フルトヴェングラー ベートーヴェン”運命”&ワーグナー

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こんにちは、
ともやんです。

ヴィリヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)は、20世紀前半に留まらず、史上最高の指揮者の指揮者の一人です。

亡くなってもうすぐ70年という時が流れているにも関わらず、未だに新しいリマスターとか新しい復刻盤などは出てきます。

なにがそんなに惹きつけられるのか?
ファンの一人である僕にもよくわかりません。

しかも残されている録音にしてもかなり演奏にムラがあります。
しかし、その演奏に対する姿勢は常に真剣勝負で、マンネリを嫌い、常に新しく創り出している、生み出しているという驚きと感動が伝わってきます。

つまりフルトヴェングラーは、永遠に未完成のまま世を去ってしまったので、興味が尽きないのかなと僕は思います。

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フルトヴェングラー ベートーヴェン”運命”&ワーグナー

ワーグナーに関して、僕はあまり曲について詳しくないので、宇野功芳先生の名解説で紹介いたします。

まず、楽劇「トリスタンとイゾルデ」第一幕への前奏曲と愛の死について以下に記しています。

“すばらしい名演であるが、前盤と同じく「前奏曲」のほうがいっそう見事だ。そこには命を賭けた憧れと切望があり、音楽は支えきれぬ内容を持ってうねってゆく。”

楽劇「パルシファル」より、第一幕への前奏曲、聖金曜日の音楽については、次のように記しています。

“名演だ。音楽がいっぱいの雰囲気を背負って湧き上がってくる。楽器はよく溶け合い、フォルテの部分のえぐりも深い”

“これまた前曲以上の名演である。出だしからして、いかにも即興的で、リズムが生き、泣くようなヴィブラートを掛ける弦といい、デリケートのきわみを示すフルートといい、極大のスケールといい、フルトヴェングラーの良さを堪能できる。”

ベートーヴェンの運命は、1926年に続いて11年ぶりの録音。

“全盛時代のベルリン・フィルだけに、ひびきがすばらしく、アンサンブルも練れ、フルトヴェングラーの表現の熟しており、彼の数多い「第五」の中でも、最も整然たる演奏といえよう。”

スタジオ録音ということでフルトヴェングラー的にはもの足りない演奏かもしれません。しかし、80年以上前の貴重な録音でクラシック音楽ファンは、同時期の1939年のトスカニーニの運命と合わせて必聴の録音です。

フルトヴェングラー ベートーヴェン”運命”&ワーグナー

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(07:37) I. Allegro con brio
2.(10:11) II. Andante con moto
3.(05:49) III. Allegro –
4.(08:08) IV. Allegro
total(31:45)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 8 October / 3 November 1937

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リヒャルト・ワーグナー – Richard Wagner (1813-1883)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」(抜粋)
Tristan und Isolde (excerpts)

5.(11:12) Act I: Prelude
6.(06:57) Act III: Isolde’s Liebestod
total(18:09)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 11 February 1938

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舞台神聖祝典劇「パルジファル」(抜粋)
Parsifal (excerpts)

7.(14:05) Act III: Prelude
8.(10:35) Act III: Good Friday Music
total(24:40)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 15 March 1938

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ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)は、20世紀で最も偉大な指揮者の1人で、音楽界の巨人ともいわれています。彼は音楽家の中で最も偉大だと言う人もいます。オーストリアとドイツの交響曲のレパートリー、およびワーグナーの音楽に最高のドラマ性を持たせた、比類のない解釈者であり、彼は演奏者と聴衆のための最も高い基点であり続けています。
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