クレンペラー モーツァルト 歌劇「魔笛」

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こんにちは、
ともやんです。

魔笛は、モーツァルト最後のオペラです。またドイツ語の歌詞で書かれた唯一の純粋なドイツオペラです。

僕の読んだ本では、1791年3月に作曲の依頼を受けて、9月3日の初演に間に合わせるため、あれやこれやと無理をしたため、初演の2ヶ月後に35歳の生涯を終えた、と書いていました。

なお、実際は完成は9月28日、つまりこの記事を書いている230年前の今日です。
そして初演は9月30日で、ヴィーデン劇場で行なわれ、大好評を博したそうです。

もしかして僕が読んだ本の誤植で、9月3日が間違いで、最初から9月30日だったかもしれません。

ただ初演から2ヵ月と少しの12月5日にモーツァルトは、35歳で永眠しています。

なお、最近、『モーツァルト最後の年』という本を古本屋で買い求めたので、また新しく知った情報があればお伝えしたいと思います。

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モーツァルト オペラ「魔笛」名盤

僕は、50年来のクラシック音楽ファンですが、よく聴くジャンルは交響曲で、それに続いて協奏曲、管弦楽曲で、オペラはあまり聴きません。

ただこれはもったいないことで、少しずつ聴くようにしています。
モーツァルトでは、「フィガロの結婚」は大好きで、クレンペラーの名盤を愛聴していますし、実演を観に行ったこともあります。

しかも魔笛はまだ全曲を通して聴いたことがなく、それなのに推薦盤を掲示するのは申し訳ないのですが、クレンペラー&フィルハーモニア管他盤をよく聴いています。

ただ、まだ全曲を通して聴いていないのがちょっと負い目ですが。

クレンペラーの録音では、『フィガロの結婚』の結婚は、愛聴盤です。
遅いテンポながら、不毛のように軽やかでクレンペラーの良さを知ると他を聴けなくなるほどです。

「魔笛」は、フィガロほど昇華されていない印象を受けますが、それでも克明な演奏は、印象的です。

やはりこれからの楽しみはオペラに見つけて行きたいですね。

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クレンペラー モーツァルト オペラ「魔笛」

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
歌劇「魔笛」 K. 620
Die Zauberflote (The Magic Flute), K. 620
作詞 : エマニュエル・シカネーダー – Emanuel Schikaneder
total(131:52)

ニコライ・ゲッダ – Nicolai Gedda (テノール)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ – Gundula Janowitz (ソプラノ)
ウォルター・ベリー – Walter Berry (バス)
ルチア・ポップ – Lucia Popp (ソプラノ)
ゴットロープ・フリック – Gottlob Frick (バス)
エリーザベト・シュヴァルツコップ – Elisabeth Schwarzkopf (ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ – Christa Ludwig (メゾ・ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン – Marga Hoffgen (アルト)
ルート=マルグレート・ピュッツ – Ruth-Margret Putz (ソプラノ)
ゲルハルト・ウンガー – Gerhard Unger (テノール)
カール・リープル – Karl Liebl (テノール)
フランツ・クラス – Franz Crass (バス)
アグネス・ギーベル – Agnes Giebel (ソプラノ)
アンナ・レイノルズ – Anna Reynolds (メゾ・ソプラノ)
ジョセフィン・ヴィージー – Josephine Veasey (メゾ・ソプラノ)
フィルハーモニア合唱団 – Philharmonia Chorus
フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)

モーツァルト:歌劇「魔笛」(ゲッダ/ヤノヴィッツ/ポップ/クレンペラー)

クレンペラーはここで、舞台の無いレコードではセリフは必要無いと、大胆に全部カットした結果、切れ目無くモーツァルトの音楽が連続することとなり、それぞれの曲が息抜きなしに聴き手に迫ってくるのが実に魅力的です。

さらにそこで示されるクレンペラーのアプローチも見事なもので、ジングシュピールゆえ、通常コミカルに軽く演奏される“フムフム…”といった曲でさえ、美しい響きと複合的な構造を前面に打ち出して実にユニークな仕上がりをみせています。

歌手陣も粒揃いで、共にデビュー間もなかったルチア・ポップの美しい夜の女王にヤノヴィッツの透明なパミーナ、こわいほどの威厳に満ちたフリックのザラストロにゲッダによる端正なタミーノ、ベリーの愉快なパパゲーノ等々。侍女にまでシュワルツコップ、ルートヴィヒ、ヘフゲンというほとんど冗談のような豪華なキャスティングはまさに超ド級。

余談ながら、このようなキャスティングとヘヴィーな演奏により、近年の演出でときおりみられる“夜の女王側=善”、“ザラストロ側=悪”という雰囲気が濃厚に感じられるのもこの演奏の大きな特徴といえ、複雑で多層的な意味合いを持つ“魔笛”の様々な面に接したい聴き手にとっては、これ以上ない名演と言えるのではないでしょうか。

音質も水準が高く、前述“フムフム…”はじめ立体的なクレンペラー・サウンドが心行くまで堪能できるのが嬉しいところです。(HMV)

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