こんにちは、
ともやんです。
僕が大好きで多くの影響も受けたクラシック音楽の評論家、宇野功芳さんが、亡くなって5年が経ちました。
歯に衣着せぬ批評で、ファンも多かったけど、その分嫌いな人も多かっただろうな、と想像できます。
僕自身も宇野さんの薦めるLPやCDならなんでもいいというわけではありませんでした。
いやむしろ、僕がいいと思っている録音をなぜ宇野さんは評価していないのだろう、という不満もありました。
でも、それはそれ、批評家なら自分がいいと思うもの、逆にこれは薦めたくない思うものを明確にしてくれた方が愛好家のためになると思うのです。
その点、宇野さんははっきりしていました。
宇野功芳 専門サイトを作成したい
そんな宇野さんを偲んで、そして敬愛を込めて宇野さんの専門サイトを作ることにしました。
宇野さんの多くの本を読んできましたが、そこで推している名盤を中心に紹介していこうというサイトです。
さて、宇野さんは好き嫌いがはっきりしていました。
その宇野さんらしい企画が、1989年の『クラシックの名曲・名盤』に載っています。
池内秀己氏(九州産業大学教授)との名指揮者ベスト・ナインです。
ドイツのベルリン出身の名指揮者ブルーノ・ワルターもベスト・ナインに選ばれました。
そして宇野さんのまずの推薦盤はこちらです。
コロンビア交響楽団とのベートーヴェン交響曲第2番が宇野さんの一押しです。
宇野さんは、ワルターの演奏が、今での最高を書いていました。
僕もこの曲の永遠の名盤だと思っています。
『ブルーノ・ワルター / ベートーヴェン:交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲』
ブルーノ・ワルターがその最晩年に、録音用に特別編成されたコロンビア交響楽団と録音したベートーヴェンの交響曲全集が復活。
今回は交響曲9曲のほか、レオノーレ序曲第2番、コリオラン序曲とフランチェスカッティとのヴァイオリン協奏曲というベートーヴェン作品のステレオ録音を網羅した上、交響曲第4番・5番・7番・9番のリハーサル風景まで収録しています。
いずれも日本では日本コロムビアのLPでの初出以来、一度もカタログから消えたことのない定番中の定番。名プロデューサー、ジョン・マクルーアの采配のもと、ハリウッドの音響効果豊かなアメリカン・リージョン・ホール(アメリカ在郷軍人会ホール)で、コロンビア・レコードのエンジニアたちが、アメリカのオケとは思えない馥郁たる響きを捉えたステレオ初期の名録音でもあります。
ソニー・ミュージック
後日、修正と追記いたします。
コメント