ワルターと宮本輝とモーツァルトの交響曲第39番と

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こんにちは、
ともやんです。

参加してるコミュニティの読書部で、内外の名作を数回ずつ読みながら感想を言い合おうと企画がスタートしました。

最初に取り上げたのが宮本輝の代表作にして人気も高い『錦繍』。
実は、僕は宮本輝の作品を読んだことがない。映画化された『泥の河』を観た程度。

だからわくわくして読み始めて、あっという間に読んでしまった。
錦繍の読書会は、今週末に1回目が行われ、文庫本全体で260pほどだが、最初は42pまでということで、ちょっと急いてしまったなというところです。
でも魅力的な作品で、美しい文体でもあるのでこの際、読み尽くしたいと思い、改めて読み返しています。

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錦繍とモーツァルト交響曲第39番

さてネタバレにならない程度に記します。
錦繍』の中でモーツァルトの交響曲が登場します。第41番「ジュピター」と第39番を主人公が聴く場面があるのです。

それがどんなシーンで、そしてどう発展するかは読んでの楽しみです。
ただ、僕が感じたのは、作品に登場させるくらいだから、宮本輝氏は、モーツァルトと交響曲第39番と第41番ジュピターが好きなんだろうな、ということはわかります。

ところがなんでこの2曲なのか?

この2曲は、モーツァルトの作った膨大な作品の中でも傑作です。でも個人的には、この2曲と同等、もしくはそれ以上に魅力を感じる作品もそれなりにあります。

そこで考えられるのは次の3つです。
①宮本氏がモーツァルトの作品をこの2曲しか知らない。
②宮本氏はモーツァルト・マニアで、この2曲を使ったのには理由がある。
③宮本氏はクラシック音楽に造詣は深いが、モーツァルトとこの2曲を使ったのは単に好きだったから。

すいません。勝手な推測です。
どっちにしても『錦繍』は文学として非常に美しい作品。モーツァルトの交響曲第39番も美しい楽曲です。

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ブルーノ・ワルター 名盤 モーツァルトの交響曲第39番

中学生の時にワルター&コロンビア響のLPレコードを買って、この曲の魅力に憑りつかれました。だからモーツァルトの交響曲第39番というとこの録音を忘れる訳にはいきません。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543

1.(09:21) I. Adagio – Allegro
2.(09:14) II. Andante con moto
3.(04:02) III. Menuetto: Allegretto
4.(04:06) IV. Finale: Allegro con spirito
total(32:15)

コロンビア交響楽団 – Columbia Symphony Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)

モーツァルト:交響曲第39番・第40番・第41番「ジュピター」

ブルーノ・ワルター(1876-1962)が最晩年の1957年~61年にかけて残したステレオ録音は、この20世紀最大の巨匠指揮者による膨大なディスコグラフィの中でも最重要の演奏であり、その長い音楽活動のさまざまな経験と深い洞察とが結実した、文字通り録音の「世界遺産」ともいうべき名盤ぞろい。

これらは特別に組織されたコロンビア交響楽団との緻密なリハーサルとセッションを積み重ね、音響効果の優れたアメリカン・リージョン・ホールで最新鋭の機材・技術で収録されたステレオ初期の名録音でもあります。

それらを1998年以来21年ぶりに新規リミックス&リマスターし、2020年度第58回「レコード・アカデミー賞」特別部門・特別賞を受賞した『ブルーノ・ワルター全ステレオ録音SA-CDハイブリッド・エディション』(全7巻・2019~20年発売)からの分売となる1枚です。

モーツァルトの後期三大交響曲は、ワルターがSP時代から繰り返し録音を重ねてきたお得意のレパートリー。39番の堂々たる威厳、40番に満ち溢れる悲哀と慟哭、41番の雄大な広がりと、個々の作品の特質を鮮やかに表出したワルターの手腕が光ります。

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