。

しかし、シェルヘンはそんな巨匠たちの生きる時代から、現代の古楽器演奏にも繋がる斬新な演奏を展開していたのです。
またマーラーがまだブレイクする前から積極的に取り上げていました。そして録音へのこだわりも試行錯誤をくり返していました。

まさに新しい発見のため、真剣に研究と実験を繰り返す科学者の雰囲気をもった音楽家だと僕は思ってます。

今日取り上げたハイドンの交響曲第45番「告別」でも、58年という時期の録音ながら、明瞭なステレオ録音で、しかも終楽章では、去っていく楽員の“Auf Wiedersehen!”という言葉がはっきり収録されています。また立ち去る際の椅子の動く音もとらえられています。

ぜひ、聴いて欲しい演奏です。

なお、そんな名演ながら現在現役のCDは、少なく残念です。
もっともおすすめしたい19曲が収録されたCD6枚組が現在廃盤状態のなのが残念です。
しかし、諦めるのは早いです。
なんと、Amazon music unlimitedでは、このセットがストリーミング配信で聴くことが出来ます。
以下に紹介していますでのぜひこちらもトライしてみてください。

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ヘルマン・シェルヘン ハイドン交響曲第45番「告別」

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第45番 嬰ヘ短調 「告別」 Hob.I:45
Symphony No. 45 in F-Sharp Minor, Hob.I:45, “Farewell”

1.(04:20) I. Allegro assai
2.(05:46) II. Adagio
3.(03:59) III. Menuetto: Allegretto
4.(08:23) IV. Finale: Presto – Adagio
total(22:28)

ウィーン国立歌劇場管弦楽団 – Vienna State Opera Orchestra
ヘルマン・シェルヘン – Hermann Scherchen (指揮)
録音:1958年7月

ハイドン:管弦楽作品集(1950年ハイドン交響曲録音集)(ウィーン国立歌劇場管/ウィーン響/シェルヘン)

こちらは現役盤です。

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ヘルマン・シェルヘン ハイドン交響曲選集

こちらは現在廃盤状態。

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ハイドン:管弦楽作品集(1950年ハイドン交響曲録音集)(ウィーン国立歌劇場管/ウィーン響/シェルヘン)

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